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2008年 04月 15日

流れの中のライズフィッシング

流れの中のライズフィッシング_c0095801_1852863.jpg
先週の雨の影響による増水も、今の時点で随分と引き摺っている感じではありますが

水の色はご覧の通りに回復しました。

随分と水量が…と思われる方も多いと思いますが

GW前の渡良瀬は基本的には常に減水状態。

このくらいの水量は、そんなにビックリするような量でもありません。


それにしても、渡良瀬川の足利地区も

今年はたいぶ流れが変わってしまいました。

流れのぶつかるテロラの際は、相変わらず深く流れでえぐられていて

例年よりも随分と深そうです。

こういった太くて強い流れが、結果として渡良瀬の本流ヤマメを育てていくことになるのでしょう。


流れの中のライズフィッシング_c0095801_18575860.jpg

まるで洗濯槽を連想させるような、こんな荒れた流れの中でさえ

その気になって探せば、実は結構な頻度でライズを見つける事ができるものです。

ただ…それはどれも「一時的にスイッチが入った」ようなライズがほとんど。

モタモタしていると瞬く間に終わってしまう類いのモノであって

ダラダラといつまでもライズが続く事は稀です。

ライズを見つけてから、実際そこにフライを流せる時間は

十数分あるかないか。

こういう早い流れでは、ヤマメはフライを選んで捕食を躊躇する事などは滅多にありません。

フライを見切られると、ついついフライパターンに活路を求めがちな我々ですけど

やはり「ドラッグ」を疑うべきなのでしょうね。

ナチュラルドリフトと一言に言っても、その寛容度は人により結構マチマチ。

これはアプローチアングルにもよるのでしょうけど

微細な縦方向のドラッグに関しては

実は投げてる本人が一番気がつき難いもの。

…とはいうものの、この写真のような激しい流れの中に

フライを自然に流せる時間など、たかが知れています。



ついつい流れの迫力に圧倒されてしまいそうですが

ゆっくりウネルようなスローウォーターでのドリフトなんかに比べたら

よっぽど釣りやすい流れです。

今年もまた、GWの渡良瀬行脚に中京地区から仲間がやって参ります。

もちろん、こんな流れもご案内する予定でおります。

by sureyamo | 2008-04-15 19:00 | river | Comments(6)
Commented by k-nakadi at 2008-04-16 12:31
塾長、こんちわ!

流れの中のライズ。フライを見切られたり出たけど食いそこねで乗らなかったり、
ドラッグが掛かってても出ちゃったりするからフッキングできないとライズも止んでしまって。そんなことよく経験します。

今年は少しだけ滞在といったような渡良瀬行脚になります。
いろいろとお世話になると思いますがよろしくお願いします。
Commented by 山猿 at 2008-04-16 21:40 x
塾長、みゃ~~どじゃにぃ~

先日の本流あまご、このような流れで出ましたよ。
今までは割とフラットな流れで短めのシステムでティペットの存在を消すことばかりに重点を置いていましたが、この前はとにかく長いシステムでフライをレーンに落とし恥ずかしいほどの大きなメンディングでフライ先行型で釣りましたわ。 長良川の達人はやはり今までと同じく、レーンの向こう側にフライを落とし手前に強く引き寄せティペットを沈めて釣っていました。 ただこの流し方ではやはり1mも流せばドラグが掛かり、直ぐにピックアップそしてまた出返し早く・・と言った釣になります。 達人はライズリングそばでフライを処理しますが、私は2~3m上流でフライを処理し流し込む形。 どちらが良いのか迷うところですわ。
その辺、塾長はどう思われるのか 教えて~~~~~
Commented by Rolly at 2008-04-16 23:10 x
塾長、みゃ~どです!!!

うげっ・・・こんな感じの流れ・・・先日の蒲田川のC&R区間、二日目に
嵌ったライズがまさにそれでした。
僕なりには上手く事が運んだつもりで、サカナも実際には食べにきてくれるものの、セットフックできなかったんです。
ラインの先端がこのヨレに揉まれて沈んで・・・・・。とりあえずラインをKTY2で浮かそうとしてみるものの、やはり根本的な解決には至らず、全部のライズをサカナに反応させて取れずに消してしまいました(涙)
フライそのもののドラッグフリーも然ることながら、水面に乗ってるライン、やリーダーなど、フライから遠いところにあるものが受けるドラッグにも細心の注意を払わないと、、、ですね。反省。
Commented by inax at 2008-04-17 11:28 x
nakadiさん

おはよーございます。
フライ云々よりアプローチやドリフトの融通が問われますね。
ただ、こういう流れは修行次第である程度は克服する事は出来ますよね。
理屈では、それっぽい事は色々言えますけど…結局は場数。
数々の失敗の中から学ぶしかありませんよね。

渡良瀬行脚。お待ちしております。
Commented by inax at 2008-04-17 11:28 x
山猿団長

毎度でーす!
アチラを立てればコチラが立たず…といった感じですね。
流れが相当に複雑な時や、様々な事情でフライに出る位置が、平常ライズしているポイントよりも下流にもつれ込みそうな場合には、ドラッグフリーの距離を後半に稼ぎたいのでライズギリギリまで操作する時はありますね。

ただし、魚がフライを認知しているポイントは一律ではない(個体差が大きいように思います。)ですし、そのポイントを探る意味で、ライズの前段階のドリフトもお座なりには出来ません。
この「見せるドリフト」と「食わせるドリフト」のどちらの比率を優先させるか…によって、フライを落とす場所は全然変ってきますけど…
ラフな水面を上手く隠れ蓑にして、無理矢理1回のドリフトで釣る必要もないと思いますね。
Commented by inax at 2008-04-17 11:28 x
Rollyさん

みゃーど!

こういう流れは、一度にやらなきゃならない事が沢山ありますね。
ラインもリーダーもティペット…そして当然フライもそうですが、こういう流れは完全に浮かせる事が大前提。
一カ所でも沈む部位があったら操作性、フッキング性能までもガタ落ちですね。
結論から言うと…ヤッパリ長いロッドには敵いません。(笑)


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