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2017年 05月 19日

バラギ

僕の自宅に、お仕事の打ち合わせで訪れてくれた中国人のクライアントさん
仕事場に散乱する数々のフライフィッシングアイテムに、どうやら触発されたようで

『フライフィッシングをやってみたい』

という流れになり‥‥

当初は『赤久縄』あたりでサクッとFF体験でも、と考えていたのですが
クライアントさんのスケジュールと僕のスケジュールの折り合いが、なかなか着かず

ようやく調整がついた決行日は、なんと『赤久縄』の定休日

次なる候補地で、ふと脳裏を過ぎったのは
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バラギ湖

ここに訪れた前回のエントリーが2007年だから
ほぼ10年ぶりの来湖(←そんな言葉はありません)

久しぶりに訪れた釣り場ですが、コレと行って以前と変わった風もなく

ホッとしました



直接僕のクライアントである『孫』さんは、日本に来て長いので日本語はバリバリなのですが
『孫』さんのビジネスパートナーで、今回来日していらした『蔡』さんは
片言の日本語だけしか通じません

ただ国籍は違えど、同じ『釣りキチ』であることに違いはありません

まぁ

なんとかなるっしょ!

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先に書いた通り、10年ぶりのバラギ湖でしたが
勝手も全然変わっていませんね

マッディなのでわかりにくいけど、フライ用桟橋の一番先端からでも
水深は1m有るか無いかって感じ

ウェイテッドのフライであれば、全層カバーできそうですから
シンキングラインの出番なんてほとんどありません

逆に、こんな浅さだからこそドライフライには好都合



ニジマスのサイズも40cm前後がアベレージ

どの魚も鰭の欠損は皆無‥‥というか
フィッシングダメージを負っている個体というのにも、お目にかかりませんでしたね
(たまたまかも知れない)


まぁ、それにしても、サイズの割にはよく引きます

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回遊コースは広域なようで
群が過ぎるとパタリと釣れなくなる時間もあります

また、今回は風が吹くと食いも悪くなりました
(いろんなケースがあるのですね。)



何を投げても無反応になる時間には
キャスティング練習

群が入って来たら『実釣モード』という風に
自然の流れでメリハリが出来るのも、結果からしたら良かったようです




ランディング圏内なのに、なかなかネットインしない
往生際の悪いニジマスも沢山います

実は、ここバラギ湖にも
ハコスチが放流されています

ハコスチのパワーは、ここで語るまでもありませんよね
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そんな感じで、基本は回遊待ちなので

フライはとにかく目立つフライが良いと思い
結んだフォームカメムシが大人気


さすがに後半ともなると

フライの直下でどこぞのヤマメのような挙動を見せるヤツも多くなったものの(笑)

でもまぁ、ここの圧倒的魚影の前には(^◇^;)屁のツッパリ
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全てが『初』の孫さんにしてみたら
何もかもが新鮮だったようで
写真を撮りまくっては感動してくれます(笑)


日本の仲間からのサプライズプレゼント(フライ)も
とても喜んでくれました



水面に浮いたPOPなフライを
ガボッと吸い込むナイスサイズのレインボートラウト

そしてそして
管理釣り場としては勿体無いくらいのロケーション


こんなフライフィッシング初体験では

逆にハマらない人は居ないんじゃ無いの?
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初心者にフライフライフィッシングを体験させる上で、最も重要なのは

あぁ、またフライをやってみたい

と思わせて終わることです



教える側としては、基本をしっかりマスターさせる事ばかりに行きそうですけどね
そんなことやってたら、大半の人は嫌になっちゃいます



最低限の事だけ教えたら
自分で考えさえて、ある程度好き勝手にやらせる時間を与えることも重要に思います



だいたい一回の体験会で、教えられる内容には限界はありますし
許容量にも個人差があります

一度に詰め込むことよりも

何か一つだけ出来ないことが出来るようになれば良いのです




もし仮に

そんな中途半端な状態で終わったとしても

それは必ず次に繋がる

そう‥‥‥‥またやりたくなるに違いありません





不遇にも、フライ初体験でガチガチな講師に当たってしまった方の中には

あまりの難しさ(難しくしてる)に『俺には無理だ』と思ってしまった方というのも
実は後を絶ちません

とても残念なことですし

と〜っても罪なことです
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この模様は、後日YOU TUBEに動画編集であげるそうです

中国では、フライフィッシングという釣りの情報が、まだまだ不足しているとの話で
こういう動画をアップすることで新たな市場開拓を狙っているとの話です

当然ナレーションは、全部母国語でしたから(笑)
何言ってるのか(言われてるのか)さっぱりわかりませんでしたが



最後にフライフィッシングは

『とても面白くて、奥が深い』

『道具を買って練習して、またやりたい』

という、一番欲しかった言葉を頂戴しました



またそれと同時に
国境を超えた釣り友達が、一度に二人増えた瞬間でもありました



# by sureyamo | 2017-05-19 17:48 | Lake fishing | Comments(0)
2017年 05月 12日

自分の蒔いたプレッシャーと向き合う。


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2日のインターバルを空けて

またしても市民広場に来ちゃいました



前回の釣りで散々いたぶり倒した後ですけど

現場では

何事もなかった

かのように、ヤマメ達は大らかにライズを繰り返していました
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天気、気温、そしてハッチ‥‥

先日の状況と、何も変わることもなかったのですが

それはあくまで外観だけの話

この前使って釣りまくった『スペント』パターンを結んで
ライズに流し込んでみたのですが‥‥

案の定

見向きもしません

恐るべし学習能力



自分でスラせたヤマメのライズと向き合うことほど
高難易度の釣りはありません



こういう時に、実は秘策がありまして‥‥

今日は特別に皆様にお教えいたします

聞きたいですか?

聞いてガッカリしないでくださいね

対策は実に簡単





人からもらったフライを使う(ぷっ)
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僕のフライボックスから救世主降臨?

誰のフライだか、見る人が見れば一目瞭然

そう‥‥知る人ぞ知る、ミッジの達人古川さんのフライ

(そういう貴重なフライを使うか?というツッコミはナシで!)







フライを結び替えて、ものの30分ほどで

瞬く間に5匹が、このフライの餌食?になってしまいました

凄いね、俺も今度巻いておこうかな(笑)
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この手のクリップルは凄く良く見えるし

何より使い勝手がとても良いです!

普段は、浮き方が曖昧なパターンばかり使っているから、なおさら‥‥かもしれません。

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ただし‥‥

それも長くは続きません


所詮は、そんな『貰いフライ』自体

そう何本もありません



ドリフトを繰り返すたびにフライへの反応が薄くなって来ます









そこで今度は

昔巻いて、最近はほとんど使っていなかった

デッドストック品

の出番

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逆さ毛針

ではないですよ

バーチカルスタイルのヘアーピューパパターンです






恐ろしいことに

コイツに替えてから、あっという間に

7匹連続ヒット

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こういう廃盤スレスレのパターンも

捨てたもんじゃないですね



今回の釣りも、なかなか勉強になりました




# by sureyamo | 2017-05-12 20:45 | River fishing | Comments(2)
2017年 05月 09日

パニックライズ

大型連休も終わり、静寂が訪れた渡良瀬戦線

今年は仕事の関係で、釣りは連休初日以来!

‥‥と言っても、今日もこの後にはクライアントとの打ち合わせが入ってるので
釣りに興じられるのは正味半日だけ

ならば、少しでも長い時間川に立ちたい自分としては
夜明けの現着は当然のこと(笑)
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圧倒的な魚影を求めるのであれば、相川橋周辺のC&R区間が最も手堅い選択肢ではあるけれど
今回は連日の激戦による余熱を避け
あえて一般区の市民広場に入ってきました

かつて往年の名ポイントだった流れも
浅くなった河床によって単調な流れと化してからというもの
居着く魚の影も激減

まるで、記憶の隅に追いやられように
取水口の直前でライズする一匹のヤマメが、なんとも寂しげでした

※一応フライは流してみましたが(笑)あっさりUターン
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中洲に渡って、いつものポジションに向かいます



ほどなくして始まったライズは、一気にその数を増し

気がつけば、とんでもない数のライズに囲まれてしまいました

その数、少なく見積もって30個以上

そして


釣り人は僕一人だけ
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このポイントでは、このような状況に陥ることは
実は一度や二度ではなくて‥‥

ただ何れの釣りも、苦戦した記憶ばかり



この時も、な〜〜〜んだか嫌な予感はしていたのですが
それが単なる予感でなかったと気付くのに、そんなに時間は掛かりませんでした



とにかく、虫の流下量が尋常ではなく

ライズは半ばパニック状態!


圧倒的な流下量の前に、たった一本の擬似ばりの

なんと無力なことか(笑)


こういう事態に直面するたびに

つくづく痛感するのです


ただね‥‥



僕だって、こんな修羅場
伊達に何度もくぐり抜けてきている訳ではございません(笑)


今までの経験則から引き出しの中身を総動員

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こんな状況では、交通事故的な出会い頭も期待薄


それでもポツリ、ポツリとライズを仕留めることが出来ました
(ライズしている数に比べれば‥‥情けないです)
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サクラマスのライズは少数派で

このポイントでの、ほとんどがヤマメのソレでした


どうりで難しい訳です






ライズの大半は
水面膜にベッタリ張り付いて流れ下る昆虫に向けられているようです



この個体の場合には、色々な水生昆虫が捕食されていることがわかります

何も固定種のみ選定して捕食してる訳では無いようです


このサンプルからは

どの種にも通じる『共通の特徴』に気付くべきでしょうね

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一応、色々なフライを試して見ましたが
もっとも安定した釣果を得られたのは♯18のスペントスピナー

それも、意図的に胸部を強調したパターンの反応は
スレッドだけで処理した、スリムなモノを完全に凌駕


特に今回のように、大量流下時を釣る場合には

色やサイズをリアルに合わせることより

いささかオーバー気味に盛ったシルエットの方が

良いのかも‥‥?




ちなみに

伝家の宝刀とも言えるBFDが、今回全く無視されるという事態も勃発

多分、インジケーターの存在がNGだったようです

※トリミングしてしまえば釣れるとは思いますが‥‥なんか勿体無いので(笑)今回は大人しく鞘に収め
普通に良くあるスピナーパターンで通しちゃいました


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流下が少し下火になり、パニックライズも若干収まりかけた頃

ようやくマッチ・ザ・ハッチの効力を発揮


今までの仕打ちが嘘のように(笑)狙ったライズは、いとも簡単に仕留められちゃいます

魚は単にスレているワケではなかったのですね‥‥まぁ、これでスラせちゃった訳だけど(ぷっ)




ほんと

今までなんだったの?







ここから怒涛の追い上げ?で

瞬く間に二十まではカウントしたのですが、あとはもう

どーでも良くなっちゃいました

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新たな流下物も加わって、サイズも若干上がったようです

偶然ですけど、今まで使っていたフライサイズに実際の流下が自然とマッチしていたようです

今回もなかなか興味深い体験が出来ました



やはり渡良瀬川らしい釣りというのは

こういう釣りになるのでしょうね



釣りに行けば行くほど、この川の懐の深さを思い知らされます


この釣りには正解終わりというのはないのでしょうね



# by sureyamo | 2017-05-09 21:47 | River fishing | Comments(0)
2017年 05月 03日

兵どもが夢の跡

渡良瀬二連戦の疲れも

ココに来て、ようやく取れてきました

回復にどんだけ掛かるのでしょう‥‥(~_~;)
ホント‥‥こういう場面に出くわす度に、己の『老い』を痛感いたします
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今回の釣行ではPATCH BOX(新製品)も、ご覧の通りの『夢の跡』状態となりました

フライセレクトには迷いませんでしたけど
これから先の展開を考えると、もうワンサイズ大きい『Lサイズ』の方が良かった?(笑)かな



すでにモンカゲロウやヒゲナガカワトビケラが活発に羽化し始めています
昨今の渡良瀬川桐生地区において大量投入されているサクラマスは、この手の大型種の『捕食』には、とても積極的です

捕食される様は、今後益々日常的に見られることになるでしょうね


まぁ、普通の感覚からすれば
こんな虫が目の前を流れて来て『食べない』方が不自然な話ではありますけどね
(渡良瀬川で永く釣りをしていると、どちらかというと『食べないこと』の方に興味が湧いて来てしまいますが)


この手のマッチ・ザ・ハッチの釣りに興じていると

『ライトケーヒルで釣れちゃったよ』
とか
『アダムスで釣れるよ』

と、おっしゃられるフライマンと遭遇することがあります
(最近は減りましたが、以前はかなりの頻度)
※それも自分より年配&フライのキャリアも大先輩な方々に、とても多い※


これは十中八九
『スタンダードパターンでも充分釣れるよ』アピールなのだと思いますけど‥‥

でもそれ、僕に言わせると、とても
『ずるい』(ぷっ)

キャッツキルやウェスタンに代表するスタンダード・パターンと呼ばれるフライは
僕などがこの世に出現する遙昔から
フライの先人たちが、それこそ道具も情報もままらない時代から
気の遠くなるような試行錯誤して生まれて来たフライパターンの‥‥つまり

様々な状況下において、釣れる要素の最大公約数を盛り込んだ、言うなれば

最終兵器

釣れて当然のフライで
誇られても響きませんよねぇ(^◇^;)









ただ

今回の釣りで残念なことが一つありました

それは当日、仲間が釣り上げたサクラマス(35cmくらい)の口に残っていたフライが

バーブ付き(VARIVAS 2200 CURVED SHANK 2X Fine~3X Fine Micro Barb)であったということ

※2200って、ファインバーブレスっていうラインナップがあったハズなのに‥‥※

フライの画像を載せちゃうと、もしかしたら誰だか分かっちゃう?可能性も高いし
別に、犯人探しするつもりも毛頭ないので、今回は敢えて公開はしませんけど



レギュレーションは守ってくださいね

ホント、お願いいたします




追記

ここ数日で釣れ始めたばかりの渡良瀬川にしては
魚の痛み方(口)が激しいような気がします

いや、気がします‥‥というか
もう明らかに(重症なのが)多い



綺麗事抜きに、釣りというのは
大なり小なり魚を『傷付ける』ことで始めて成立するゲームです

僕ら愛好家の出来る精一杯は‥‥
その傷を最小限に止めることくらいしかできません


魚を傷つけるのは、何もフックだけではない
(ファイト中にローリングするヤマメにとって、ティペットさえ立派な凶器)
とも言われそうですが
僕らに出来ることと、どうする事もできないこともあります

フックをバーブレスにすることなんて
最も簡単で、今すぐにでも実践できることです




# by sureyamo | 2017-05-03 06:55 | and others | Comments(4)
2017年 05月 01日

ライズリバー

各方面の方々から
『渡良瀬川ってどうなの?』

なんていう問い合わせに
良い回答が、何一つも返せない日々が続いていたのですが


ここにきて
ようやく始動!
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毎年恒例となっている

渡良瀬合宿
(誰がつけたか知らないけれど)

にも、なんとか間に合いました。




当日は早朝から、流れのそこかしこでライズを見受けることができました

例年のこの時期であれば、別に普通?の光景ではあるんですが
何せ、今までが不調ということもあって
感慨深いものを感じますね

仲間が集まるより、ほんの少しだけ早く到着したN島くんと二人で
一足早く出竿
 
弩流芯でタイミングよく始まった、景気の良さそうなライズにフライを放り込むと

ガボン!

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噂には聞いていたけど
まさかまさかの
特大サクラ(42cm)が、イキナリのお出迎え!

ドライフライ専門で渓流でしかフライをやらない方にしてみたら


ほとんど

ご縁のないサイズ




もちろん完全なる放流モノではありますが
こんなサイズの魚達が、手頃にドライで狙えるフィールド‥‥というのは
それはそれで魅力的です



無論、地魚が掛かった刹那に見せる
破壊的な初速やスタミナには遠く及ばないものの

そこも、あえて『万人向け』とするならば
意外にも、ちょうど良いバランスかも知れません
(ファイティングパワー的なお話



また、この手合いの銀毛した個体は、餌の追いも一際良く

一旦釣られたとしても少しすると、再び餌を追うことも多いので
ライズの数自体、かなり期待もできます

フッキング後にバラした(サイトで確実に手応えあり)にもかかわらず
次のプレゼンテーションで、再び食ってしまった魚もいたくらい

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さらにはこの日、追加放流日ということもあって
魚影に関しては、いささか過密状態

本来なら、午後2時くらいから流下ピークの後半には
ライズも落ち着くハズなのですが

ヤマメはダラダラとライズを辞めてくれません
となれば、当然我々もダラダラとフライを振り続ける図式


春のマッチ・ザ・ハッチというのは、レースでいう所の短期決戦
『スプリント』的なイメージを私的に感じているのですが

今回の釣りは、『エンデュランス(耐久レース)』の様相を呈してきています


さすがに、そこまでのスタミナは持ち合わせていませんでしたが
かと言って辞めるわけにも行かず‥‥
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パーマークのシッカリ出たヤマメの強かぶりは、一段と際立ちます

サクラ系の魚は、大概ヒレが切れてしまっている個体が多いのですが
ヤマメに限って言えばコンディションは、すこぶる良好

サイズ的には少し小振りではありますが
流下物とゴミを、せっせと見極め、黙々と捕食行動を繰り返す様は
つくづく感心してしまいます

まーるで勤勉な日本人のサラリーマンを投影しているかのよう(笑)
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そしてやはり

一番気になるのはハッチ(流下)でしょうね








朝から昼くらいまでなら
マダラカゲロウをイメージした♯18前後の
スペントスピナーパターンで、大概のライズには対応が可能だと思います。



今も昔も、現場での会話で水生昆虫の名前を聞かれることも多いのですが
最近、自分から昆虫の名前は
あまり同定しないようにしています



ガガンボにしろ、アカマダラにしろ

同じ種であっても、地区や個体差でその色味が微妙に違うこともあれば
もしかしたら、酷似しているだけで全く別の種にすり替わっている可能性だって充分に考えられる


それを一々区分することは、話のネタとしては面白いけど
実際の釣りに反映させるだけの意味があるのか‥‥と言ったら

ソレは
ほとんどないかな
(まぁ、僕程度の釣りの経験内の話ですけど)


水生昆虫の名前を、細々と覚え細分化することより

その虫が
どんな色で、どんなサイズで、どんな形態(状態)で捕食されているのかを知る
そして願わくば、その状態をキチンと自分の目で見ること

ソレらが醸し出す独特の『シズル感』をフライに投影させることの方が、我々にとっては

何十倍も大切ですね


今の時代、スマフォには高性能なカメラが付いています
上手に活用し、正確な情報を共有致しましょう

虫の同定なんて、必要最低限だけ抑えとけば
ヨロシ(笑)


かつて渡良瀬川で釣鬼と呼ばれ
恐らくは一番ヤマメを釣っていたフライマン(ヤマメだけでもなかったけど)は
虫の名前なんか、ほとんど知らなかったのですから‥‥(笑)
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そういう視点で↑の写真を独自解析してみてください

時間があれば全ての種を同定するのも良いですが
僕などは、全体の雰囲気で流下(リアルタイム)の全体像をグロスでイメージするようにしています

ありがちな落とし穴としては
あまり難しく考えすぎないことです

昨今の渡良瀬川は、昔見られたような

『工場のライン』を彷彿させるほどの

単一流下で、鬼のような難易度を要求される場面も、以前ほどはないので
こんなザックリな視点で通用することの方が多いです







そして

午後からは、フライ直前のUターンライズが増えます


さすがに『スレてきた』かな?
というのは半分正解だけど、実ば半分間違い(笑)

流下はマイクロフタバを代表するような
サイズにして♯28〜♯30に切り替わっています

DD的なイマージャーかスペントスピナー的なモノに変えれば
魚の反応は手のひら返し(笑)


フライは変態的な小ささですが、頑張って結んでしまえば

自分だけ掛けまくる快感♪


が堪能できます(ぷっ)


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僕はこの川で、ライズへの接し方から何から
全てヤマメ(本当は半分はウグイだけど)に教わってきたせいのあるのですが


やはりヤマメのライズに対峙している時が(サイズに関係なく)
一番緊張しますね

今回は、そんなライズリバーに丸々二日間
どっぷり首まで浸ってくる(別に沈したわけではありません)ことができましたから


❤️当に幸せ❤️
(そのぶん、今は死ぬほど疲れてます)



















# by sureyamo | 2017-05-01 15:26 | River fishing | Comments(2)
2017年 04月 23日

新刊

先日、フライロッダーズが発刊されました

この手の雑誌も
初心者の頃には発行が待ち遠しく思うものですが

釣行を重ね、様々な経験を積み
己のスタイル(信念)の確立とともに
いつしか縁遠くなってしまうものでもあります

かくいう自分の中の、フライフィッシング黎明期には
欲する情報は『つり人』『フィッシング』と言った、総合誌の中で、たまーに掲載される
僅か数ページに満たない記事であったり
はたまた
とじ込み付録的な中綴じの冊子というのが関の山でした

その記事のために
要らない情報満載(笑)の雑誌の発刊を心待ちにしていたものです


まぁ、これは実際のフィールドに出ても同じで
渓流ならいざ知らず、人目の多い里川でフライなんか振っていた日には
釣りを知らない人からは、ちょっとした『変わり者』扱いなわけです


同じ川でフライマンと出会う機会も、本当に少なくて
偶然に出会った時の親近感は尋常ではなかったです

出会うフライマンは一人の例外もなく、皆さんいい人ばかり
本当に良い時代でした

今では同じフライマン同士なのに
嫌悪感を覚えることも少なくなく、それがとても悲しく思いますね
古き良い時代を知っているだけに‥‥


最近この趣味を始められた方は、情報に溢れ、道具にも困らず
恵まれた環境で堂々とフラフィッシングが楽しめるようになって
本当に羨ましい限りです


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今回の発刊に関しては、自分はノータッチ
(そもそも、自分で書いた記事は一切読まない)
でしたが

知っている仲間が沢山登場しているので読んでいてい楽しいですね

内容も月間誌の時よりは随分と濃くなっていますから
巷での評判も、なかなか良いようです

ただ残念なのは
同月発刊の『FLY FISHER』誌は、今回の発刊を最後に季刊になるようです

まぁ、創刊当時はもともとが季刊発行だったので
元に戻った‥‥という話でもありますが
個人的には『よく、ここまで月間で頑張ってきたなぁ』というのが本音ではあります

ある意味ライバル関係にある『ロッダーズ』誌での掲載がメインではありますが
もともと、僕もデビューは『FLY FISHER』(1997年)からだったので
思い入れは人一倍あります

今後の内容の充実には、本当に期待しています
双方、切磋琢磨して、共にフライ業界活性の底上げに、貢献していただきたいものです


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ロッダーズの話に戻ります

今回も新しいフィッシャーマンが続々紹介されています
手前味噌ではないですが、タイイングレベルの高さには目を見張るものがあります

こういう形で人の目に触れる機会というのが、実は己のタイイングの技術向上の
一番の特効薬でもあります

釣る為だけの性能に特化したフライというのは
実は、ビジュアルに耐えられないものの方が多かったりします(笑)けど

メディアでは
人に『釣れそうだなぁ』と思わせ、巻かせる気にさせる‥‥ということも、とても大事です
こんな中から、次世代を背負うフライマンが、沢山育ってくれると素晴らしいと思います

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ただ‥‥ね

職業的に苦言を言わせてもらうなら

全般的に写真が暗すぎます(爆)
写真のクォリティーに差があるのは仕方ありませんが
(持ち込みデータもあるので)

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それとページレイアウト


マコちゃんのページですが

これ
すっごく読みにくい(^_^;)




内容は凄く良いのに台無し!

自分の部下がこんなラフ校上げてきたら
直々に洗面所で顔洗ってやるレベル(爆)

‥‥とか思っちゃいます
まぁ、時間がないのはわかっているのですけど‥‥


余談

渡良瀬川桐生地区では、先日ヤマメの放流があり
ライズも少し見られるようになってきました

ポイント的なバラツキはありますが、これから良くなって来ると思います










# by sureyamo | 2017-04-23 15:04 | and others | Comments(0)
2017年 03月 30日

春遠し?

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例年であれば、この時期には
ライズの花?!も満開の渡良瀬川桐生地区ですが

今年はどうしたもんでしょう

願っても無い好条件を選んで川に立って見たのですが‥‥
何も起きませんね

ユスリカ、カワゲラ、ガガンボと
羽化は順調に始まっているのですが、水面は一向に割れる気配なし

成魚放流はすでに数回行われているハズだし
確実に魚はいるハズなのですが
なんというか魚影そのものが見られません

その代わり‥‥と言ってはなんですが
カワウの姿は激減!

駆除が効いているのでしょうね
これだけは、とってもありがたいことです

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ライズの待ちの間に

ちょっとだけ回想モードに突入


初めて渡良瀬川で釣りをしたのは、確か小学校二年生の頃



対象魚も、釣り方も変わってしまったけど

‥‥あれからかれこれ、この川で44年も魚釣りして遊んでいる計算になる‥‥

というのもどうなのかな(笑)と思いつつ



まぁ、フライフィッシングという釣りに首までドップリ浸かってからも、最初の15年くらいまでは
誰かを師に崇めることもなければ、共に切磋琢磨する同胞がいた(最初はいたけど辞めちゃったしね)わけでもなく
ほとんど独学

人との繋がりや情報源が一気に広がったのは
二十代の後半くらいに、桐生市の某市民団体に入会してから

あれから‥‥でも、もう20年以上も経ってしまいました



かつては、散々ライズを待っていた凄腕な仲間たちも

二巡、三巡‥‥





当時の釣り談義を容赦なく交わせる釣り人の数も
今となっては片手ほどしか残ってません




この川で釣りをしなくなってしまった人

川の釣りを辞めてしまった人


釣り自体を辞めてしまった人


そして‥‥

他界されてしまった人




もう二度と繰り返される事のない、淡く、儚い思い出の断片達は
まるで何もなかったことのように‥‥

この川の水面に乗って
これからもずっと、忘却に向かって流れ続けていくのですね




自分とて、後こうして何年
この川に立っていられるのかな?

計算すれば、その回数を算出することは可能でしょうけど
ちょっと悲しくなってしまいそうなので

それだけは辞めておきます(笑)




この歳になると

ライズが無いと無いなりに
余計なことを色々と考えてしまいますね

ほんと困ったもんです


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正午になりました

単発ながら、オオクマの飛翔も見られましたが
やはりライズは発見できませんでした

これ以上待ったところで、良くなる見込みも薄いので
今回はこれにて撤収です



ただし、この状況であれば


ある日
突如として

好転するとも考えられるので
まだまだ目は離せません



























# by sureyamo | 2017-03-30 17:49 | River fishing | Comments(4)
2017年 03月 19日

今期初渡良瀬

群馬が解禁になって、今季初の渡良瀬川に行ってきました

‥‥と行っても、今回は釣りというよりは

下見

(^_^;)



無論、魚もすでに放流されていますし
今日(当日)も実は成魚の放流日!

ただ毎年の傾向ですが、三月中旬くらいまでは
ライズに恵まれない日の方が多いくらいですからね

そんなに慌てる必要はありません


例年、一番最初に下見に来るのは、ここ!
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ライズを見つけやすいし‥‥

また仮にライズがあったとしても
釣るのに、いちいちウェーダーを履く必要性がない、というのがその理由(笑)



ここは漁協の放流場所から、かなり離れている事もあって

常連さん以外


と遭遇することはまずありません


上流から落ちてきた魚が必ず溜まるポイントなので
この時期、実は最もライズが期待できる場所の一つです

されど、この時間帯ではライズを確認することができませんでした。
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水量的には、結構いい感じなのですが

この濁りはちょっと‥‥ね




この後、団地と女淵を見てきましたが

もうしばらく様子を見てみようと思います
















# by sureyamo | 2017-03-19 20:49 | River fishing | Comments(0)
2017年 03月 15日

一反木綿の話

釣りの話ばかりですけど
今回は少しばかり脱線してみたいと思います。
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幽霊を見た

この手のお話は、割と頻繁に耳にしますけど

妖怪みた

という話は、あまり聞きませんよね



今回は
少し前の記事で、ちょっとだけお話しした

一反木綿

のお話をキチンと(笑)してみたいと思います

もちろん、これは作り話なんかではなくて
自分自身の実体験です

信じるか信じないかは、皆さんの自由ですけど‥‥ね


さて

この話をするには、33年ほど時を遡らなければなりません

当時の僕は19歳
釣りも大好きでしたが、それと同じくらいバイクに夢中でした

400ccのロードスポーツの他に、125ccのトレール(MTX125)を所有していて
その時の気分に応じて、ある時は峠のワインディング‥‥
またある時は林道ツーリングと、時間の許す限り年中県内の山々を走り回る日々


そんなある晴れた日の日曜日、赤城山のとある林道の起点に居ました

その林道は、鍵付きゲートでいつも閉鎖されていたのだけれど、横倒しにしてバーの下をくぐすことができるバイクには、全く無意味
当時から伐採作業の軽トラックがたまに乗り入れているくらいで、すれ違うバイクも皆無

いつ行っても楽しく走ることができる、お気に入りな林道の一つでした
その日も適度にテールを振り出しながら、快調に標高を重ねて走っていました


そんなコースの中、いくつか支線があります
この林道を走るたびに、必ず数本の『支線巡り』というのはお約束

この日は、そのうちの未走破の支線に突入してみました


支線の割には道幅もあって、轍の後が残りにくいぐらいシッカリ締まった
砂利道のフラットダートが尾根の谷間に奥に向かって伸びています

細く長い幹の木々で囲まれた林間コースは、広く明るい印象で
自ずとペースは上がっていきます

そのせいもあるのでしょうけど、割とあっけなく終点に到着してしまいました
正確には、終点といっても道がないわけではなくて
そこからはトレールというよりはトライアル車でないと難しそうな獣道といった感じ

そこでバイクの向きを変えて、本線に戻ることにしました

つい今さっき、自分が走ってきた痕跡を確かめるように
再びペースを上げ始めた時に‥‥ふと、何とも言い知れぬ違和感を感じました


それが何なのか、最初は全くわからなかったのですが
何げなく見上げた上空に、その違和感の元凶があったのです

自分の真上、そうだいたい5mくらいのところに
真っ白い帯
がたなびいていたのです

それは自分の進行方向から、前方にむかって林道に沿うように‥‥です

改めてバックミラーを覗いたみたら
その物体は、自分の走ってきた後方にも長く伸びています

同時に、その帯は樹木の繁げる葉よりも低い位置に存在していることまでシッカリと確認できました


もちろん、来る時にはそんな物体はありませんでしたから
その異変には、意識より先に体が反応していて

すでにアクセル全開

本線の分岐までは数分も掛からなかったと思います


本線に出たところで、一旦後ろを振り返ってみたのですが
その時には、そんな白い帯などどこにも見当たりません

普通なら、そこで怖くなって再び走り出ししてまうのでしょうけど‥‥

時間を置かずに、再び戻ってみることにしました
怖いというより好奇心の方が上回っていたのですね

つい、今しがた全開で走り抜けてきた道を
ゆっくり確認しながら(恐る恐る)往復してみたのですが‥‥
やはり、そんな物体はどこにも存在しませんでした

一体あれが何だったのか、未だにわからないのですが
似たようなモノを目撃した、という話はポロポロと聞かれます



イメージ的には『一反木綿』が一番近いので、自分の中では便宜上そういうことにしてあります(笑)

世の中には不可思議なものが確かに存在するようですね



ちなみに冒頭の写真は、その本線の一部です




# by sureyamo | 2017-03-15 18:00 | and others | Comments(0)
2017年 03月 07日

既に‥‥

解禁して、はや一週間経とうとする神流川

‥‥終日気温が上がらない‥‥
早春の釣りでは一見、好条件と取れるような曇天が
裏目に出てしまった

土日のフィッシングプレッシャー、というのも当然あるとは思うけど
まさか、ここまで苦戦を強いられるとは

正直思わなかった

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あまり『芳しくない』という話が駆け巡ったかどうかは定かではないけど
解禁して間もない割に、釣り人の数も気持ち少な目




今日は前回の釣行では竿を出せなかった『役場前』からスタート

ヤマメの活性自体は悪いわけではなくて
朝も早い段階から水面への関心の高さは伺い知れたものの

何せ、見込めるハズのクロカワゲラの羽化が大したことなくて

期待外れでガッカリだったのは
むしろ僕らよりもヤマメ達だったでしょうね
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関心はあるくせに
やっぱりソコは前日、前々日に痛い思いをしているのでしょう

お見限りになられる(ぷっ)個体のなんと多いことか



それじゃ〜ニンフで!


な〜んて考えも実は甘くて

‥‥というか、ニンフでも散々痛い目を見てきたのでしょうね
ほんと

食わない!





実は今、密かに研究中(修行ともいう)の

マイクロニンフ


僕が此処で言うところの『マイクロニンフ』と言うのは
ノーウェイトであったり、極小マーカーなどを組み合わせた『ありがち』ヤツではなく


川底で、あまりレーンを変えず
目の前に流れてくるリアルサイズのニンフしか啄ばまないような『曲者』を

仕方なく(笑)相手にしなくてはならない時の


苦渋の選択的な方です


システム的には、現在色々と試してる最中で
公表できるだけの実績がないから、まだ詳細は書けませんが
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そんな姑息?な手を使っても、今回の展開は

超絶難しかったです‥‥はい!


そもそも
ヤマメが中層に浮き出した段階で、ルースニングには、ちょっと不利な展開なんですね
(ルースニングは魚が川底に張り付いているような時が、一番効果的と思います)



コレといったイベント(羽化)を迎えることなく
ただただ単調な流下というのは

実に難しい(^_^;)
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なんだかんだ言いながら、最終的には『ツ抜け』は出来たものの

まだ1週間ほどしか経っていないとは思えないほど
厳しい展開でした


‥‥と言いながらも、また行っちゃうんだろうなぁ

















# by sureyamo | 2017-03-07 12:47 | River fishing | Comments(0)