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2015年 10月 29日

ルースニング講座(補足)

ショットを介する理由
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前の記事でも書きましたが、スプリットショットの一番の役目はフライを速やかに沈める為に必要になります。

なので、フライよりも速く(9は悪い例)沈まなければ付ける意味はありません。


フライが適切な重量ならば、スプリットショットなど介さない直結が理想ですが

適正な重量は、水深、水量、流速等など、流すレーンによって厳密には変わって来ます。

その都度ウエイトの違うフライをいちいち結び替える…なんて現実的ではないので、こういうスプリットショットの出番になるワケです。



僕の場合、餌釣り用の鉛玉をベースに使います。

あまりに安価なものは球の大きさにバラツキがあったり、スリットがズレていたりするので避けた方が無難ですけどね。


渓流のルースニングなら、最も出番が多いのは6~8号。

そこからの微調整には、タングステンソフトシンカーを、本当に僅かに追加(スプリットショットを包むようにする)のが僕流です。


一押しのショットをあげるなら…

コレですね。

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ラバーコートで表面積の増したショットは、なんだか底波にも上手く乗ってくれそうです。

実はこのウェイト(8号)は、僕が社長さんにお願いして作ってもらったウエイトサイズなので

売れないと困ってしまいます(ぷっ)



ドリフトのイメージですが、

僕の場合はフライとショットは同じ底波に乗せるようにしています。


その際、重過ぎるショットは底波を突き抜けて着床してしまうので、そうならないギリギリのウェイトを模索すると良いと思います。

また、マーカー〜ショットの水中への進入角度が浅い(多少フカせている)方が食い込みは良いようです。



フライにウエイトを仕込む理由


フライとショット間のティペットは

常に張っている状況になるようにコントロールします。


フライにはそれなりの自重(7)がないと、流れに押された上流のフライが(8)ショットを追い越してしまうかも知れません。

こんな状態で、仮に魚がフライをくわえたとしてもアタリはマーカーに出ません。


だから、どんな小さなフライにも必ずウェイトは仕込むようにしています。

(ミッジサイズのフライにビーズヘッドを付ける場合には重すぎ注意)

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水中の中の流れは、そんなに単純ではないですから

ナチュラルドリフトに拘る必要はありません。



by sureyamo | 2015-10-29 17:41 | tips
2015年 10月 26日

誰でも簡単ルースニング講座

最近、僕のブログは有難いことに初心者の方を含め

様々なレベルの方が閲覧に訪れてくれている(らしいので)


『何をいまさら』的なお題目を揚げるとは思いますけど(笑)

何卒暖かい目で見守って頂けると幸いです。




んなわけで


マーカーの記事の流れで
今回はルースニングの超〜基本的な解説。

でもその前に、ザックリおおまかな流れの仕組みを図説しておかないと話が通じないので、まずは…


流速(縦割の場合)のお話から
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一般的に、川の流れで最も流速の速いのは表層。
(厳密には空気の抵抗があるので、水面よりも僅かに下層の流れが若干速くなる[※無風の場合])
水流は川床の摩擦を受けるため、下層(底)にいけばいくほど流速は遅くなるのが普通です。

底付近を流れる緩流速帯を、釣り用語では俗に『底波』と呼んでいます。





捕食の為にポジションについて
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ここでお魚の登場。

まず…
餌となる流下物が最も見込めるのは、流れが収束するゾーン。

魚としては、そこに付きたいのは山々なのでしょうが…
そう言ったところは流れも速く、餌を見極めるのも大変。

そもそも、そんな場所で餌が流れて来るのを待っていたら
体力なんていくらあっても足りませんからね(-.-;)。

上流から流れ込んでくる流下物を見極め、餌と判断した時だけ捕食レーンに移るわけですが、このとき魚がスタンバイしている緩流帯が底波というわけです。


この図では図BとC。
Cの反転流に餌が巻き込まれたら、それこそ上げ膳据え膳ですね。

また、活性が高くなくて(餌を追わなくても)も、この位置に定位している魚が多いのは、恐らくは外敵から最も距離を置けるからでもありましょう。

当然、活性が上がるとAにも出て来ます。
魚の水面への注目度が増せば、ドライフライでも釣りが可能になります。




システムの基本流下バランス

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基本的にマーカー・(ショット)・フライの順で魚のレーンに流し込みます。

1 投入
2 ドリフト中

これは必ずしも絶対ではありませんが、この図の通りに流れてくれれば魚のアタリは明確にマーカーに現れます。

この釣りは、マーカーにアタリが出ないと面白くも何ともないので
この位置関係はとても重要です。

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水深が深かったり、流速が思いのほか速いレーンの下層にフライを入れたいときはフライ先行で投入します。

底波に乗るまでの沈下途中で、結果的にマーカー先行の位置関係に入れ替われば良いのです。



マーカーが魚の頭上を通過するカタチになりますが、意識が上を向いていない場合は全く問題有りません。魚がマーカーを意識しちゃっている場合には素直にドライフライに変えるか、ドライフライを結んでいる隣のフライマンに譲って上げて下さい(笑)

マーカーが水面の流れよりユックリと流れるはじめたら、それはショット(フライ)が底波に入った事を示唆しています。

そして、この瞬間こそがルースニングドリフトの核心部です。



マーカーが水面の流速と同速度で流れ下ってしまう場合には、タナをさらに長くとることになりますが、タナを長く取れば取るほどキャスティングが難しくなってしまうので、それにも限界があります。


また、リーダーの太いテーパー部が水中に没していると、中層の流れで押し流されてしまい、せっかく底波に入っているフライが引かれて浮き上がってしまいます。


水中に入るティペットを細くする意味は、そういう事です。糸が太いと魚に見破られる…とかではありません。


ショットを重くする手もありますが、僅かな加減で(底波を突き抜けてしまう)

根掛かりを頻発してしまうことが多いので、慣れないうちはお勧めはできません。


ショットの役割はフライを底波まで速やかにリードすること。

そして一旦底波入ったら、今度はフライと一緒に流下するだけ

同等の軽さ?が必要になってきます。


ショットと同等な重さのフライと言った方がわかりやすいですね。

同じ重さであれば明らかにフライの方が水流の影響を受けやすくなるので

厳密には同じ重さ…というわけには行きませんけどね。


ただ明らかにフライの方が軽くてドリフト中にショットを追い越してしまったり…

追い越さないまでも、ショットとフライ間のティペットにスラックが出来てしまう…なんてことだけ避けられれば、緻密にバランスを取る必要は感じません。

ショット〜フライ間は常に張っていることが大事です。





どんな時でも釣れちゃうルースニングではありますが…
いつでも何処でも万能ってワケでもありません。

これはあくまで僕個人の意見ですけど
川によって向き不向きがあると思うのです。

例えば
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川底に大きな石が点在し、水深も流圧もソコソコある流れ。

こういった形態は本流によく見られるのですが、こういう流れは水の中の流速差があまりに大きい為
上記で解説したシステムのバランスを保つことが非常に困難になります。

実際に流してみればわかる事ですが、釣り自体とても忙しく
繊細なアタリを取ることは殆ど不可能に近いです。

悲しいかな、僕のホームでもある渡良瀬川には、こういった流れ(区間)が沢山存在します。

このような流れでは、
水面の流れに左右されることなく、フライをダイレクトに操作する
アウトリガーの方が遥かに向いていますよね。


ルースニングのシステムを充分に活かす事が出来るのは
比較的水深の浅く流れが単調な川のほうが向いてる、と言うことになるのでしょうね。


by sureyamo | 2015-10-26 10:47 | tips
2015年 10月 25日

ルースニングシステム

ルースニングシステムは…


これは僕が実際に現場で感じたことですが、意外にも個人差があるものなんだなぁ〜というのが率直な感想です
餌釣りの様に仕掛けに基準がある訳では無いので致し方ないところですが…

というわけで、今回は僕が試行錯誤して辿り着いた現行のシステムバランスを紹介します
もちろん、これが絶対なんてことではありません

あくまで参考値として読み流して頂ければ幸いです
(もちろん自己責任)


ルースニングに使用するリーダーは、基本的にドライフライで使用するモノで構いません
流れを特定してしまうのであれば、ソレにあわせてルースニングに特化したテーパーデザインもあるのでしょうけど
実際の現場では様々な流れを釣るわけなので

そうなると使い慣れたモノが一番ということです
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手前味噌ではありますが、僕はktyのSSリーダー(14ft)の6〜7Xをメインに使用しています
これに同社『スーパーストロングティペット』(ナイロン製)を接続します

ティペット(リーダーを含めて)の太さについてですが
ルースニングになると途端にリーダー&ティペットを

太くしたがる

方(笑)がいらっしゃいます


前の記事にも書きましたけど、流水の場合、ドライフライ等で浮かせる時よりも
むしろ水に沈める時の方が
糸は細くありたい
と解釈している僕からすると全くの真逆

神流川の冬期釣場で4〜50cmクラスの箱スチ相手でも6.5X
(この記事を書いた時点ではハコスチが流れに馴染んでいなかったようで取れていましたが、後日6.5Xでは全然話になりませんでした)

解禁中のヤマメ釣りで8〜9Xがデフォルト

『5Xでも切られる』
という話も聞きますが、大概の場合それは
フライからロッドまでを含めたトータルシステムの何処かのバランスが悪いのです

負荷が一点に集中してしまうような無理な組み方をしていなければ
殆ど切られることはありません



大きなフライや重いフライを細いティペットに結んでいたら
切れて当然
もちろん、ティペットに出来たウインドノットや些細な傷を常に気に留めて
怪しいと感じたら潔く組み直すなんてことを当たり前で行えないとダメですけどね

昨今の6Xなんてナイロンでもかなり強いモノです


『フロロ』を選ばれる方も多いと思いますが、それは恐らく強度的な問題点を追求しての選択だと思うのですが
僕の場合は普通にナイロンで充分です

フロロカーボン自体、沈める上では比重が重いので好都合ですが、気になるのはその固さ
またご承知の通り、一度癖がついてしまうと取れません
これは後述するスプリットショットのお話と繋がります
とにかく、単純に強度だけで語れない魅力もナイロンにはあります


ティペットの長さですが、これは一般的には
魚の定位している水深×1.5〜2を一つの目安としています

これは流速により流される分を補正した長さということになります
当然、流速が速い場合には×2.5になることもありますが、あまり長過ぎると普通に投げられなくなってしまうので
その場合にはショットの重さで調整する事になります
ただし、ココは非常にシビアな調整になるので要注意です。(後で説明します)

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リーダー末端部とティペットとの継ぎ目付近にマーカーを装着

ティペットが細いとペグが効かない場合もあるので、その時は少しでも太いリーダー側への装着が望ましいです

写真の場合、右がティペット部になります

マーカーのペグは下側に付いていますが、上側に付けてもトラブルの頻度はあまり変わりませんから
どっちでもいいかな(笑)

ここで重要なのはマーカーからフライまで間(水中糸)はノンテーパーであること
リーダーのテーパー部にマーカーを装着している方を見掛けますが、タナを深くしていった挙げ句のことなのか
少しでもマーカーを投げやすくしたいが為なのか判りませんが、アタリの感度は確実に落ちますよね

水中糸にテーパーは百害あって一利なし。

タナはマーカー移動で調整するのでなく、ティペット長で調整する

多少使い勝手が悪くても『アタリの出やすさ』を追求したいものです。

流れのスジにマーカーを乗せ続ける為のメンディング操作には必ずリーダーのテーパー部が必要です
キャスティングは大変ですが、マーカーはテーパーリーダーの後に付けます

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フライサイズは♯16〜18

ただ、少しでもウェイトが入っていた方が安定して良い結果が出ています
ショットとのバランスなのですが、ちょっと長くなるので(笑)これも後日
フライは必ずフリーノットで結びます

フライから10〜20cm離して、必ずショットを打ちます
一時は30〜40cm近くとっていた時期もありましたが、今現在はこの長さです

ショットがズレて、フライに接触した状態だと何故か釣れません
そうなっていることも知らずに投げ続けてしまうことが無いよう、マメなチェックを怠らないようにします
ショットを打った所に付いた癖が取れないのもフロロカーボンを使わない理由でもあります

システム的には、概ねこんな感じになります
























by sureyamo | 2015-10-25 09:57 | item | Comments(0)
2015年 10月 24日

ルースニングマーカー

今年の丸沼はチョット(かなり)厳しい様子
自分の用事もあって今シーズンは10月の釣行を控え、その分11月に集中的に通っちゃおうかなぁ〜と思ってます

そんな訳で…今回は渓流ネタ(笑)
丸沼の情報を目当てに閲覧に訪れた方、ごめんなさい。



以前、ヤーンマーカーに関しては、その製作方法も含めて記事に揚げたことがるのですが
今回は渓流のルースニング(正しくはルーズニング)で使用している発泡マーカーを紹介します


ちなみに、ヤーン系のマーカーは感度こそ良いものの
使って行くうちに水分を含んで沈みやすくなってしまので、波立つ流面で酷使するルースニングではストレスが溜まります

こういう場面こそ発泡系のマーカーがダントツで使いやすいものです


…とは言え、実際にショップの店頭に陳列されている色々な種類のマーカーを前にすると
どれを選んで良いか迷ってしまいます


先ずは『色』


予算の関係で各色揃えるのは無理…と言うのであれば
とりあえず蛍光オレンジ(レッド)がお勧め

この色はどんなシチュエーションにも、そこそこの視認性が望めます

※個人差があると思うので絶対ではありません
逆光と、今の時期の紅葉の順光では稀に見難い時がありますが、せいぜいそれ位です


市販の発泡タイプのマーカーは、様々なタイプや装着方法があって、どれも一長一短だったりするわけですが
実釣において致命的な「糸絡み」を避けたいのであれば両端をゴム管で留めるタイプが最もオススメ
(これはヤーンマーカーの時にも書きましたけど)

お勧めできる商品的には、フルックスから発売している『FFマーカー』
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状況に応じてドライフライとルーズニングを使い分け、探りを入れたい場合にも、このタイプは向いています


ナツメ型はアタリが出た時の抵抗が少なくて良いのですが…
これが逆にウィークポイントともなりえます

なんというか…大きさの割に沈みやすいのです
もちろん、沈んでしまったマーカーでもアタリが取れる方なら全く問題は無いのですが…


紆余曲折を経て今まで使って来た中で、最も使いやすく
コレを超えるモノが現段階ではない…といえるマーカーがあります
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FAISから販売されていた『ルースニングマーカー』

既に発売終了になって久しいマーカーなのですが
今現在はCapsの『センシティブマーカー』という商品名で売られています


発泡系にしては耐久性は高い方ではありませんが、その分、抜群の浮力と繊細さを兼ね備えています
中通し式で付属のモノフュラをペグにして留めるタイプになります

たしかにトラブって絡んだりもしますが
それでもこのマーカーを一度使ったら正直他のマーカーを使う気にはなれません


全く同材料でナツメ型(別ルートでたまたま入手)も試しましたか
この樽型は流面を選ばす非常に安定して浮いてくれます


Lサイズは♯16前後のウェイテッドニンフ+6号ショットを流れの中でギリギリ保持出来る浮力があり
各サイズの中でもっとも出番が多いです


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この他、ナンテンマーカーと各種スプリットショット、ソフトシンカー、ペグ、ゴム管をまとめてひとつのボックスに収納しています


同一収納するスプリットショットは5号〜8号

フライコーナーに置いていあるスプリットショットは、概ね重過ぎるモノばかりですから
これは餌釣りコーナーで選んだ方が良いです

ただし、安いものはショットのスリットがセンターに入っていなかったり
微妙に大きさが違っていたりと品質にバラつきがあるので、良く見て購入して下さい


また、ショットを収納するケースは必ずパッキン付きの防水タイプにしましょう
一度でも水に濡らしてしまうと、次に使う時に白濁しちゃってることが多々あります

タングステンシンカーは、使い慣れないと深度調整が非常にシビアです
ソフトシンカーの使い方は、スプリットショットで基準の重さを決めた後の微調整として
ショットを包み込んで使用します

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こんなド派手なケースですから(笑)
河原に落しても直ぐに見つかります


次回、実際に使っているルースニングシステムを解説します
ただし、あくまで僕の場合なので参考程度にお考え下さい

本当は釣りに行って記事を書きたいのですけど…(-.-;)










by sureyamo | 2015-10-24 23:39 | item | Comments(0)
2015年 10月 12日

神流川オフシーズンニジマス釣場と箱島スチールヘッド

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上野村漁協管轄の神流川では今月の3日から
毎年恒例の神流川冬期ニジマス釣り場がオープンしています

個人的には、ここ数年この時期は丸沼詣になる為、この冬期釣場に訪れることも久しく無くなっていたのですが
今期は群馬県水産試験場が遊魚用に開発した新品種
箱島スチールヘッド(仮称:箱スチ)が、この冬期釣場に試験投入されている…とのお話を聞いていて
この『遊魚用の鱒』とは、一体どんなモノなのか

と〜っても気になって仕方がなかったのです

オープンして数日後に聞いた話では

『引きが強い』『良く飛ぶ(跳ねる)』『5Xで切られる』

と、何ともソソる話とともに…

『なかなか口を使わない』『難しい』なんて話もチラホラと…(-.-;)


釣行が叶ったのは三連休の最終日

前日は21名の釣り人が入ったとの事で
相応のフィッシングプレッシャーは覚悟しなければなりません

これは相当フンドシを締めて望まないと、返り討ち必至かも…(-.-;)
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区間最下流分付近の川底には沢山の魚影が見られます
ひと際大きな魚影(50cmクラス)が、どうやら噂の箱スチらしい


先きの情報やら昨日までのプレッシャー云々を加味して
今日は

ライズに浮気せず

ルースニング一本で攻める覚悟です

この日の為に、いつものヘヤーズイヤーもサイズを一番下げた♯18を10本準備
システムは16ftの6Xリーダーにナイロンティペット6.5Xを1.5mエクステンデッド
ティペット6.5Xだと細い?と思われるかも知れませんが
僕のような通常のヤマメ狙いで普通に8〜9Xを使う変態にしてみれば、6.5Xなんて強気の太さなのであります

この日、偶然ご一緒だったGさんが上流で早速ヒット!

僕のニンフの方は…と言うと異常なし

少しタナを深めに取って…ようやくヒット


川底でクネる50cm近い魚体
どうやら噂の『箱スチ』が掛かった模様

掛けた瞬間こそ、このクラス特有の重さとスピード感
それだけなら特筆すべきことでもなくて…こんな勢いも普通は1分くらいしか続かないハズなのだけど

…いやはや…
この勢いが息継ぎなしで、全く弱まる気配を見せず
主導権を握ることもままなりません
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なんとか寄せたのは50cmに少し足らないものの
箱スチの絶倫パワーを見せつけられるには充分なサイズでした

鼻先が痛んでいる個体が多いのですが、
こんな激しいファイトをする魚ならソレも頷けてしまいます

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朝一は大型ドライフライへの反応が良かったようです

当初、ルースニングではマーカーを齧られてしまったりで、なかなかアタリに繋がりませんでしたが
日が高くなるに連れ活性が上がってくるとニンフを良く追ってくれました
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当初『箱スチ』の追いが芳しく無かったことから、通常のニジマスも追加放流されています
一度でも掛かれば、その違いは直ぐに判るのですが、見た目だけで普通のニジマスと見分けることは出来ません


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ランディングまでに要する時間は、通常の同サイズのニジマスとの比較で3〜5倍は覚悟しておいた方が良いかも知れません

ファイトが長引けば長引くほど、ラインブレークの危険性は増しますから
システムのコマメなチェックが求められます。
こんな『釣りの基礎』的なことを振り返る意味でも、こういう釣りは良い機会になりますね


ちなみにこの日、僕のナイロン6.5Xをブッチ切って行った魚は十数匹掛けて一匹だけでした
普段、ミッジングで細糸のランディングが慣れている方なら、この手のヤリトリは難しいことではないでしょう


往生際の悪い魚相手に太いティペットでの強引なヤリトリで傷口を広げてしまうくらいなら
細糸でもジックリ時間をかけた慎重なヤリトリの方が結果的には魚には優しい気がします
(あくまで相手が『箱スチ』の場合ですけど)

あと出来ることなら、ちゃんとドラッグの付いたリールでのファイトが望ましいですね

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もう一つ、この魚の凄いところは回復力

このクラスになってくると、どうしてもファイトが長引くため
ネットイン直後のマスは酸欠でグロッキーな状態に陥っていて、回復にはかなりの時間が必要なのが一般的

…ですが、ここの魚は油断していると『あっ』という間に脱走を計ろうとします


まだまだパワーが有り余っている…ということなんでしょう
このスタミナは、一体どこからくるのでしょう

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今日一はコチラ


箱スチの中でも、こうした風体の魚のパワーは
また一段と強い印象を受けました

尾鰭付け根の太さを見れ…なるほど納得

こんな魚達を相手にしてると
終了の午後三時まで、アッ言う間に過ぎてしまいます

是非皆さんも、このニジマスとのファイトを一度は体験してみて下さい

余談ですが、この『箱スチ』と言うネーミングもナントカしたい所(笑)

いずれは、もっとカッコいいネーミングを期待したいですね





by sureyamo | 2015-10-12 20:56 | River fishing | Comments(8)
2015年 10月 05日

懲りずに…

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夜明け前の高速道路。

渋川伊香保インターを過ぎて、利根川を横切る上りこう配のきつい高架にさしかかると、急な横風に一瞬ハンドルを持って行かれそうになる。

天気こそ良さそうだけど、こんな日の丸沼は大荒れ覚悟。




夏の間に溜め込んだ余熱を、まだまだ放熱し切れていない丸沼。
マス達の活性は相変わらず低迷を続けている。

それでも深まり行く秋の気配とともに、ブレイクラインから少し沖目に係留したボート釣り師のロッドがチョコチョコと曲がる様子を見受けるようになって来ているのが、せめてもの慰め?

早朝の時点で、風向きは峠側からの吹きおろし。

飛距離は出るもの、あまり良い釣りの印象のない風向き。

メインの流れ込みも迷ったけど、まずはスリットで様子伺い。


水位は前回来た時よりも下がっていて、ちょっと頑張って立ち込めばスリットの核心部まで余裕でフライが届いてしまう。


普段の水位なら、とても立ち込むことが出来ないシャローの湖底は薄らとクスんだ色をしていて

人が立ち入ることで真新しい湖床が顔を覗かせる。

そのポイントに人が入ったかどうかは、その痕跡で概ね予想がつく。


スリットのシャローを見る限り、減水してからフライマンが立ち込んでいないことはすぐに察しが付いた。恐らく、この水位まで短時間で一気に減ったのだろう。


人が入っていない…ということだけで、期待を膨らますには充分なんだけど

急な減水が事実なら、あまり宜しく無い。


そしてやっぱり『そんなに甘くないのが丸沼』を地で行くように…


慎重なアプローチさえ見透かされているようで、このスリットではフライが目視できる距離でUターンする魚影を二回見掛けた(それもあまり大きな魚ではない)だけで終わってしまった。


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風向きも安定せずで、気がつけばターンオーバー時の指標となる『泡』が、スリット側の水面に無数に打ち寄せられ始めていた。

この『泡』が直接悪さするワケではないのだろうけれど、表層は吹き溜まり状態で、殆ど水が動いていないのが気になって仕方ない。
なんというか…釣れる気(雰囲気)がしない


そこで風向きの関係で風裏になっていると予測されるエラ沢に移動。
ここならキャスティングに影響するような風も吹かないだろうし
それでいて、しっかり湖流の対流が見込めるワンドだからだ。

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バックスペースは全くないのだけれど、色付き始めた湖畔林を背負いながら
フライキャスティングでオカッパリ。
こういう場所で岸からフライをヤレる…なんて二十年までなら考えも付かなかった。

でも

左奥の切り株の周辺で、40センチクラスの鱒が二回ライズをしたものの
結局はソレっきり。

しばらくすると、風向きが変わってワンド内で風が回るようになってしまった。
左から右から…と湖流はコロコロ変わってしまって収拾がつかない。
もちろん、その間アタリらしいアタリは一度もなし。

時計を見ると、もうお昼を少し過ぎかかっている。
移動するなら今しかないだろう…ということで、メインの流れ込みに向かうことに。

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発券場でご一緒だったフライマンの方のお隣にいれてもらって
お互いアゲインストに苦戦しながら振り倒します。

左サイドで一度アタリがあって
ラインを止めながらティップで負荷を探ると、すぐに魚信と確信。

追い合わせでセットフックしたものの、これがものの数秒程でフックオフ。

結局、あたりらしいものはコレっきりであり
この後頑張ったところで劇的に良くなる見込み薄だし
キャスティングも荒れて来たので、今日は少し早めに納竿。

やはり…なんだかんだ言いながらメインの流れ込みが確率が高そうです。
競争率は高いですけどね(笑)


by sureyamo | 2015-10-05 08:41 | Lake fishing | Comments(2)