Down & Across

inaxff.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 04月 30日

gap

c0095801_2212672.jpg
前日の天気予報では日中は20度を超えるという話だったけど、この日の市民広場前のプールは、いつになく肌寒い朝を迎えた。
期待された朝の「見込みライズ」も思い切り予測が外れてしまったけど、ハッチはダラダラと続いているらしく、手の届かない流芯の向こう側で「観賞用ライズ」は延々と繰り返されている。
c0095801_221556.jpg
今朝、この市民広場には名古屋から夜駆けでnakadi君が乗り込んできてくれた。今日からの三日間は、ここ渡良瀬川桐生地区を中心としたマッチング・ザ・ハッチの釣りにどっぷりと浸る予定なのだ。
c0095801_2221776.jpg

中京地区を中心にフライフィッシングを展開している彼は、今年はシーズン当初から長良川における本流のライズゲームに本腰を入れていて、地元の常連の方々との交流を深めつつ、今現在も様々なノウハウを吸収している過程にある。
c0095801_223170.jpg
「本流のライズを釣る」という事では、長良川も渡良瀬川も基本的に同じなんだけど、それぞれの川の特性に沿って、釣り方もシステムも…こうも違うなんて。
彼と共に釣りをする事でマジマジと知る事となった。

長良を釣る彼のシステムは、どんなフライを使用してもキッチリとターンオーバーする事を念頭に置いて構築されている。それは釣り方を見ても一目瞭然だ。
フライはフィーディングレーンを飛び越してターンオーバー。(フィーディングレーンまで)意図的に引き戻された後、テンションから解放されたフライは極めて短い距離をドリフトされる。
この「引き戻す」という行為は、ティペット先端の水面張力を破りながら、フライの軌跡で位置を確認する(特にミッジ)意味が込められている。ただ…当然その代償としてドラッグフリーで流せる距離はかなり短い。
ドラッグが掛かる前に「フライを食わせてしまおう!」という釣り方。
…だから、フライをプレゼンテーションする位置も、我々が考えている位置よりライズにかなり近いのも特徴だ。
ミスキャストでのやり直しがライズに与えるプレッシャーも大きいから、おのずと緊張感を伴うアプローチになる。


ただ…15ヤードもラインを出せば、その間に大概「ヨレ」の一つや二つが介在するこの川では、そう上手く事が運ぶことは少ない。

この川では遠投力を駆使して遠くのライズを狙う…というよりも、ミドルレンジにおける精度の高いナチュラルドリフトが重視される。
ドリフト距離も、もっとずっと必要だから、スラックは最初入るだけ大量に入れておいて…余分なスラックは、手前の流れを修正する時のメンディングで相殺する。
基本的にフライは「投げきりで操作しない」というのが、この川での我々の常套法。(というか自分流に過ぎないのだけれど…)
c0095801_223242.jpg


そして今回、そのギャップに終始悩まされてい続けたのは…
まぎれも無く彼である。

それでも一日を通した釣りの中で、彼の中での打開策はあったようだし…
この日の最後の最後には、ご覧のように見事に結果を出してくれた。
c0095801_2235949.jpg

c0095801_2242018.jpg

このノウハウが、地元に持ち帰る「カタチのないお土産」のひとつになったのなら
これ程嬉しい事もないのだけど…

ちなみに、この時のストマックはこんなスピナーばかり。
c0095801_2243236.jpg


さて、こんな調子で始まった渡良瀬行脚。
残り二日間の釣りでは、いったいどんなドラマが待っているのだろう。
次の同伴釣行は、明後日の渡良瀬川最終日。

by sureyamo | 2008-04-30 02:21 | River fishing | Comments(15)
Commented by トーマス at 2008-04-30 11:04 x
本流の太っとい流れのライズ取り・・・
スタイルにそんなに違いがあるんですね。

最近私が経験したのはKツラの最下流のライズ。
尺超えには全く歯が立たず、知り合いのルアーマンに40近いのを捕られました(爆)
やっぱり精進あるのみですね。www
Commented by 練馬の住人 at 2008-04-30 11:04 x
まずは結果を出す事が出来てよかったです!
大役お疲れ様でした。次回は更なる期待をされているのではないでしょうか(←プレッシャー)
GW中の天候もいいようですから、あとはヤマメが出て活性が上がるといいですね。
Commented by 山猿 at 2008-04-30 22:16 x
塾長、まいどだにぃ~~~

このエントリー、痛いほど感じる物がありますわな。
と言うのも2月から今までの長良川で、試行錯誤した問題なんですよね。
塾長達が2月にこちらに来た時にこのギャップは感じておりました。
その後、あれ~これはやっぱ違うな、うんやっぱ良いのか? なんて思いながら今の本流域を攻める上で感じたことは、やっぱ塾長スタイルにたど思ったわけですよ。 ヨレの中ではやはり塾長スタイルの方が魚は出やすい。 ティペットの存在を消すことを優先するのか、ナチュラルドリフトを優先するかの違いだと私は思いますが、前者は(短いシステム)は後者をクリアすることが出来ないが後者は(長いシステム)前者をクリアすることが可能だと感じました。  (続く・・)
Commented by 山猿2 at 2008-04-30 22:16 x
16ft~18ftをターンさせるのは至難の業、でもループ形状やラインが落下する前の処理でターンさせることは出来なくもないのですよね。 その後同じように手前に引き寄せれば、ティペットを沈め気配を消せる訳なんですよね。 どちらにしてもこの処理をした場合は流せる距離は限られる、ただフライからラインまでの距離が遠ければ魚に与えるプレッシャーは軽減される、と感じて塾長スタイルをただいま特訓中なのですわ。 長いシステムは確かに風の吹く春先の釣ではトラブルが続発します、それを少しでも解消できるようにリーダの長さ・太さ、そしてティペットの長さ・太さを模索してる状況ですわ。 まだまだ結論が出ませんが、この先何年もかけて答えを出して行こうと思っていますよ。
Commented by inax at 2008-05-01 07:42 x
トーマスさん

こんばんわ!

本流のライズゲームは、その時々の状況に大きく左右される釣り。
訪れた希少なチャンスを無駄にしない為に、これはもう場数を踏むしかありませんね。お互いに精進いたしましょ!
Commented by inax at 2008-05-01 07:42 x
練馬の住人さん

おはよーござーます。
今回の4日間(一日は仕事で行けませんでしたけど)全て違う条件で、ライズも安定せずに苦戦しました。
一番の問題は、やっぱり魚影不足。ハッチは良好なだけに残念です。
ヤマメ一匹の重さは、今回は一段と重かったですよ。
Commented by inax at 2008-05-01 07:42 x
山猿団長

毎度ですがなぁ
気合いのコメント!ありがとうございます。
こっちを取れば向こうが立たず…難しい課題ですね。

ティペットは浮いていたって…以前は別に普通に釣れていましたわけですし
やはりまず優先されるべきは「ドリフト」なんだと思います。
ティペットの存在を消す事に躍起になって、ドラッグに対する感覚が幾分おざなりになってきている部分があるように思えますしね。

長いシステムを使うのは(自分は)ターンをさせにくくさせる為ではなく、ターンするまでの時間で、何が出来るか…だと考えております。
上手く言えてませんね(笑)

ターン出来ないようなシステムは、長短に関わらず使えません。やはりターンは基本。そういう意味ではそれぞれのシステムは全く同じだと思ってますよ。
そこら編の事が「切り込み隊長」に上手く伝わっていると良いのですけど…。
Commented by shou at 2008-05-01 09:42 x
INAXさん、ご無沙汰しております。

こういった状況に私も度々出くわしますが、同一のシステムを状況に合った形で当てはめる事の重要さを痛感させられます。

そこに風なんかが絡むとほんとに厄介な状況に・・・・・・・

今度予定を調整してそちらにエントリーしようかと、秘かに企むshouでした。。
Commented by kataoka at 2008-05-01 11:28 x
inaxさん まいどです

ご無沙汰してます。
プレゼンの仕方も参考になって、いろいろ頭を駆け巡ってますが・・・、ほんとの理解は、実際に何度も川に立たないと理解はできないんでしょうね。
まずは洗礼を受けるべく近々お邪魔する予定です。ご都合あえば、宜しくお願いします。
Commented by あま党 at 2008-05-01 22:58 x
コメント読んでるだけでも為になります。
機会があれば手取り足取り・・・・・お願い致します。
Commented by tokyo_terry at 2008-05-01 23:45
inaxさん、こんばんわ!!
nakadiさんの少し“テレ”を含んだ表情が“彼らしい”雰囲気がしっかりと伝わる写真ですね。良い旅をしてるんだなぁと、思いながら拝見させていただきました。
Commented by inax at 2008-05-02 07:00 x
shouちゃん

おはよーございます。
皆さん、悩みどころは同じなのでしょうね。
今年のKはどうでしょうか?
ヒゲナガに絡めた方が釣りを組み立てやすいのでしょうが…この季節は昼間のライズにまだまだ拘りたいものですね。
Commented by inax at 2008-05-02 07:07 x
kataokaさん

おはようございます。
こちらこそご無沙汰しちゃってます。

是非遊びにいらして下さい。
良い状況に出逢えるのか、ちょっとお約束は出来ませんけど、まずは現場に立たないと…ですよね。

3日は仕事。6日は別の予定が入ってしまいました(-.-;)
4、5日は河原に出ますので、都合が付きましたらよろしくお願いいたします。
日焼け止めを忘れずに…(笑)
Commented by inax at 2008-05-02 07:14 x
あま党さん

おはようございます。

文章じゃ上手く伝えられませんね。

先生は、いつも川の中で泳いでおります(笑)。
授業料(入漁料)を払って、どんどんにおそわりに行きましょー。その時はご一緒させていただきますよ。


Commented by inax at 2008-05-02 07:18 x
terryさん

おはよーございます!

ねっねっ!(笑)
いかにも彼らしい表情ですよね。

今回は隣でチャンと「その瞬間」に立ち会う事ができましたよー(爆)
スケジュールは些かハード気味ですが、素晴らしい思い出が刻めたなら幸いです。




<< final!!      prologue >>