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2014年 03月 15日

ヘンハックルとセパレーター

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近所のショップでハックルを探して回っているのですが
イザ買おうとすると(笑)なかなか意に叶うモノが見つからないモノですね。

なにやら巷では、ハックル自体の入荷も覚束ない…云々。

そんな話が耳に入ってくると、さすがに少し焦ってきます。



実物を見ないで購入するのは勇気がいるものですが

さすがに今回だけは

ネットでのハックル購入

を決断。

運良く(笑)希望の色味のシロモノを手に入れる事が出来ました。

魚と同様で

良いハックルと出逢うのも一期一会ですね。


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今回探していたのは『ヘン』ケープ。

店頭で気に入ったモノが目に留まれば

値段的にも手が出しやすいんですけどね。

一般的な『コック』と違って需要が少ないのか?のか
地元ショップの店頭在庫では選択の余地はなかったりします。


『ヘン』自体は、ドライフライ(ウイング材)で使われるより
ソフトハックルやストリーマー等の沈めるフライに使われる事が多い事でしょう。

しかし、シビアなマッチ・ザ・ハッチな釣りでは好都合の

儚く、危うい浮き方


を演出できるマテリアルとして、私的に、ずーっと以前より

贔屓目なマテリアル

だったりするのです。

※あまり雑誌では取り上げないようですし…僕もいちいち書かないけど(笑)

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最近発売された、ハックルセパレーター。

早速、コチラも購入して使ってみました。

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『ヘン』の拡大図

ファイバーに生えるバービュールが特徴的です。

無論、ファイバー自体もハリのある『コック』とは対照的で柔軟性もあります。

水中で流れを受けて動きを演出するのに向いているワケです。
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このバービュールが隣り合うファイバー同士と干渉し合うことで束となります。

ハックルのカタチを保持するのでれば、これはこれで好都合ですが
ハックリングとなると、こういう部分に水分を保有してしまうので
水切れが悪くてフライが沈みやすくなったり、浮き方が不安定になったりと

使い勝手は悪くなります。

(逆にソレで釣れるようにもなったりするのですが…(-.-;))

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セパレーターは、ファイバーにバービュールを付着させることで

隣り合うファイバー同士の干渉を阻止します。

こうなることで『コック』のようにファイバーがそれぞれ独立し
パラパラした感じになります。

こんな感じになればドライフライのハックルとして
機能させる気になるというものです。



ストークに付着したバービュールが、どれだけこの状態のままでいられるのか…に関して
公称では問題なしと言われています。

もしかしたら保管状態(経年劣化)や、使用するフロータント類の相性等々で

多少は変わって来ることも考えられます。

しかし、この手のフライは先きにも述べた通り

『ヘン』の特徴を活かした儚さ、危うさ売りであることを忘れてはいけません。

ファイバーのパラパラ感に絶対性を求める必要があるのであれば
質感度外視で、無難に『コック』を使っていれば良いだけの話。

その方が精神衛生上ずっと好ましいと思います。

まぁ、あくまで『コック』の代用と考えているのであれば
話は別ですが…(笑)

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『ヘン』で巻くドライフライといえば…ということで

早速、実弾仕様のガガパラを巻いてみました。

このパターンにしては少々ハックルを盛り過ぎのような気もしますが
それでもファイバーは思惑通りの放射状に広がってくれました。

『ヘン』で巻いたとは思えないイメージに仕上がるものですね。


by sureyamo | 2014-03-15 20:59 | fly tying | Comments(0)


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