カテゴリ:River fishing( 312 )


2015年 04月 15日

捕食スキル

c0095801_820975.jpg
放流日から連日の雨で
渡良瀬川の水位も若干上がっています。

それに伴い、この白濁した水色がなんとも嫌な感じ。

それでも正午になれば、オオクマまじりの複合ハッチは絶賛継続中。

魚の活性が上がり、更には成魚の補充もあってか川沿いに飛び交う川鵜やサギの様子も、どことなく忙しさを感じさせます。

放流直後からライズを始めたヤマメ達。

最初は流下物に対する捕食行為も覚束ない感じで、美味しそうなオオクマが流れて来ても、無視してみたり…
かと思うと、散ったサクラの花びらにライズしてみたりと、はちゃめちゃなライズだったわけですが…て

二日たった今日のライズは、流れ来る水生昆虫をシッカリ捕食できるようにまでスキルが上がっていました。

c0095801_8195437.jpg
こうなってくれないことには、この釣りが成立しませんからね(笑)

小雨降る昼下がり、ほんの一時間だけの釣りでしたが15匹釣るのはワケのないことでした。

そんな様子を、少し下流の葦際から熱視線を送ってくるのは、先ほど追い払ったばかりのサギ。

僕がこの場を離れるのを確実に待っています。


今の時点では釣り人には川に入ってもらうことが、こんな天敵からヤマメ達を守ることに繋がります。

放流直後の魚で趣に欠けるかも知れませんけど…どんどん釣りに出掛けて下さい。



by sureyamo | 2015-04-15 08:19 | River fishing | Comments(0)
2015年 04月 11日

癒しの神流川

c0095801_20040433.jpg
下界は既に散ってしまった桜も、上野村では七分咲き。
見頃は来週一杯といったところかな。




渡良瀬川で、なかなかヤマメ達に遊んでもらえないフラストレーションの解消に、私的『鉄板』とも言える神流川C&R区間で、一日ミッチリ癒してもらおうと訪れました。

今日は一般区(東部)の成魚放流日ということもあって、鬼石街道は釣り師とおぼしき車列が断続的に形成。しかし、意外にもC&R区間についてみると釣り人は役場前に二人ほど。

自分的にはかなりゆっくり目のスタートだったが…本当に今日は土曜日だよね?と一瞬不安になってしまうほど空いている。


『渋い』『釣れない』
そんな噂がSNSで流れているのかどうか、定かではないけど…

こんなに釣れる川なのに、訪れる人が少ないなんて、実に勿体ないですね。
c0095801_20041877.jpg
雨の影響か水量は若干多め。
前回の来たときより、ドライフライで出そうな流れはかなり絞られていた。

最初の一投目。

ヤマメの好みそうな流速をトレースする♯16のCDCダンは核心部を少し下った場所でイキナリ引ったくられた。
今日は幸先が良さそう。

c0095801_20042305.jpg
まだライズはないものの、ヤマメ達はかなり水面を意識しているようで、随所でフライに反応してくれる。

しかしどういう訳か、ここから四連続のフッキングミス。

喰いが浅いのか?

一応フライをチェックしたら、なんと『首つり』状態。(-.-;)
貴重なチャンスを四回も、こんなケアレスミスで失ってしまったワケね。

INAX流CDCダンは一般的なCDCダンより空気抵抗があるらしく、細いティペットでスラックを過剰に入れるとティペットが絡んで首つりになりやすいのです。
フリーノットで結ばなければならなかったのを、横着をしてクリンチノットで結んでしまったのが原因だったみたい。

朝方から降り続いていた雨足も、やがて上がり
雨雲の切れ間から日が射すと、にわかに虫っ気が出て来るのだけれど、それも長くは続かない。

魚は終始上ずりたくてしょうがない…という仕草を見せるのだけれど、肝心の羽化に勢いがないのは、多分こんな優柔不断な天気のせいだろう。
c0095801_20042752.jpg
こんなヤマメ達の心情と羽化のタイミングは、なかなか一致することはなく、この中途半端な状態はダラダラと続くのだった。

流れに見られるヤマメの…特に尺近い良型のヤツに限っては、川底にへばりついたまま全く上を見ようとはせず…

こんなヤツは迷わずニンフを流し込みたくなってしまうのだけど、今日はとにかく渡良瀬の鬱憤をはらしたいので(笑)

ドライで釣らないことには…

c0095801_20042987.jpg
釣れた魚のストマックは、やっぱりニンフがメイン。

それでもドライフライを良く追ってくれて…
結局、最初に結んだフライを変えることなく午前中に二桁を達成。



漁協さんにご挨拶(&昼飯)で中座して、午後は役場前に移動。


流石に役場前は多くのフライマンに入れ替わりで責められているようで、ライズに流したフライは突かれ、キスされ(笑)全くフッキングの気配がありません。

c0095801_20043271.jpg
…となれば、伝家の宝刀の出番。

♯22〜24でミッジングを始めたところ、あっけなくバタバタと釣れはじめてしまった。それも見限られはじめたら、今度はティペットを0.3号から0.2号へ…という具合。ライズしてくるヤツは片っ端から相手にしてやりました(笑)


気がつけば時間は16時。

ここまでヤル予定ではなかったのだけど、ライズの釣りは時間の感覚を麻痺させてしまいますね。

この日はドライフライでも、優に50発以上は反応(未フッキングも含め)してくれて…運良く、その過半数をランディングまで持ち込むことができました。
c0095801_20043596.jpg
当日、一緒に入った太田の釣り仲間も、かなり良い釣りをされたようで大変喜んでおりました。

やっぱり、なんだかんだ言って…
神流川C&Rは魚が居るし、ちゃんと釣れる
ということを再確認したのでした。

たんまり癒してもらったので
心置きなく渡良瀬で玉砕出来るというものでしょう。





by sureyamo | 2015-04-11 20:15 | River fishing | Comments(0)
2015年 04月 09日

スーパーハッチ


c0095801_22055263.jpg
昨日よりは緩んで来たようだけど、それでも今朝は充分過ぎる寒さ。

今回は更に上流のポイントへ幾分早めに現着。
少しだけ白い濁りがキツいようだ。

昨日と同様でツバメの飛翔が激しいのだけれど、上流のお目当ての流れは全く沈黙したまま。
いつものように、このまま待っても良いのだけれど
やはりどうしても『昨日』の下(しも)が気になる。

昨日自分のフライでバラしたばかり。
仮にライズがあったとしても、そいつが相手である以上一筋縄ではいくハズはない。

このまま未知の(新鮮な?)ライズを見つけるまで、ここで待つか…
昨日の反省を踏まえ、再び下って挑戦するか


本当に迷った。


しかし、今日も何かが起こる気がして
一か八かで再挑戦の方を選ぶことに…(懲りないね)

前回の記事で縁のなさを強調していた、その舌の根も乾かぬうちに
復縁を迫ろうというのだから、我ながら…(-.-;)



正午少し前だが、昨日とはちょっと様子が違う。

水面にはオオクママダラのハッチが始まりかけていた。
c0095801_22054825.jpg
それは僅か数分後にはおびただしい量となった。
まぎれも無く今期初のオオクママダラ、スーパーハッチ。

水面に乗る特徴的なV字ウイングが、水面の至るところでシルエットとして浮かび出していた。

お目当てのライズは…もちろん繰り返されていた。

僕が着いた頃には、ライズとライズの間隔は十数秒と空いていない状態。
ライズしているのは、昨日僕がヤラカしたヤマメにほぼ間違い。

次々に流れるダンには全く目もくれず、逆に水面に浮かぶ虫を、むしろかわすかのように水面を裏からえぐるようなライズ。

お気楽に、帆立のダンなど流す気にはなれないモノだった。

水面の流下チェックで、まずはオオクマのマスキングを推測。
シンクロして羽化しているコカゲロウ、フタバ、ガガンボを疑ってみることに…

もちろん一応、オオクマDDとFNを流してみたのだけれど、やはり異常なし。
少し反応した(水面に変化はないのだが)のか、ドリフト以降はレーンを下流に移してきた。

ただ幸い?なことに、今回は全くライズを止める気配はない。

そこからは怒濤のフライローテーション。



されどいずれのフライにも反応なし
手負いのヤマメである以上、一般的なローテーションでは歯が立たないようだ。

最終的にライズを最下流部石裏のヨレ(デルタゾーン)に追い込んでしまうカタチとなり、ヤツもソコでしかライズしなくなってしまった。

ソコから出てくれない事には、どーにも話にならない。


まぁ、いくらなんでも昨日の今日。

ナーバスなのはわかるのだが…
見事なライズフォームを散々見せつけられてしまった。

今日は完敗。
それは素直に認めます。

僕以外のフライで試してもらいたい。
明日は仲間が挑戦する。




判りにくいと思いますけど、対岸の長くて白い杭の映り込みの部分に注目。
20秒ほどの動画ですが4回ライズしています。
フルスクリーンモードでどうぞ!


by sureyamo | 2015-04-09 22:24 | River fishing | Comments(2)
2015年 04月 07日

サプライズイベント

c0095801_8102630.jpg

春雷 夕立 にわか雨 みぞれ 雹 そして…雪 
 
非日常的な天候は時として魚達のスイッチを入れてしまう…ということは良く聞く話だし、実際よくある。

その原因は、気圧の急激な降下でハッチに変化があるとかないとか…

以前はそんな(もっともらしい)話を又聞きで聞いたことがあるのだけれど
僕自身が体験してきた中で言わせてもらうとするならば、そんな間接的なことよりも…
もっと魚の心情に呼びかけるような何かがあるような気がしてならない。

昨日は季節外れの霙(雪)が降った。
気温も一気に逆戻りで、釣りの条件としては魚側にとっても人間側にとっても
プラスの要素は何も見当たらない。

…だけど事情を知っている(笑)僕としては
こんなチャンスを見逃すわけにはいかない。


正午を目前に、羽化は(恐らく)ピークだったのではないだろうか。
水面を飛び交うツバメの数は尋常ではなく、よくもまぁ空中衝突しないモノだと感心するくらいだった。

傘を差しながら、まずは橋の下を覗き込み…
そこから上流に向かって土手の上から水面の変化を探して回るのだけど、降りしきる霙まじりの雪と、その中を飛び交うツバメ以外に格段の変化はない。

さすがに無いのか?

…と、最後の最後に再び橋の下流を覗き込んでみると
下手のヨレの中で、一度だけ水面が揺れるのを見つけた。

それがライズだと確信したのは、三度目の揺れを見つけた時だ。

寒いし、レインジャケットもないし…
と少しだけ悩んではみたものの、数秒後には車に向かってダッシュしている自分が…(爆)




ライズはヨレの中を移動しながら行われていた。

さすがに、そのヨレにフライ流し込むのはリスクがあるので
魚がメインのヨレから逸れて手前の弱いスジに入るタイミングで掛けてしまおうと思いスタンバイ。

実は先日、全く同じ場所でオオクマのライズを見切られていて…そんな事もあって今回は
流下物を再チェック。

今回はコカゲロウのダンがやたらと目についたので、色を合わせた♯16CDCダンを結んである。
こんなフライ、普段から使わなくなって久しいのだが
今日は雪の力を信じてみた。
c0095801_8102020.jpg

勝負は一発で決まった。

さほど大きい魚ではなかったが、これでもか…と言うほど水面でローリングされた。
あれ、ちょっとヤバいかも?

グリップに伝わってくる感触が微妙に変化した、その刹那…


ティペットはフライの結び目で切れてしまった。

ライズしていたのは、この一匹のみ。
よって、これにて終了。

ティペット切れなんて滅多になく、今回も一応チェックはしてあったのだけど…
切れる時はこんなモノなのかも知れない。

自分の場合は案外と、運に助けられている事も多々あったりするから
あまり深くは反省しないように思う。

魚との出逢いも、所詮は

割り切った思考で未練を潔く断ち切ることも
ミスを引き摺らせないという意味では大事かなとも思う。

次の御縁に期待しよう。

by sureyamo | 2015-04-07 18:56 | River fishing | Comments(0)
2015年 04月 05日

日曜日の神流川

c0095801_20030825.jpg
今日は終日、チビの子守りDay。
日曜日の釣りはおやすみ…なんてことはなく(笑)

チビが兼ねてからお気に入りの上野村の“しおじの湯”に連れて行く!というのを口実に
チャッカリ釣行を敢行。



ウチのチビは先々月に三歳になったのですが、早産による低出生体重児だった為に
同い年の子供と比較しても一回り小柄。
バランスが取りづらいのか、普段から蹌踉けてばかり。
少しでも目を離すと、いつもすっ転んでばかりで、ひと時も目を放すことが出来ないのです。

※前日なんて、車高を上げたウチのジムニーの助手席から頭から転落。脳神経外科でMRIを撮って来たばかりですから。(幸い異常はありませんでしたけど)

そんなのを引き連れて釣りをするなんて、ほぼ不可能に近いんですよね。
今のトコロは車の中でも大人しくしてくれていますし、流れの畔の河川敷に駐車スペースのある神流川C&R区間なら
なにかと目が届きます。

実際には数分毎に気になって仕方が無くて、釣りにはなかなか集中出来ないわけですが…
それでも我が釣欲は、そんな思いをしてでも…と、少しだけ上回っているようです。




時間は10時半。
チョコと釣って温泉に釣行すれば、風呂上がりで丁度お昼!という段取りです。

まぁ…釣りがチョコ!で済めばの話ですけど(笑)





既に流れの中ではライズが散発で見られます。

時間がないので、いきなり核心的なフライパターンでライズを直撃していきますが
コレが意外にも出ない。

流石にC&R区間の魚だけあって、瀬に入っている魚もかなり調教済のようです。
レーンを微妙に変えながら執拗に流していると…
最終的に出るには出るモノの、なんかハナで押しているような感じでフッキングするような気配がまるでありません。

そこでフライを変更したら
どういう訳か全てフッキング?!。

余程、このフライが気に入ったのかしら?(笑)
別に普通の●●●なんですけど。
c0095801_20032246.jpg
まぁそうは言っても、フライに出て来るのはライズしたポイントよりもちょっと下流。

フライを観察しながら一緒に流れ下って、そんなトコじゃ捕食も大変なんじゃないの??…というギリギリのポイントでようやくフライをクワえるという感じです。

セオリーなら、とっくにピックアップしちゃって見捨てちゃうような流れ。
やはり、相当スレてるのは間違いないのですね。

それでも勝手が判ればコッチのもの。
ほんの十数分ほどで数匹をバタバタと片付けて、子守り再開で温泉にGo!!!







本日のミッションを一通り消化。

チビが食べ残したカレーを無理に片付けたせいで、多少胃もたれを感じつつ…帰り掛けに再び流れを覗いてみると、また誰もいません。(-.-;)


急遽午後の部を再開。
c0095801_20033100.jpg
ライズはないので、たまにはルースニングでもしてみようかと思ったのですが、システムを組んでいるうちにライズ再開。

魚はヤッパリ浮き気味であることを再確認し、再びドライシステムに変更。

気がつけば、結構羽化が目立ってきていて中型のメイフライもチラホラ飛び始めています。
ソレに合わせて♯14のグレー系CDCダンを結ぶと、そこで再び連発劇の再開。

c0095801_20032796.jpg
色々な虫が出て来ましたが、一番目立つのはマエグロヒメフタオ。

僕の知る限りの他河川のマエグロよりも、上野村では一回り小型で♯14くらいしかありません。

正直、この川ではあまり意識したことはなかったのですが、今回くらい羽化があるのなら
充分に意識したい水生昆虫ですね。

それでもフライに出てくるライズフォームは
相変わらず際どいのばかりです。


ほとんど水面を割らずに、水面下からフライをかすめ取って行くような出方。
フライか魚影のいずれかをキチンと把握出来ていないと、おそらくはフライに出たことすら気付かないかも知れません。

c0095801_20033764.jpg
若干サイズアップ。
なかなかの引き応えで、充分に楽しむ事ができました。

午後の部もちょいの間でしたが、お腹いっぱい釣ることができました。
予想以上に1時間以上も長居してしまい、慌てて帰り支度。

次回はチャンと正装(ウェーダー装着)で
ゆっくり腰を落ち着けて釣りをしたいよぉ。


by sureyamo | 2015-04-05 21:52 | River fishing | Comments(0)
2015年 04月 05日

今年の利根川前橋地区

c0095801_06443956.jpg
渡良瀬川と違って、雪代や放水の影響で水位の増減が激しく
好条件で釣りが出来る期間(ドライフライで…という意味)は遥かに短い
利根川前橋地区。

ここ数年、ライズを見掛ける機会が激減していたのですが
今年はなかなか良さそうな気がします。

といっても、今のトコロは成魚放流ヤマメばかりなんですけどね。

c0095801_06490438.jpg
なるべく仕事中は、可能な限り河川敷でお弁当を食べるようにしているのですが(笑)
今期、まだオオクママダラの羽化を僕自身で確認していません。

しかし、特に午後あたりから夕方に掛けての断続的なハッチは
雪代が入らなければ凄まじい勢いがあります。

これだけのハッチがありながらライズが確認出来ないとなると、ドライフライだと絶望的な状況な訳ですが、自ずとポイントの見極めも早くなるのでランガンするには効率が良いです。

ポイントの数だけライズに遭遇するチャンスも増えています。
c0095801_06474264.jpg
先日も、クライアントさんで知り合いの車屋さんからの情報を元に
このライズの主を釣っちゃいました(笑)

この場所の夕方のライズは、まだまだ明るい時間帯のうちから30分ほどで終わってしまいました。

捕食対象はガガンボのイマージャーが多いですね。
結果的には全てをドライで釣ることが出来たのですが、捕食レーンはチョロチョロ変えるし、フライもそこそこ選んできますね。

釣った流れが非常に見にくい逆光で
ちょくちょくフライを見失ってしまい、結構ヤラかしてしまったのはご愛嬌。

c0095801_06494284.jpg
チョット、お肌がアレ気味ですが
放流成魚のアベレージは、どうやらコレくらいのようです。




こうして釣っている最中にも、川鵜が回りを飛び交っていて
僕のポイントに首を突っ込みたくてしょうがない…といった感じで様子を伺っています。
その分、相当魚も入っているって事なのでしょう。

群馬漁協も他の漁協さん同様
年鑑札は値上がりしました。

僕の利根川の釣りは、せいぜいあと一ヶ月で終了。
残り一ヶ月分で年鑑札分を取り返さなくてならない訳ですが…
多分それは、僕の場合“あっ”という間かも知れません(笑)

c0095801_06443588.jpg











by sureyamo | 2015-04-05 07:21 | River fishing | Comments(0)
2015年 04月 02日

2015 オオクマ祭り

c0095801_18314616.jpg
もしかしてもう始まってるんじゃぁ…

そんな予感めいたモノを感じ、羽化の時間にブツけて渡良瀬川のほとりに立ってみました。

案の定、燦々と陽光が降り注ぐプールでは白昼堂々、ヤマメ達の宴もたけなわ。
水面の至る所でヤマメのライズリングが広がっていました。

流芯のライズは決まった数匹が、やや規則的なライズ。
その手前には20センチ後半で、なかなか良い型のヤマメが広範囲を徘徊しながら無作為にライズをしていました。

無論、ライズはソコだけにとどまらず、上流にも下流にも、似たような規模のライズリングが随所で広がっていて、なかなかの魚影の濃さを感じさせます。

そんな中、やっぱり当然(笑)手前の良形に的を絞ることに。



一見、ひとつのレーンで定位しているかのように繰り返し行われているように見えるライズも、その実全然違っています。

翻るようにライズしたヤマメは、その直後に横(手前)方向に2~3mほどスッと移動して一旦定位。
再び斜め上流に向かって水面物色しながら(適時ライズ)遡っていく…という三角コースを決めているようでした。
流れの弱い場所では度々見掛ける摂餌ルートのパターンのひとつではありますね。

こんなのは、ライズしているレーンにタイミングを合わせていくら綺麗に流したところで
埒があきません。

いつも決まった場所で決まったライズをブラインドで狙っているだけでは
このカラクリに気付くことさえ、ままならないでしょう。

まずは俯瞰(サイト)からヤマメ達の様々な摂餌パターンが観察出来るような場所で釣ってみることですね。
それが判ってくるとブラインドにおけるフライの投下ポイントは(それを知らない方とは)変わって来てしかり。
ライズを反応させる確率は飛躍的に上がると、僕は考えます。

相手は生き物ですから、常に『教科書通り』に当てはまるとは限りません。
様々なケースを自らが体験し、取り込む柔軟な姿勢が大事ではないでしょうか。


今日は偏光なしの裸眼だったにも関わらず、光の加減でヤマメの傷までバッチリ確認出来るくらいのモロバレ状態。魚の先手を打つことは難しい事ではありませんでした。

虫はオオクママダラ。(今度は正真正銘)
水面からポコッと羽化して流れる様が、自分の立ち位置からでもハッキリ視認出来ます。
だけどこのヤマメ、どうやら過去に釣られた経験があるらしく…本物のオオクマを捕食する際にも少々戸惑いの仕草を見せます。

水面にポッカリ浮かぶオオクマのダンを、上流からチラリ、側面からチラリ、そして最後は下流側からチラリと三度見して…ソコでようやくパクッ!
こんな感じですから、僕のフライに反応したのはファーストアプローチのみで、その後はガン無視も良いところ。

そんな体で散々振り回されているウチに、いつの間にか流下は下火となって、それにともないライズの数も一気に激減。

ウ~ム!
イキナリ手強いのを相手に選んでしまったようですね。
c0095801_18322728.jpg
それでも、そんなライズを何とか一つ捕って…
サイズはかなり落ちましたけど(笑)ようやく渡良瀬初ヤマメになりました。

口元が赤くなっていたので、このヤマメも過去に釣られたことがあるようです。


天気は明日から下り坂。
雨が降るようですが、この時期の雨前(冷え込まなければ雨降りは鉄板)は最大のチャンス。今までの経験則で、まず間違いないハズ。

今週末は是が非でも釣りに行きたいのだけれど…


by sureyamo | 2015-04-02 18:21 | River fishing | Comments(0)
2015年 04月 01日

激戦区

c0095801_8184165.jpg
エントリーの容易さ、水生昆虫の豊富さ、魚のアベレージ的な大きさ(大きくなれば賢くなる)さらには首都圏から1時間圏内といった要素を満たす甲州を代表するこの川は、文字通り激戦区。

土日は言うに及ばず、平日でも川面の様子を伺う釣り人の影は途切れることがない。

タイミングが悪いのか、元々の相性が合っていないのか?
この川ではなかなか良い思いを作れていない僕なのだけれど、この季節になると年に一度は訪れる。

今の時期、この流れに置かれたランディングネットに横たわり、撮影された豊満で目つきの悪そうな(笑)尺ヤマメの写真が続々とSNSで手元に送られてくると、もう居ても立ってもいられない…というのが本音。
コッチが脳内に勝手に描いている筋書き通り、簡単に釣れるようなことなどほとんど無いのは判っているんだけど…。




解禁してから…一通り学習が行き届いた?であろうライズは
どれも一筋縄では行かなくなっていた。

行く先々のポイントの民家の裏手の流れ(…というか、ほとんどがそういうポイント)では、ライズフェチなフライマンならのライズリングが真っ昼間から流れの彼方此方で描かれている。

身を屈め、自分の引き起こすシームに細心の注意を払いながらライズとの間合いを詰めるべく、にじり寄り、ドリフトに必要な分だけのラインをティップから出してから、影響外(と思われる)上流部にフォルスキャストなしで投入。

そっとフライからライズに送り込むのだけど、フライやラインが一度でもレーン上に通過した時点で、ついさっきまで定位して繰り返されていたライズは、まるで申し合わせたかのようにピタリと止まってしまう。
c0095801_8184288.jpg
※この絶望的な状況に、苦悶の表情がバレないサンマスクが早速活躍(笑)


僕が普段から好きな釣りの一つ、利根川本流の場合だと、見つけたライズの数だけ釣れてしまうモノなのですが(その分、ライズを見つける労力の方にパワーの9割方が占めるケド)その感覚を切り替えないうちの、この仕打ちには思わず思考回路が停止してしまいます。

朝一番から、そんな一筋縄でいかないライズばかり相手にさせられたお陰で(笑)徐々に冷静さは取戻すことは出来ました。
ライズの停止から再開までの時間を計って、そのタイミングでフライを送り込んだりしたのですが、それでも役者は二枚も三枚も上手だったようで、コチラの読みの更に上を行く(笑)



結局は幾つか巡ったライズの中で、川底が急激に駆け上がるり、着水直後からトップギアでドラッグが掛かるような全域吹き上がりの“ひらきについてライズしていた百戦錬磨なヤマメだけは、フライへの見極めが少々甘かったようです。

c0095801_8193555.jpg
別に何でも食ってる状況ですね…フライ以外は(笑)

同じ場所で、更に良いサイズ(と言っても泣尺クラス)にも口を使わせたものの、フッキングまでには至りませんでした。

結局はその後も、プレイブまではランガン。
薄暗くなる直前まで終始ライズに弄ばれた一日で〆となりました。

安定からの逸脱。
羽化の切り替わりは勿論のこととして、何かしらの非日常的なイベントでも無い限り、この現状から抜け出すのは難しいのかもしれません。


今回、地元と東京の仲間がサポートに付いてくれたお陰で、個人的には『至れり尽くせりの大名釣り』だったワケですが、そんな方々の期待に応える事がなかなか出来なかったのが心残りではありましたけど…
悔しいけど、この状況は僕程度では、どーにもなりませんでした(泣)

次回の釣りは寿命を数年縮めるような『運』を総動員で望まないと駄目かなぁ。



追記
場所柄、消化不良的な写真掲載しか出来ないのは御勘弁下さい。


by sureyamo | 2015-04-01 08:19 | River fishing | Comments(0)
2015年 03月 30日

期待ハズレ

c0095801_910203.jpg

抜けるような青空で朝迎えた日曜日の早朝も
太陽の高度が上がるに従って、うすい霞のような雲がいつのまにか天空を覆い尽くしていました。

早ければ夜明け前から吹き荒れることもある赤城颪も
今日はまるで上流に巨大な壁が出来たかのようにピタリと止んでいます。

気温の上昇も、肌の露出部で感じることができるものの
かといってアウターを一枚脱いでしまうと、まだまだ肌寒い。

水温は、朝の段階で7℃ちょい。
もっとあるかなぁ…と思っていたのだけど結構冷たい。

前日の羽化の激しさを物語るように
毎朝見られる『羽化を完遂した水生昆虫達の飛翔』には凄まじいものがあったけど、
それも9時頃にはピタリと収まってしまった。


目立った羽化は、カディス、フタバ、ガガンボ、コカゲロウ数種類、クロカワゲラ。
未確認ながらオオクマ(今度は本当(笑))で、ユスリカや極小の水生昆虫の流下も断続的に流れてくるのだけど、全く流下が止まってしまう時間帯もあったりした。


水温は順調に上昇を続け、11時付近で9.9℃。
お昼には余裕で10℃を超えると思われたが、立ち込んでいてどうも冷えるので再度計測したところ、なんと水温は下がり始めていた。

この天気にして羽化が中途半端なのは、この水温低下のせいなのか?

肝心のライズは、単発ながら確認。
即座にフライを投入してみたが、何の反応も得られなかったし…
結局ソレ以降も何も起きなかった。


なんとか楽観視出来る要素を探して粘り続けてみたものの
午後4時を回った時点で、ようやく(笑)諦める気になる。

本流の釣りは何10年もやってきたが、未だにわからないことばかりだし…
恐らく一生掛けても判らないのだろうけど。

渡良瀬で解禁するのはいつになる事やら。
c0095801_9102928.jpg


by sureyamo | 2015-03-30 08:44 | River fishing | Comments(0)
2015年 03月 28日

本流の初モノ

c0095801_17184997.jpg
今週末のこの陽気で、一気に春が加速。

毎年のことだけど、この時期の時間の進行は早く…
モタモタしていると、あっという間に過ぎてしまいますね。

いつも河原を吹き荒れている北風も今日はお休み。

遮蔽物がない広大な河原は、暖かな春の陽光に照らされて
思わず目を細めてしまうほど、眩しく目に飛び込んで来ます。




今期に入って、一度もライズを見つけられずにいた流れですが、たまたま飛び乗ったテトラの先端で屈んだ瞬間、目の前5mくらいの流れに、ひとつのライズリングが広がりました。

慌てて車までロッドを取りに戻り、呼吸を整えながらセッティング。
慎重に定位置まで戻ると、ライズは右に左に大きくレーンを変えながら繰り返されていました。

季節柄、一番疑わしいのはガガンボ…ということで、それを暗示させるパイロット的なフライを結んで投じて見るものの、ライズは右に左、上流、下流と忙しなく移動。

なかなかタイミングが合わないところに持って来て、このレーンが見事なまでに逆光。
順光だと恥ずかしい位の視認性を誇るこのフライも、見づらくて仕方ありません。

よくよく水面を観察すると、小型のカディスらしいシルエットが多数浮いています。
そこでサイズを合わせた真っ黒いフライにチェンジ。
このフライならバッチリと確認できます。

しかし…
ライズしていたレーンに順繰りに流せど一向に反応無し。


魚も餌を探しながら補食しているのなら…ということで
ココでサイズを一気に12番にUP。

ハッチの先読みでオオクマのDDに結び変え投じると……!
c0095801_17185250.jpg
ライズの主

本流ヤマメとしたら可愛いサイズですが
今期初、利根川ヤマメでした。


本流で、悉く見つけることが出来ていなかったライズだったので
嬉しさはひとしおです。

参考までにストマックを取ってみることに…
案の定、やっぱりガガンボ(-.-;)でした。

ここはやはり、ガガンボで釣りたかったなぁ。
c0095801_17185755.jpg
※写真が不鮮明で申し訳ありません(-.-;)

結局、ライズをしていたのこのヤマメだけだったようです。

明日は雨降りらしいのですが、久しぶりの終日釣行。
地元、渡良瀬なので気合いを入れて望みたいと思います。




by sureyamo | 2015-03-28 14:56 | River fishing | Comments(2)