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2012年 11月 29日

2012 丸沼を振り返る

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湖畔に群生するカブスゲが、雪で押し潰された姿が『谷地ボウズ』の正体。
そしてこれは、長い冬眠から醒めたばかり丸沼を象徴する風景でもあります。

いつもなら秋口から通い出す湖だけど
新たな発見を求め、今年は頂きに雪の残る早期(5月)から通い出しました。

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夏の丸沼。
冷水性を好む魚達には、さすがに辛い時期。

鱒達と出逢える確立は、グッと少なくなってしまうけれど…
それでも下界に比べたら何倍かマシ。

日中は流石に厳しいけれど、朝マズメ時だけは充分釣りになりました。

普段はあまり足を向けない『牛舎跡』のポイントも、半日だけとはいえ
ガッツリ振り倒しました。

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これは丸沼に限ったことでは無いのだけれど、大気の不安定な夕立ち前は最大のチャンス。

ただし、回りに遮蔽物のないシャローの立ち込みでは、落雷には充分な注意が必要。
少しでもゴロゴロっと来たら速やかに撤収。
なにせ避雷針を持って突っ立っているようなモノですからね。
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夏が終わり、いよいよ丸沼もベストシーズン到来。
この頃になると、俄に釣り人も増えてきます。

今年は水温がなかなか下がらず…だったけど、急激な冷え込みが数日続いたら
お約束の?ターンオーバ−が始まりました。
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岸に打ち寄せられた大量の泡が、その証。

ターンオーバーは、魚達の活性に悪影響を及ぼす事態なのですが
シャローに出て来ていた魚は案外普通に釣れてましたね。



2012年、丸沼の主役は
何と言ってもブラウントラウトでしょう。
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その大半が成魚放流だったわけだけど、虹鱒とはまた違った習性を
釣り方を通して再認識することが出来ました。

成魚放流とはいえコンディションの悪い魚は少なく、ましてや寿命も長い魚ですから今後の成長具合が楽しみです。

そうでなくてもベイトとなるワカサギも多い湖なので
数年後…もしかしたらモンスターブラウンの湖としての境地が開けるかもしれません。
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もちろん虹鱒だって忘れてはいません。

サイズはイマイチだけど、この手合いの魚はピレの欠損が少ない理想的な体躯のモノが多く
丸沼の担い手としては十二分の資質を兼ね備えています。
フックで深手を負わすことのないよう、丁寧に扱ってあげたいものですね。


それにしても、今年の丸沼は大物フィーバーでした。
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ほんの4年程前なら50cmで充分納得、満足だったわけですが…
今年は60cmクラスが目白押し。
サイズの感覚が麻痺してしまいました。(笑)

『大きなフライは大きい魚に効く』

散々言いはやされた、そんなセオリーも
ひとつひとつ身を以て体験し、己の経験則として体に刻む。
実体験に勝るモノなし。
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なんだかんだ言いながらも、先日の締め釣行を入れて、今年の丸沼釣行は14回。

残念ながらオショロコマとはご縁がなかったものの、色々な事を試し、収穫も得られた充実のシーズンを送ることが出来ました。

環湖荘の関係者並び、丸沼でお逢いになった全てのアングラーの皆様。
今シーズンは大変お世話になりました。
また来年も、この湖畔で皆様とお逢い出来ることを心待ちにしております。

そして今度の日曜日は…

by sureyamo | 2012-11-29 00:36 | Lake fishing | Comments(6)
2012年 11月 25日

Rain blessing

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午前4時。
高速道路の外気温時計は沼田付近で0度。

一日雨の予報と、丸沼高原あたりだと「雪」になっちゃうかも…
憂鬱な気持ちとほのかな期待を抱きながら、丸沼へと歩みを進めます。

この日の丸沼は、レインギアを着込むかどうかの判断に迷うほどのにわか雨。
この雨雲のお陰で気温は夕方になるまで下がることはなく、少しだけ季節が逆戻りしたような雰囲気。
そんな中、今年最期の丸沼釣行がスタート。

あっ…そうそう、忘れちゃいけない今回の同行人は江戸のゴリさん
湖を一緒に釣るのは三年前の阿寒湖以来ですか。



開始早々、目の前でライズを繰り返していたナイスサイズのブラウンを
シングルハンドで呆気なく…まるで当たり前のように掛けるゴリさん。

聞けば丸沼での釣りは、今回で2回目。
前回はボート釣りとはいえ、しっかり魚をキャッチしている…ということなので
手慣れたシングルハンドは早々に没収。

スイッチロッドを組ませたら適当に簡単なペリーポークの説明をして
初のスペイで実戦開始。
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慣れないツーハンドに苦戦中のゴリさんを横目でチェックしつつ、僕も釣り開始です。

虫っ気が増えて来ると、湖面のアチコチにライズが増えてきました。
前回に近い状況に「真のリベンジ」が果たせそうな予感です。

フローティングラインにホバーのポリリーダーを組み合わせ、4Xのティペットを少しだけ長めにとって
結ぶのは小さめのソフトハックル。

時期的にも魚の学習が進んでいるので、インパクトが有り過ぎず…だけどアピール度は欠かせないという部分で一つの結論として、僕はソフトハックルをトレーラでセットする選択。
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こういう仕掛けはオーバーヘッドの時は良く絡ませていたのだけれど
スペイキャスティングに変えてからは全くノートラブル。

釣れてくるブラウンは40cm前後のレギュラーサイズ。
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この手合いの魚がシャローでよく虫を追ってくれるので、ライトラインで手返し良く
キッカリ手前まで攻めた方は楽しめたでしょうね。

これらの魚達が、今後モンスター化したら
再来年あたりの丸沼は…想像しただけでも凄ことになりそうです。
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そんな期待を込め、丁寧にリリースを繰り返します。

ライズが一段落してしまい、シャローを徘徊していたブラウン達の気配が一気に希薄に…
流れ込みはゴリさんに任せて、自分はE沢のワンドへ…

全くバックスペースのない流れ込みですが、左右を岬に囲われたワンドは
丸沼でも風裏になりやすい空間。

フライではボートから狙うしかないポイントでしたが
こんな場所こそスペイの独壇場。

フィッシュイーターはベイトを岸で追いつめるから
オカッパリからのアプローチというのは、結構理に叶っているのですね。
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だけど全般的に風のないこんな日は、いつも以上に静まり返っていて、何だか釣れる気があまりしません。

でもそれは僕の単なる気のせいでした。

5投目のリトリーブが、もう少しで終わるかな?ってところで
モゾモゾっとしたアタリ。

聞き合わせを入れた直後のポーズで、ガツーンと食ってきたのは
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放流から相応の時間が経過したであろうヒレピンのニジマス。
今日の〆釣行に相応しい一匹。でした。

置き去りにしたゴリさんが心配なので、このポイントはこれで一締め。

その後も、流れ込み付近で三時まで振り倒したのですが
回遊して来たであろう一回り小型のニジマスを一匹追加。

その頃から外気温は一気に急降下です。

湖から徐々にモヤが立ちのぼって来たので、ライズの復帰は諦めて
今期の丸沼〆釣行は静かに幕を閉じたのでありました。

冷えた体を老神温泉で充分に暖めてから
ゆっくり下道で帰途につきました。

丸沼で杭になられた全てのフライマンの皆様。
今期はお疲れさまでした。

また来年も宜しくお願い致します。

そして…

by sureyamo | 2012-11-25 00:15 | Lake fishing | Comments(10)
2012年 11月 10日

The Last show

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秋の彩りを綴った落葉樹達も、大半がその葉を落とし

湖畔を囲むシラカンバの、幹の白さが際立ってきました。

徐々に流れ込みつつある寒気団の影響で、背後にそびえる山の頂きは、ちょっと早めの薄化粧。

この釣場も、残すところあと数週間で長い冬眠にはいります。



今年の丸沼は、厳しいレギュレーション(個人的には全然厳しいと思っていないけれど…)と

大量の放流のお陰で楽しく…そしてなにより

気分の良い釣りが叶いました。


昔の丸沼を知っている方なら

『ココってこんなに釣れたっけ』と、改めて見直した?!
そんな方も多かったのではないでしょうか。


釣場に対して求めるモノは、釣り方によって人によっても違うのは当然で

単に沢山釣れること=素晴らしい釣場…という方もいれば

そんなに沢山釣れなくても良いから、鰭のピンと張った綺麗な魚を釣りたい…と思う方もいて

それはもう様々。


そんな全ての釣り人のワガママを満たすとすれば、それこそ綺麗な魚が犇めき合うほどに沢山いる環境になるわけだけど…

そうなったらなったで

釣れすぎるのも釣堀みたいで嫌だな

なんていう意見が出て来たり…する。



釣り人なんて、黙って聞いてりゃ〜本当に勝手なもんでございます。(笑)





来年再来年と、丸沼はどんな釣場になって行くかわかりませんが

ここで釣るだけの価値を感じている以上、自宅から片道1時間45分。

往復200kmの距離は遠いなんて思わないし、

いままでも、そしてこれからも…

そんな僕等を魅了し続ける湖でいてもらいたいと思います。
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丸沼はその構成上、鱒達の世代交代が難しい湖。

それ故、この資源を継続して保持していく為には、人為的な放流事業は避ける事はできません。

そんな事情とは無関係に、時期になれば己のDNAに従うがままの

沢山の鱒達が流れ込み周辺に集まってきます。



地元で十数年来の釣友であり、大先輩でもある里見氏とともに

終焉の近い丸沼に向かいました。

直近の情報通り、とある流れ込みのシャロー部では、産卵に関わる魚影をたくさん見る事が出来たものの

秋の大会用に放流された、あの大量の鱒達の気配はどこにもありません。

※これはお昼休憩の時に判ったのだけど、水位の上昇から察するに、どうやら東電からの放水が行われていたようです。放流魚達の大部分はソッチに回ってしまった?かな

時々雲間から顔を覗かせる太陽は、夏の力強さの名残りを感じさせる強烈なものだけど

一旦、厚い雲に閉ざされてしまうと体感温度は一気にダウン。

期待していたユスリカのハッチも、いまひとつでした。



それでも忘れた頃合い起こる、至近距離のライズに向かって

執拗に小型のフライを流し込む。
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里見氏というと、どうしても渓流釣りのイメージが付いて回るけど

湖の釣りも遜色なく…というか

ぶっちゃけ、転向しちゃっても良いんじゃないか?ってくらいお見事なんです。


ただ今回のように、湖の釣りでもサイトの至近距離の釣りになると

高番手から、さっさといつもの3番(笑)に持ち替えちゃうところが(-.-;)

何処を切っても、やっぱり里見さん。



途中、観光客とおぼしき一組の夫婦が乱入?し

「大きいのを釣って」と、里見さんにプレッシャーをかける。


なんとそのタイミングで、50アップのオショロコマがヒット!!

しかし残念、手前に寄せてくる途中でバラしてしまい、その魚がオショロだったことを口にすると

この奥さん、すかさず「オショロコマがいるの?北海道にしかいない魚なのに…」と、予想外の鋭い突っ込み。


僕的には、オショロをバラした里見さんより

コッチの方が強烈な出来事でした。


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なんやかんや言いながらも、結局この日、この手のサイズのブラウンを九つ捕ってしまう始末。

散々フライを見限る魚達相手にして、この釣果は(-.-;)

本当に恐れ入りました。




で、僕の方は、と言うと…

その近辺を、手を替え品を替え、終日掛けて探ってみたものの

追い食いのセットフック未遂×二回。

それがこの日、唯一のコンタクトでした。

日が傾いて、寒くて「もう上がりたい」体の里見さんを従えて、遅くまで付合ってもらいましたが(里見さん、ごめんなさい。)↑里見さんも、このブログを見てくれているようなので(笑)

当然結果は撃沈♪





今回のタイトル“The Last show”という事で、締め釣行のつもりだったのですが

この記事を書いているうち、ムラムラと釣り欲が再燃焼。

あと、も一回だけ…行ってきます。

by sureyamo | 2012-11-10 09:16 | Lake fishing | Comments(2)