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2007年 12月 25日

飽きもせず、懲りもせず…

飽きもせず、懲りもせず…_c0095801_15583975.jpg
管釣りのミッジングなんて
ただ「小さいフライに慣れるだけ…」程度にしか考えていなくて
わざわざ行く迄もない!と、タカを括っていた頃も確かにあったのだけど…

いま、毎回こうした新たな発見に胸をワクワク踊らせている自分を振り返ってみますと…ソレがなんと愚かな考えだったのか(笑)

お恥ずかしい限り。


 ありきたりのミッジングでは到底そこまで求められないであろうフライ、数々の小ワザを筆頭に、魚達の些細な仕草のひとつひとつから次の動きを「読み取る鍛錬」なんて…
どう考えても里川早春の釣りには必要なさそうなのですが

きっと何処かの現場で役に立つ事が
ある!と信じて(笑)
日々精進。


この池の、サクラ鱒のミッジングは相変わらず面白いのだけれど
フッキングさせる迄の過程とランディングの難易度でいったら
大概の常連さんは、レインボー相手のミッジングが最も難しいと…感じているはず。
フライに対する見切りの『良さ?』でいったら、サクラ鱒君達には悪いけど…比較にならないかも知れない。

水面を風が駆け抜ける午後。
捕食の対象がユスリカから極小テレストリアルによるスペントのステージへ移行すると、ここのミッジングの難易度は一足飛びに跳ね上がってしまう。

 池の周囲に響き渡る(野郎共の)悩ましい「喘ぎ声」聞こえて来たら…その時が訪れて来たと思って、ほぼ間違いない。


飽きもせず、懲りもせず…_c0095801_1602977.jpg

※ここでのライズの救世主的存在は、やっぱりこんなユスリカ。
ハッチが有りさえすれば大概の場合、主導権はコチラ側が握れるはずだ。
 フックサイズは♯28。今回ハッチのアダルトからステージを逆算すると、サイズ的には「いい線」行ってるとは思うけど…既に厄介な極小昆虫の捕食が目立ち始めていている。

こんなフライで取れるライズも、きっと「今のうち」なんだろうなぁ…。


飽きもせず、懲りもせず…_c0095801_155982.jpg

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※ストマックポンプからは…ちょっと判り難いけど、イマージングガスで煌めくピューパ達が続々と出て来た。
このギラツキ加減はマニアなら…ちょっと無視する事はできないトコ。

シャレーに出してしまうと認識する事は困難だから…こうして透かせてみられるシースルーストマックポンプ採取瓶があると重宝する。


飽きもせず、懲りもせず…_c0095801_15592921.jpg

※シャックから抜け出したばかりのアダルト。
これは別ストマックから出て来たモノだけど、
この状態で食われた…というより、直前のピューパのステージで食われ…腹の中でシャックから抜け出したような印象。
それほど迄に無傷で、まるで見本のような状態。

 弓反りになったボディーは、大気中にやっと出られたって感じで、思いきり背筋を延ばしているようにも見えるけど…
残念なことに、この時点では既に溺れ死んでしまっていた。

by sureyamo | 2007-12-25 16:17 | under ♯20 Maniaccs | Comments(12)
Commented by 江戸のゴリ松 at 2007-12-25 17:00 x
inaちゃん

このエントリーを待ってました!
しかし、極小昆虫は・・・、まだ解明されていないみたいですね?
うぅ~ッ、ウズウズしてきた!我慢出来ない!行かなくちゃ!!!
前回の反省点をクリアしないと・・・年越せません!
Commented by oyabun at 2007-12-25 18:01 x
お世話様でした~。
いやぁ~舐めてかかるととんでもない事になりますね(^^♪
でもその中からこれと決めたフライで釣れるとうれしいものですね。
なんか久々にミッジ増産体制にはいりました(笑)
写真はやっぱり1Cmマクロにはかないませんね!
Commented by Led.Zep at 2007-12-25 21:44 x
今晩は。
日曜日はお世話になりました。

しっかし、ホントにニジマス達には参りますね。日曜日は手も足も出ませんでしたから(汗)
近づいて来たと思ったら離れた距離で反転くれるなんて非常に憎たらしい限りです。
無論、今週末も突撃は決定です!
Commented by Rolly at 2007-12-25 23:48 x
塾長、みゃ~~~どです!!

止水だからなのか、それとも管理釣り場という環境(サカナがオーバーストック気味とか、日常的にフィッシングプレッシャーが高いとか)がそうさせるのか、ポンドタイプのカンツリのミッジングは川よりも数段難しいなぁ・・・とボクも実感してます。「流れ」があるということは、随分こちらにアドバンテージがあるんだなぁ・・・と思い知ったのもカンツリでのことでした(^^;

でも、そんな中でのさらなるやっかいな極小昆虫・・・シャーレに混じってる、このブユみたいな虫がそれですか??う~~・・・と唸ってしまいますね(^^)だけどもだけども・・・ぜひ一度行ってみたいっす(爆)
Commented by にほん兵 at 2007-12-26 04:28 x
透明チューブの写真気になりますね~~~。
今までシャレーに出していたので分かりませんでした(汗)

>イマージングガスで煌めくピューパ達

なんだか面白いすネ♪
Commented by kataoka at 2007-12-26 09:13 x
inaxさん おはようございます。

>既に厄介な極小昆虫の捕食が目立ち始めていている。・・・奥が深いですね。
観察、タイイングともに楽しみも悩みも尽きない感じですが、読んでいてほんのちょっと新たなフライの世界に爪先踏み込んだ気がしました。
先週、本年の納竿したはずなんですが、また行きたくなりましたよ~(笑)
Commented by inax at 2007-12-26 09:18 x
☆ゴリさん

>このエントリーを  …えっ、待ってたのΣ(゚Д゚)!
ゴリさんねぇ…
この虫で勝負しようと思ってる?
そう言いながら、自分も勝負しようとしているんですけど…
二人揃って、たぶん留年確定です。
Commented by inax at 2007-12-26 09:24 x
☆おやぶん

お疲れ様でした。
久しく釣りしていなかったのは、キャスティングでバレバレでしたね(笑)
でも結局、なんだかんだ言いながらも…釣ってたじゃ〜ないですか。
コンデジのマクロは最大値で固定フォーカスにして、被写体の方で焦点距離を調整した方が良かったですね。
どう頑張ってもチューブの表面にピンが来ちゃいます。
Commented by inax at 2007-12-26 09:36 x
☆Led君

週末修行お疲れ様でした…で、早速今週末も?
こういう修羅場は連ちゃんで来ないとね。良い傾向です。(笑)
ニージー君の、あの「間合い」は一体何なのでしょーかね。
今迄の経験を踏まえ、いま頭の中を整理しております。
Commented by inax at 2007-12-26 09:50 x
☆Rollyさん

毎度だかね。
止水のミッジングは、魚に方向性が無い…という意味では難しいですね。
またフライにスレるのも、もの凄く早い気がします。
アレなんか、魚同士が通じあっているとしか思えないですもん(笑)

極小の昆虫は、いまのトコロは「アブラムシ」の仲間という認識ですが、ハッキリした事は未だ…。でも陸生昆虫であることに間違いはないようです。風が吹く事で水辺の虫が飛ばされるので、目安は「風」。そして当然、風下の吹きだまりがキーとなります。
Commented by inax at 2007-12-26 09:58 x
☆日本兵さん

イマージングガスは、写真などで知識として理解している方が殆どだと思います。
ですが、実際に自分の目で見る事を強くお薦めしますよ。
自分なりに解釈して結果に結びつける事。
この釣りの最大の面白みは、まさにソコにあると思うのです。
Commented by inax at 2007-12-26 10:12 x
☆kataokaさん

>先週、本年の納竿したはず…
えっ、それは少し早くはないですか?(笑)

新しい発見はソコら辺にゴロゴロと落ちていますね。
ただその事に、我々が気がつかないだけなのでしょう。

こんなフライフィッシングから、様々な自然事象に興味を持つキッカケになった方も多いのではないでしょうか。


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