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2015年 10月 25日

ルースニングシステム

ルースニングシステムは…


これは僕が実際に現場で感じたことだけど、かなり個人差があるものなんだなぁ〜というのが率直な感想です

‥‥というわけで

今回は僕が試行錯誤して辿り着いた現行のシステムバランスを紹介します

もちろん、これが絶対なんてことはありません

あくまで参考値として読み流して頂ければ幸いです






ルースニングに使用するリーダーは、基本的にドライフライで使用するモノで構いません

流れを特定してしまうのであれば、ソレにあわせてルースニングに特化したテーパーデザインもあるのでしょうけど
実際の現場では様々な流れを釣るわけなので

そうなると使い慣れたモノが一番ということです
ルースニングシステム_c0095801_06312219.jpg
手前味噌ではありますが、僕はktyのSSリーダー(14ft)の6〜7Xをメインに使用しています

これに同社『スーパーストロングティペット』(ナイロン)を接続


ティペット(リーダーを含めて)の太さについてですが
ルースニングになると途端にリーダー&ティペットを

太くしたがる

方(笑)がいらっしゃいます


前の記事にも書きましたけど、流水の場合、ドライフライ等で浮かせる時よりも
むしろ水に沈める時の方が

糸は細くしたい

と解釈しています



神流川の冬期釣場で4〜50cmクラスの箱スチ相手でも6.5X
(この記事を書いた時点ではハコスチが流れに馴染んでいなかったようで取れていましたが、後日6.5Xでは全く話になりませんでした)

解禁中のヤマメ釣りで8〜9Xがデフォルト


『5Xでも切られる』

という話も聞きますが、大概の場合それは

フライからロッドまでを含めたトータルシステムの何処かのバランスが悪く
負荷が一点に集中してしまうような無理な組み方をしていたり
糸に傷がついてたりすれば(糸の劣化もあります)


それは切れて当然


もちろん、ティペットに出来たウインドノットや些細な傷を常に気に留めて
怪しいと感じたら潔く組み直すなんてことが、当たり前で行えるのが前提ですけどね


何かにつけて『フロロ』を選ばれる方も多いと思います
それは単に『強度を追求』しての選択だと思うのですが
僕の場合は普通にナイロンで充分‥‥というか、むしろナイロン推し


その理由を語る前に、知っておきたい事実を一つ


同径比較では『フロロはナイロンより弱い』ということ

これは意外に知られていません

言い換えると、フロロカーボンというのはナイロンと同等の強度を出そうとしたら
一回り太くしなければならない

ということ

フロロカーボンは低伸張性による高感度が一番の魅力なのであり
そういう場面でこそ生きてくる素材と、自分は考えます

ゆえにフロロに『しなやかさ』『伸び』を求めるのであるならば
別にフロロカーボンである必要性って、そんなにないとは思うのですけど

どうでしょうね?





ティペットの長さですが、これは一般的には

魚の定位している水深×1.5〜2を一つの目安としています

これは流速により流される分を補正した長さということになります

当然、流速が速い場合には×2.5になることもありますが、あまり長過ぎると普通に投げられなくなってしまうので
その場合にはショットの重さで調整する事になります

ただし、ココは非常にシビアな調整になるので要注意。(後で説明します)

ルースニングシステム_c0095801_06311696.jpg
リーダー末端部とティペットとの継ぎ目付近にマーカーを装着

ティペットが細いとペグが効かない場合もあるので、その時は少しでも太いリーダー側への装着が望ましいです

写真の場合、右がティペット部になります

マーカーのペグは下側に付いていますが、上側に付けてもトラブルの頻度はあまり変わりませんから
どっちでもいいかな(笑)

ここで重要なのはマーカーからフライまで間(水中糸)はノンテーパーであること

リーダーのテーパー部にマーカーを装着している方を見掛けますが、タナを深くしていった挙げ句のことなのか
少しでもマーカーを投げやすくしたいが為なのか判りませんが、アタリの感度は確実に落ちます

水中糸にテーパーは

百害あって一利なし!


タナはマーカー移動で調整するのでなく、ティペット長で調整する

多少使い勝手が悪くても『アタリの出やすさ』を追求すべきです


流れのスジにマーカーを乗せ続ける為のメンディング操作には必ずリーダーのテーパー部が必要です
キャスティングは大変ですが、マーカーはテーパーリーダーの後に付けます

ルースニングシステム_c0095801_06312615.jpg
フライサイズは♯16〜18

ただ、少しでもウェイトが入っていた方が安定して良い結果が出ています

ショットとのバランスなのですが、ちょっと長くなるので(笑)これも後日
フライはフリーノットで結ぶのが理想です

フライから10〜20cm離して、必ずショットを打ちます
一時は30〜40cm近くとっていた時期もありましたが、今現在はこの長さです

ショットがズレて、フライに接触した状態だと何故か釣れません

そうなっていることも知らずに投げ続けてしまうことが無いよう、マメなチェックを怠らないようにします

ショットを打った所に付いた癖が取れないのもフロロカーボンを使わない理由でもあります

システム的には、概ねこんな感じでやっています

(2015年10月現在)


by sureyamo | 2015-10-25 09:57 | item | Comments(0)


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