田沢林道
(梨木楡沢線)は、いつしかジムニー乗りに戻ったら再び走ってみたいと思っていた地元林道の一つです。
赤城山麓を右回りに回り込む、通称“根利街道”支線のひとつ
利平茶屋に向う途中より花見ヶ原を結ぶ全長12km強の林道で、今や県内でも数少なくなって来ている貴重なフルダートの一本。
グーグルマップでも衛星画像上でなら確認する事は出来ますが道として記載されていません。
逆に、ナビ頼りでノコノコ侵入してくる好奇心旺盛な一般車両(←僕もそうだけど)も少ない事から走りやすいとは言えます。
近県の「その手の林道通?」には知られた道ですが、こういう道路は生活圏とは無縁ということもあって、地元の人間のほうが逆に知らないことの方が多いんです。
僕の場合は、二十代の一時期に林道ツーリングに凝っていて、休日ともなればダートを求めていた経緯から、この道の事は良く知っています。
路肩の轍のすぐ下が200mほど何もない空間(笑)が広がるこのコースを、モトクロスばりにドリフトさせて走る仲間のトレール車に必至でついて行った命知らずな記憶が甦ります。
その後、随分と時間を空けてしまったものの…
群馬ラリーシリーズ戦Bクラスでシリーズチャンピオンに大手を掛けたチームメイトの最終戦の雇われナビとしてエントリー。
ドライバーのドライビングに慣れる為に、夜な夜な練習に通った林道の一つとして
偶然に訪れた事もありました。
入口には、いつしか、こんな看板が出来てしまいましたが
僕らの“おかげ”でない事を祈るばかリ(ぷ
分岐より1.7km程進んだところにお決まりのゲートがあります。
普段、このゲートは閉まっていることが多くて
ツーリングで来ている時は、バイクを横倒しさせゲートの下を引き摺って潜りましたが(笑)
車はそういう訳にもいかずに、潔く諦めるしか無いのですが…
この日は何故か開いてました。
これはチャンスと、そのまま気負わず突入です。
標高を上げるうちに道の所々に雪がみられるようになって来て、尾根を4つ超えた付近で全面圧雪路に変貌。
全く雪装備もない単独行で、おまけにこの日は携帯電話不携帯。
何か有ったら大変です。
強行してしまうほど子供でもないので(笑)今日のところは潔くUターン。
回りの景色を堪能しながら、ゆっくり帰って来ました。
紅葉の季節に来たら最高でしょうね。
近くに良い沢もあったので、今シーズンは全線走破も兼ねて来てみようと思います。
ちなみに、このジムニーでは足廻りが堅過ぎて
バンピーな路面では全く飛ばす気になれませんでした(笑)