2019年 05月 10日
怒涛の10連休が終わり、静寂が戻った渡良瀬川桐生地区 現着は10時少し前 4月だったら、この時間から再びライズが見込める時間帯だけど この時期だと流石に厳しい? 平日ではあるものの、見渡す限りで2人釣り人がいるだけの半ば貸切状態 地元のフライマンの大半は、すでにイブニング狙いなのか いつもこの季節の日中は閑散としています こんなドピーカンの日中のライズ それもハイプレッシャーの後となると それはそれは 一筋縄ではいかなくなって当然 でも そんなライズだからこそ 取り甲斐もある というもの 先日の増水で少し魚影が散ったような印象です ライズ同士の間隔も広くなってます ただ、どのライズも共通で、なかなか定位してくれません 護岸の高い位置で、魚影が目視できるポジションなら ある程度は追うことが可能ですが 一旦ウェーディングしてしまうと、その所在は全く不明 ヤマメのライズに法則性が見出せず さらに、それに追い打ちをかけるごとく、下流からの吹上げの風 その間隙を縫ったドリフトで ようやく綺麗にフライが流れた時に感じる 『出るぞ!!』 の瞬間 からの〜 『鼻ツン』 いや、どれだけ教育されてるの? 連続10回の『鼻ツン』なんて前代未聞(泣)なんですけど フライも俺も かなり舐められてます(笑) でもソコは意地(ぷっ) ボディだけ水面直下に入るフライで、それも極小サイズのフライを流し込んで ようやく‥‥というか、たまたま釣れてくれました ストマックから出てきた内容物は、そんな小さな虫ではないですけど ほとんどが水面直下 フライなんて浮いている限り『鼻ツン』なのも 理解できます (教育が進む前なら、それでも出ちゃうんでしょうけど) フックサイズを18まで上げて 一般的によく使うユスリカのフローティングミッジピューパのパターンに変更 フライのフロータントを一旦全部流し落とし 目視ギリギリの状態で水面に落ちた時だけ フライをレーンにスライドさせ、スラックを追加 そこからライズまで 全ラインシステムをフリーで送り込む! そして大事なのは、心の中でこう叫ぶこと 『(ドラッグがかかる前に)早く出ろ!!』 フライもよく見てますけど、ドリフトもシッカリ吟味されてます 通常なら2〜3回のドリフトで反応がなければ、速攻でフライ交換なんですが 今回は魚が結構動くことで、魚の視界にフライが入っていないことも考えられました その分、同じフライでドリフトする時間が多くなり そうなると当然、失敗ドリフトも魚達に見られちゃうから そこが何とも難しいところではあります 時間的な制約で、今日は12時半で納竿しましたが 何だかんだと 今年一番楽しい釣り だったかも知れません #
by sureyamo
| 2019-05-10 20:20
| River fishing
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2019年 05月 09日
C&R区間を釣ってる方なら、こんな魚達を釣ってしまった経験というのは 少なからずあるはず 魚の再放流区間に設けられたレギュレーションは、どこも例外なく バーブレスフック・シングルフック の使用が義務付けられています またドロッパーやトレーラーも、大概はセットで禁止項目に盛り込まれているので 特にウェッターマンは気を付けて下さい 『キャッチ・アンド・リリース』といえば聞こえはいいけど そこの魚達はそのエリアにいる限り 釣られる度に傷を負わされ続ける運命にあるという現実から 目を背けてはなりませんね せめて 魚に与えるダメージを最小限に留める ことぐらいは、ルールとかマナー以前の問題なんじゃないかと思うのです 正直、ここまで痛々しい魚ばかりが釣れてくる状況になると 釣る気が失せる感覚 というのを、生まれて初めて感じました もうソレくらい、最近酷いです こんな雑誌からの原稿依頼があった折り バーブレスフックについて書かせてもらったことがあります 内容としては 魚にとって生死を分けるダメージは、ランディング以降の魚の扱い ということを書かせていただきました (具体的には、バーブ付きフックでは外すまでに手間取ることが問題ということを唱えています) 写真のヤマメですが バーブ付きフックを、無理やり皮ごと引きちぎらないことには、こういう事にはなりません また、メディアもメディアで こういうことの警鐘は、ほとんど鳴らしません 著名人と呼ばれる方々の中にも C&R区間にも関わらず、バーブ付きフック・ドロッパーやトレーラーでの釣果を しれっとSNSやメディアに発信・掲載している方達もいらっしゃるようです 仕事柄、掛けた魚は是が非でも取りたいジャンルの方々なので 周りも叩きづらいのかな(爆) 僕らを含めた一般のフライマンは そんな目先の釣果に踊らされることなく キッチリと決められたレギュレーションを 正々堂々、守り続けて行きたいものです #
by sureyamo
| 2019-05-09 07:47
| and others
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2019年 05月 05日
少しゆっくり目のスタートが裏目に出て あたりをつけていた各ポイントは、どこもかしこも満員御礼 しかし 渡良瀬川のフライ黄金期を謳歌した かつて往年の名ポイント市民広場に来てみると なんと貸切状態 渡良瀬歴17年目くらいのフライマンですと ご存知ない方が大半でしょう 実は、ココこそ往年の渡良瀬川語る上で 『団地裏』と共に欠かすことのできない名ポイント 『市民広場』 とは、この流れを指していたのです 当時の渡良瀬川でのマッチング・ザ・ハッチは 『日本屈指の高難易度』と囁かれ 首都圏から近いということもあって、全国から腕自慢が続々と訪れていたものです 『ヤマメ1匹の重さ』を思い知る釣り場として その名はメディアを通して全国区であり 特に当時の『団地裏』における高難易度は いまだ『アレを超えるモノはない』と言っても過言ではないくらい 極限的な難しさだったと記憶していますし 当時を共に釣った仲間であれば 誰一人として、そのことに異論を唱える者はいないでしょう 2000年の河畔林の伐採以降、一気に川底が埋まってしまい 当時の面影は多少は残っているものの 釣りのポイントとしての価値は急落 釣り人の姿はパタリと途絶えてしまっています それでもダメもとで覗いてみると‥‥‥ お世辞にも魚影は濃いとは言えないものの この流れでライズを見るのは、かなり久しぶり! テンションを上げるな、というのも無理な話 そんな流れの中のライズの割に、結構フライを選んできます すでに誰かにヤラれているか それとも ヤラれた魚が落ちてきたのか? ちょっとだけ手こずりましたけど 一つ取ると、また別のライズが始まって‥‥ それぞれを慈しむように 一つ一つ丁寧に釣っていきます ウイングの浮力に耐えながら、最後の力を振り絞って 産卵のために川中を目指すダイビングスピナー達 目的を達成した末に、力尽き、流され 己のウイングの浮力(気泡)で水面直下まで引き戻されたであろう雌達で ヤマメたちのストマックは満たされていました 朝のライズの正体は、一部のカディスの捕食を除き ほとんどがコレなんですよね。 流石に、当時のようなテクニカルなドリフトが求められるような 複雑怪奇な流れではなくなっていて 少し物足りなかった‥‥というのが本音ではありました 奥の『カタ』前に出来る『鏡面』で啄ばむようなライズを繰り返す奴は イブ前に7尾のヤマメに遊んでもらいました 明けて翌日も(懲りずに)半日だけ同区間に挑戦 天候だけ見ると、前日よりも断然良さそうが感じだったのですが ライズの数は激減 1日でこれだけ変わってしまうとなると 事前情報は悉くあてにはなりません この日は 朝一番もイマイチで 結局は朝8〜10時くらいの 普段なら、あまりよろしくない時間帯が、一番反応良かった気がします #
by sureyamo
| 2019-05-05 15:58
| River fishing
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2019年 04月 30日
1 開けて翌日 今度は少し早めに実家を出発 昨日のポイントに来てみたのですが、早朝から吹き降ろし風に見舞われてしまいました ライズそのものは視認できないまでも、ライズ音だけは聞こえてきます ほとんど止まない風の中、波同士が干渉するところにできる僅かな鏡面にフライを浮かべておくと‥‥ 魚たちは、そんなフライもしっかり見ているのですね 小ぶりだけど、綺麗なヤマメちゃんが、早速朝のご挨拶に来てくれました 既に仲間の刺さる相川橋に来てみました この頃になって、ようやく風も収まりかけてくれます ただ、この時間でもライズはなし 場所によっては、以前より深くなっている区間もあって 美味しそうなポイントが増えていますね 今日は流石に魚影は確認できませんでしたけど、魚が散れば必ず良い魚が付くはずです 右岸側、相川橋の上流を様子を見ながら上がっていくと 分流の『カタ』付近でライズを発見 昨日の段階でいるのは分かっていましたが、やはり健在だったようです ただし、しっかり『初等教育』は習得済みなような そんなオーラが出てます(笑) まだ本格的な羽化が始まる前の時間帯 こんな時は その時に羽化が見込めるであろう水生昆虫を暗示したパターンの中から 『しっかりドリフトできる』ボディーだけが水面直下に入るパターンの その中でも なるべく『小さいフライ』に結びかえてあげると 結構勝負が早いです ただ、ここでもしっかり『ガガンボ・イマージャー』は食われています (皿に出し損ねたイマージャーが沢山います) ただし今の、この状態だと、ガガンボもほとんど水面に出る前だから ドライでは厳しいと思います もう少し経てばドライ(ガガンボ)でも釣れる可能性はあると思いますけどね 昨日、ライズが見受けられたポイントですが 今日は少しばかり様子が違っていました 奥のプールで、結構頻繁に発生していて そのライズが、時間の経過とともに徐々に流芯に入り始め 気が付けば、いつの間にか ライズだらけ 今日はこの後に、漁協の放流は予定されていて このポイントにも、当然成魚放流が行われることになっているのですが この瞬間だけは 『ここには放流しないで』 という気分になってしまいます 一斉に始まった水生昆虫の羽化に伴う流下も そのタイミングや量は、なかなか一定ではないようで それに伴って同調しているのでしょう ライズも増えたり減ったり、レーンチェンジも慌しい感じです こうした、瞬間的な大量流下で陥る 一時的にパニックな精神状態のヤマメ達が釣りやすいのは、ほとんど最初のうちだけなので この時に、落ち着いてしっかり釣っておくことが大事と思います 今回は、フタバが見限られるのも割と早かったりしたのですが そこで極小の水面直下パターンに変えることで 反応は再び復活 #
by sureyamo
| 2019-04-30 08:03
| River fishing
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2019年 04月 28日
誰か付けたか 『渡良瀬川ライズ合宿』 という名の、いつしか恒例行事となりつつある謎の集会が 今年も桐生市で開催されました いや正確には、この記事を書いている現在も開催中であって 仕事で最後までお付き合いできない自分だけ、ひと足お先に“終了”という次第です 当日、集合場所に行く前に覗いたポイントでは 『朝の宴』の真っ最中! 水辺に降りて行く頃には ピタリ! と止んでしまうものです では、なかなか釣れないか?というと 決してそんなことも無くて 流芯でくり返される『ライズ』というより小さな波紋に向かって オーバーなくらいに慎重で静かなストーキングと 無駄なフォルスキャストの回数を減らした、そこそこのロングキャスト あとは、コレが一番大事なんだけど 運任せの『タイミング』(^◇^;) 28cm これが今年の『アベレージ』なのでしょうね 一応ストマックを取ろうと思ったのですが、実は少し前の釣行の際に 愛用のポンプを釣り場にうっかり落としてきてしまったのでした そこで、急遽契約メーカーさんの方に在庫を問い合わせたところ 現在、在庫切れとのこと ただ、無いと此方も困るために、無理言ってテストサンプルを送ってもらったのでした ほんの少しでもチューブが細すぎたり、太すぎたりするだけで ストマックポンプって、コレほどまで使えなく(吸い出すことができない)なるものだと言うことを 痛感した次第 そんなわけで、このお魚のストマック写真はありません (無理すれば出るんでしょうけど、そこまでは‥‥) #
by sureyamo
| 2019-04-28 22:16
| River fishing
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