例年であれば、この時期には
ライズの花?!も満開の渡良瀬川桐生地区ですが
今年はどうしたもんでしょう
願っても無い好条件を選んで川に立って見たのですが‥‥
何も起きませんね
ユスリカ、カワゲラ、ガガンボと
羽化は順調に始まっているのですが、水面は一向に割れる気配なし
成魚放流はすでに数回行われているハズだし
確実に魚はいるハズなのですが
なんというか魚影そのものが見られません
その代わり‥‥と言ってはなんですが
カワウの姿は激減!
駆除が効いているのでしょうね
これだけは、とってもありがたいことです
ライズの待ちの間に
ちょっとだけ回想モードに突入
初めて渡良瀬川で釣りをしたのは、確か小学校二年生の頃
対象魚も、釣り方も変わってしまったけど
‥‥あれからかれこれ、この川で44年も魚釣りして遊んでいる計算になる‥‥
というのもどうなのかな(笑)と思いつつ
まぁ、フライフィッシングという釣りに首までドップリ浸かってからも、最初の15年くらいまでは
誰かを師に崇めることもなければ、共に切磋琢磨する同胞がいた(最初はいたけど辞めちゃったしね)わけでもなく
ほとんど独学
人との繋がりや情報源が一気に広がったのは
二十代の後半くらいに、桐生市の某市民団体に入会してから
あれから‥‥でも、もう20年以上も経ってしまいました
かつては、散々ライズを待っていた凄腕な仲間たちも
二巡、三巡‥‥
当時の釣り談義を容赦なく交わせる釣り人の数も
今となっては片手ほどしか残ってません
この川で釣りをしなくなってしまった人
川の釣りを辞めてしまった人
釣り自体を辞めてしまった人
そして‥‥
他界されてしまった人
もう二度と繰り返される事のない、淡く、儚い思い出の断片達は
まるで何もなかったことのように‥‥
この川の水面に乗って
これからもずっと、忘却に向かって流れ続けていくのですね
自分とて、後こうして何年
この川に立っていられるのかな?
計算すれば、その回数を算出することは可能でしょうけど
ちょっと悲しくなってしまいそうなので
それだけは辞めておきます(笑)
この歳になると
ライズが無いと無いなりに
余計なことを色々と考えてしまいますね
ほんと困ったもんです
正午になりました
単発ながら、オオクマの飛翔も見られましたが
やはりライズは発見できませんでした
これ以上待ったところで、良くなる見込みも薄いので
今回はこれにて撤収です
ただし、この状況であれば
ある日
突如として好転するとも考えられるので
まだまだ目は離せません