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2006年 11月 22日

鉤選び

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各メーカーさんからリリースされる様々な形状のフック。どれを選ぶか迷いドコロの一つであります。

 どのメーカーさんの、どんなフックにしましても、求める部分は同軸上であります故どうしても似たり寄ったり(あくまで見た目的なお話)のフックで市場が渾沌としてしまうのは、ある程度仕方のない話。
 何だカンだ迷った揚げ句、結局最後は「いつも使い慣れているので…いいや」だったりするワケなんでございます。(よね?)

 フライタイイングの記事。レシピと称して使用フックの銘柄記載など必ずあるワケなんですが、これを鵜のみにして「このパターンは、このフックでないとイケマセン」と!勘違いされている方が…実は結構いらっしゃるようで…。
 シャンク長を含めた形状がおおよそ同じであれば、どんなフックを使っても、フライのシルエットにフックが及ぼす影響はありません。(←当り前)
 どちらかというと、同一レシピで巻いたフライでもフックの形状を変えるだけで随分と印象も変わったりするものでございます。記載銘柄に捕らわれず色々と試してみると面白いかも知れません。

 それとは逆に、使用するフックを限定するフライパターンもございます。
例えば、このミッジピューパなどが良い例でありましょう。
「TP88」なくしては出来ないフライであります。
 見ての通り、フルシャンクのドレッシングではないのですが、ボディーはスピアギリギリまで巻かれていますので、結果としてフックサイズと、ほとんど同等のシルエットであります。

 スタンダードなフローティングミッジピューパパターンを見慣れていると少々違和感を感じるかも知れません。しかしながら、定番のミッジピューパをあさっさリ見切る鱒達でも、こんなフライは受け入れてくれる事が多いのも事実。
こんなフライで攻められた後には、それこそ雑草も生えないでしょうが…(笑)

ここら辺の細かなレシピとタイイングにつきましては、後日媒体を変えてお披露目となる予定です。

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# by sureyamo | 2006-11-22 16:55 | fly pattern | Comments(5)
2006年 11月 21日

Old ORVIS

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 知る人ぞ知る、老舗オービスの廃盤となって久しいモデル。
鳴り物入りの“ボロン-グラファイト”を使用した最新モデルとして登場したPowerFlexシリーズで、これは当時、新品で購入した#7ロッドであります。
 
 基本的にはオービスグラファイト特有の“鈍重な”アクションに変わりはないのですが、既存のカーボンモデルよりは全体的に張りを強くした感じであります。
全域「トルクの塊」みたいなロッドでありまして、20ヤード位のフローティングラインを一気に後方へ引き抜く位のパワーは在りそうです。(常人の腕力では、ちょっと厳しい…)
そういう無茶苦茶な使い方?をする人は最近は少ないのでしょうけど…。(昔は稀におりましたが…)
 今風の高番手に比較すると、その性能差は明らかでございます。
いかんせん、二十ウン年前に設計されたロッドでありますから単純に性能比較してしまうのも「酷」ですけどね。

 最近のオービスロッドしかご存じない方もいらっしゃると思うのですが、オービスといえば…誰が何と言おうと「武骨なアンサンドフィニッシュのブランクス&スリーブジョイント」。
そして“バットに燦然と輝く「Orvis」のロゴ”。
ココに全てのステータスが凝縮されている!と言って過言ではないでしょう。

 スリーブジョイントなんかにも妙な憧れがありまして…当時主力として使っていた某メーカーのカーボンロッド・ジョイント部に無意味に黒いビニールテープで巻いて、スリーブジョイント風にしていた位であります。(←馬鹿みたい(-.-;))
 低番手シリーズにおいては、シガーグリップの「巻き上げ」などもオービスたる、アイデンティティーの一つでもありました。

 そんなオービスロッドも、日本でラッピングした廉価版“Mk2”シリーズのお陰で随分と敷居は低くなりましたが、これに伴ってシンボルである「ロゴ」はバット部の上の方に移動。
おまけにプリント仕上というお粗末さ。(爪でコリコリやると削れてしまうとは…これ如何に?)
 その後はこんな“Mk2”も廃盤になり…もはやロッドケースでも見ないと、他のロッドとパッと見の区別がつかなくなってしまいました。

 オールド・オービスのマニアは今も健在なようで、ネットオークションなどでは稀に取引されているようです。
低番手のロッドに関して言えば、今のモデルと比較しても大きな違いはありませんから、充分に現役として使えましょう。
当時の…あの懐かしいアクションは、今なお顕在なのでしょうね。
 自分のお財布が、もぉ少し重ければ…当時のモデルを何本か揃えて見たい気もします。
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# by sureyamo | 2006-11-21 10:25 | item | Comments(6)
2006年 11月 20日

ミッジング修行

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 鋭く尖った尾鰭と、ソレを支える締まった筋肉。
そんな彼女達に逢いに…今週末もAFF。

 最近のAFFは、若干混み気味でございます。
どうやらココのこんなサクラマスに魅力を感じているファンが口コミで広まってきている様です。こんな自分もその中の一人ではありますが…。
 毎回毎回、採算度外視で放流を継続し続けてくれている管理人さんには…ホント頭が下る思いです。

 週末の少々遅い到着だと、入る場所もちょっと限られてしまう…そんな感じ。
この日、一通り池を見渡して空いている場所は管理棟の丁度真向かい。
池の中では、最後の最後まで日陰のその場所。
見るからに寒そうなのですが…そこしか入れる場所がないようです。

 両サイドに木が植えてあって、ポジションの上方には枝同士の空間が横2m程しかありません。
そんな場所…フライマンが好き好んで入る場所ではありませんから、空いていて当然といえば当然でありましょう。
ラインの軌道がチョットでも横にブレると、厄介な事になりそうですが…実際の現場に行けばそんな場所ばかりですからね。
あまり神経質になるのも変なお話でありましょう。

 人も少ない為か、目の前の魚も幾分リラックス気味なライズを繰り返します。
この場所が今までマトモに攻められていなかったのかどうか判りませんが、異常な位のペースで釣れ始めました。もちろん、釣れる魚体は見事なサクラマスのオンパレード。
ランディングする度、どれも溜息が出る程の魚体ですからタマリません。

そんな天国が続くのも、せいぜい一時間といったトコロでありましょうか。
ドライフライが水面に取り残されている徐々に時間が長くなります。

所々で起こるライズも全体的に控えめになってきた…と、そう感じたら、この池で育ったミッジのハッチが始っている事の証。
#26以下を対象としたミッジングのはじまりです。

「はじまりです」とか軽〜く言っちゃってますが、終始悪戦苦闘の連続なのであります。

 ごく一般的に河川でのミッジングで使用するフライパターンなど、既に雑誌等で散々紹介されておりますが(紹介しても来ましたが…)こういった止水で、おまけに透明度の高い釣場となりますと、正直なかなか厳しい場面も多くあります。

 割と早い段階でアッサリに見切られるのが、今まで数々の修羅場を共に乗り越えてきた実践的なパターンだったりしたりして…精神衛生上、誠にヨロシクございません。

 成果をあげる事より自信を無くす事の方が遥かに多いような気もしますが…当面の間は、こんな感じの「ミッジ」修行を続けていくつもりです。

 そんなミッジフライの詳細につきましては…また後で。
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# by sureyamo | 2006-11-20 15:24 | under ♯20 Maniaccs | Comments(2)
2006年 11月 17日

クサカゲロウ

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カゲロウと言いましても…コチラはバリバリの陸生昆虫。

クサカゲロウでございます。

コヤツらの仲間であるウスバカゲロウの幼虫は“蟻地獄”で有名ですね。
(それにしても…最近見掛けなくなりましたね)

この個体をフライで表現しようとしたらサイズは#12番。

パターンにすれば、トビゲラ+カワゲラ÷2…って感じでしょうか?

鮮やかなライムグリーンのボディーとレースウイングが印象的。

クサカゲロウの由来は“草色”のカゲロウだから…なんて思っていたのですが

どうも、触ると異臭を発する“臭カゲロウ”から来ているという話です。(ホントかなぁ?)

そんな風な虫には、ちょっと見えないのですけれど…ね。

 フライフィッシングでの関わりとすれば

当然、テレストリアルと同様の扱いという事になります。

 過去の経験でも、クサカゲロウの成虫がストマックから出てきたのは、日光の管理釣場と渡良瀬川桐生地区で1回づつの計二回。

 双方とも、とり立てて偏食されている様子でも無かったので

今現在の見識では一々用意する迄もないフライパターンと言えますが…

期待や予測が裏切られるのは、この釣りでは常でありましょう。

 他のフライで流用できるパターンでもありませんから

保険として1〜2本はあっても良いかも知れません。
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# by sureyamo | 2006-11-17 12:45 | insect | Comments(2)
2006年 11月 16日

腐れ縁

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 高校2年の頃、祖父に買ってもらったダイバーズウォッチ。
今にして思うと、祖父に何かモノを買ってもらったのはコレが最初…で最後でもありました。
 それから今日に至るまでの25年間、何処に行くにも肌身離さず使い続けて来ました。

最終電車に乗り遅れないように、ライズと腕時計を見比べるようにフライを振り続けた大谷川のイブニング。
朝8時15分キッカリに、歌ケ浜(中禅寺)のブレイクラインに沿って回遊するホンマスの群を待ち続けた中禅寺湖通い…等々。
今まで経験した数々のフライフィッシングシーンで、いつも自分の脇役を演出してくれた…唯一無二の携行品。

ただ…このダイバーズウォッチ。実は「回転ベゼルが逆転してしまう」という致命的な欠陥があります。
ダイバーにとって酸素残量の目安となる潜水時間をチェックするベゼルが逆転してしまうなんて、生死に関わる大問題なワケですが…
でもまぁ、ダイバーでもない自分がベゼルを使うのは、せいぜい「パスタを茹上げる」時くらいなモノですから…。

150m完全防水を謳っているクセに、文字盤の夜光塗料にカビが生えて来ちゃってるなんて…機密性も疑わしいですし、ここ数年は「曜日」表示の歯の噛みあわせが悪いようで、真昼間に平然と曜日が変わったりします。もはや、ダイバーズウォッチ云々というより普通の腕時計としての機能も微妙に危うくなってまいりました。
 
それでも、幾度となく紛失と買替え危機?を乗り越えながらも…今なお飄々と自分の左手首で正確な時を刻んでおります。
「腐れ縁」という言葉は、通常対人関係で、あまり好ましくない関係の場合に使われる言葉ですが…モノに対しても「腐れ縁」というのが存在するのであれば、まさにこの時計がソレに当るのでありましょう。
時計としての最低限の機能を保持してくれているうちは、このお付き合い…当分続きそうです。

最後にベルトを交換してから既に三年目ですから、そろそろ…また切れる頃でありましょう。
今度で何本目になるか、もはや数える気すらなりませんが…。

 ちょっと前に、同じ型の復刻版(オレンジ以外)が販売されたようです。
後日、気になって探して見たのですが…既に完売。根強い人気があるのでしょうか?

# by sureyamo | 2006-11-16 15:06 | and others | Comments(4)
2006年 11月 15日

タングステンソフトシンカー

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 「シンカー」はルースニングやアウトリガーに欠かすことの出来ないアイテムですよね。
大きく分ければ「板」「粒」「粘土」の3タイプがございますが、それぞれの持ち味を活かした使い方をしてあげれば、どれも大差ありません。

そんな中でも圧倒的シュアは、何と言っても「スプリットショット」。
俗に「ガン玉」というヤツですね。
餌釣りに興じていた小学生の頃から、随分と御世話になっております。

最近ではエコロジーの観点から「無鉛」のタイプやゴムでコーティングしたモノまで様々。
 さすがに安いものは、ショットの切り込みがセンターから(思いきり)外れているモノとか、玉のサイズが明らかにバラバラだったり…とか、そのロークォリティーぶりは三十年以上顕在。

そんな安いガン玉錘でも、あらかじめ切込み面にシリコン系の接着材を塗り込んでおくと、ティペットに優しくて、なおかつズレない高級スプリットショットに大変身!
小技好きな方はお試しを…

 仁丹粒くらいのサイズから鹿の糞サイズ?まで、それこそ十数種類のショットが売られている訳ですが、ルースニングでマトモに使える重さは、だいたいいつも決まっていますよね。
一般的なフリーストーンで特殊な事でもやらない限り,せいぜい2〜3種類。それ以上揃えても結局は「ベストの錘」の役目ぐらいしかならないようです。

 フライ専用?として、数種類のショットが専用ケース付きで売られている商品を良く見ますが、内容的にはどれもヘビーウェイト(セットで一番軽い錘で実際にはMAX位)気味な感じを受けます。
川の規模が違うのでしょうが…洋モノ”には特にその傾向が強いように思います。

 今まではそんな感じでショット中心のシンカーだった訳ですが、今年は「粘土型」も併用してみました。
モノ自体はちょっと前に購入してあったのですが、なかなか使うまでには至っておりませんでした。
 装着に関して若干(結構)不安でしたが、実際に良く揉んだ上でシッカリ練り付けてあげると…コレ、全く問題がないんですね。
 シンカーだけ“ぶっ飛んで”行ってしまうという事は、遂には一度もありませんでした。
不安材料があっけなくクリアしてしまいますと、逆に利点ばかりが際立ってきます。
重量の微妙な増加減や手返しの早さは、まさに粘土型シンカーならでは…といったトコロ。
めでたく一軍に昇格でありましょう。

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 こういったアイテムは手返しが重要ですから…こういう場所に付着させておく。この方法は、そのまんま佐藤成史さんの「パクリ」でありますが…かなり使える小技であります。

# by sureyamo | 2006-11-15 10:59 | tips | Comments(2)
2006年 11月 13日

沈黙のルースニング

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利根川の支流である吾妻川の2.5km区間を冬期開放した釣場として今年で(たしか)三年目となる「阪東子持村吾妻川冬期釣場」。
前橋の自宅から、わずが20分の距離であります。

 HPには、釣り人に誇らしげに掲げられた巨大な“にじます”が列挙してWEB上に公開されております。
興味のある方はコチラ

 そんな冬期釣場へ…降りしきる雨の土曜日に初エントリーしてまいりました。
一雨ごとに水温・気温共に下降線の季節ですから、当然釣りの条件としては芳しくはありませんが…そんな事いっても始りません。
気を取り直して行きましょう。

区間は大きく分けて2区間。
お持ち帰り可能なキープ区間とキャッチ&リリース区間に別れております。
今回は魚影を期待してキャッチ&リリース区間に入りました。

 川は減水気味(との事)。河原に立つころには雨も止みます。
ライズに繋がるようなハッチも期待出来そうもないので、ここは当然ニンフの出番。
ショット付きのシステムは久しぶりだったせいか、今日は妙にティペットが絡みます。

 タナを変え、ショットを変えて何度も何度も流れをトレースしてみるのですが、魚からのコンタクトは一向にありません。
事前情報(HPからの)で、流れの中を重点的に攻めているのですけれど…。

業を煮やし「サイトで直談判」を決意。魚影を求めて少し下流へ移動します。
そこでようやくお下品なライズ発見。

その周辺を目を皿にして…やっと見つけた魚は60センチ楽々オーバーの巨鱒でありました。
一見すると川底の岩盤の影にしか見えないのですが、見つけてしまったらコッチのモノでございます。
四方八方から、あの手この手で攻める、攻める、攻める。
胡散臭そうにヒラを打って流芯の向こうに消えてゆくまで10分と掛かりませんでしたけど…。

 その後システムをルースニングに戻し、二番目に妖しそうなポイント(一番目のポイントは先客独占状態でございます。)にフライを流し続けること三時間。
我ながら良くやるなぁ〜と感心するほど…えぇ、そりゃぁ〜今回は頑張りましたよ。
ほとんど意地でござます。

 そんな努力も虚しく、結局は降りだした雨の雨足が再び強まった時点で退散を決意する訳なのですが…今回はそんなに悔しくはありません。ヤルだけヤッたので悔いなどは…まったく。

 現場でお逢いしたフライマンのお話では「昨日は良かったけど、今日は特に悪い」のだとか。(-.-;)
でもまぁ…そんな「良かった」と言い放てる状況ですら、個々の体験が土台になっている以上、あまり参考にはなりませんけどね。

 後日改めてHPを見たら“キャッチ&リリース区間の情報も求む”旨の表記を発見しました。情報が全くないみたい。
本来なら一番魚影が濃くなければならないハズの区間なんですけどね。(-.-;)
道路から川まで決して近いともいえない区間だっただけに推して知るべきだったのでしょうか?。
「日本のNZ」の現実は…ちょっと厳しいようでございます。
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# by sureyamo | 2006-11-13 15:30 | River fishing | Comments(6)
2006年 11月 09日

ダイビングスピナー

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スペントスピナーパターンというのは、相変わらずとても良く釣れるフライパターンのひとつに違いはないのだけれど、マッチ・ザ・ハッチという観点から現場で絶対的な必要性を求められる機会って、意外と少ないと思いませんか?

 渡良瀬川でのスピナーフォールなんて、今迄幾度となく経験してはいるものの、一連の流れの中で起こるライズがスピナーパターンじゃないと釣れなかった…なんて経験は一度もありませんものね。

 とかなんとか…スピナーパターンの必要性に関して、ちょっと懐疑的な事を書いちゃったりしましたが、ストマックを見て初めて「スピナーだけ偏食されていた事に気が付いた!」って事例は、実はゴチャマンとあるのです。
 そのほとんどが、偶然釣れてしまったようなモノばかりなんですけど…ね(-.-;)

 スピナーとなり水面から無事に離脱した個体(♀)でも、産卵・放卵の為には再び水面と接しなければなりません。そんな産卵(Blow)行動に起因するライズを狙う…という概念を定義づけしようとするならば、さしずめ「マッチング・ザ・ブロウ」とでも言ったトコロでしょうか?。

 水生昆虫の羽化は川底から水面、水面から大気中という流れに対し、産卵は全くその逆ルート。
水面に放卵する場合は別として、自ら水中に潜って川底に産みつけるタイプであれば「潜水」「再浮上」というステージを当然追加せねばなりませぬ。
 個人的に数年前から最も注目しているスピナーは、この「再浮上」のステージ。
再浮上といっても、当のスピナーとしては無事に天命を全うし(まさに)「虫の息」状態でありましょうから「絶命寸前の浮游状態」という表現の方が正しいのでありましょう。
 潜水の時は水圧で体にピッタリ張り付き銀膜のベールと化しているスピナーウィングも、魚のお口に入るころには水圧で潰れた棒状のヨレヨレウイング。
水中を流されているうちは、キッチリと成形されたスピナーウィング…なんて言うのは物理的に有り得ません。本物の儚いウィングは水圧の影響をモロに受ける訳ですからね。そんなのに比べたら遥かに強靱?なフィルムを使ったリアルなスペントスピナーパターンなんて沈めたら最後…モロバレでありましょう。
ならば…まだ繊維を束ねただけのウィングの方が数倍リアル
フライはパッと目だけの判断では全て語れないって事の良い例でありましょう。)

恐らくトリガー的には、この辺りのシグナルを上手に具現化すれば良いのでしょうね。

フライは当然水面膜の裏側で、ドリフトはもちろん“デッドドリフト”。
魚のライズフォームを崩させないで綺麗に食わせるには…ピクリともさせてはイケマセン。
(理想ですから…何とでも書いちゃいますよ。) 

いやいや…きっと水面に向う途中でも相当数食われているハズですから、フェザントテールのルースニングなんて言うのもアリでしょうね。

チョット待った!
う〜ん、なんかコレが一番釣れそうな気が…(-.-;)
※ウィングの話と矛盾が生じてきそうな予感。

 一昨年の渡良瀬川足利地区で、ダイビングスピナーの“スーパー産卵”を目撃致しました。
この時、いろいろと興味深い実験(ハッキリ言ってライズが取れなかったものですから…)してみましたので、これはまた後程、別記事として乗せたいと思います。
 また、そこらへんのフライパターンも含めて近日アップいたします。

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“繊維を束ねただけの”パターンで取りあえず〆!
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# by sureyamo | 2006-11-09 20:51 | fly pattern | Comments(4)
2006年 11月 08日

ラビットファーニンフ

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 へヤーズイヤーニンフは、以前の記事でちょっと紹介いたしました。
その時のコメントでご指摘頂いた通り、そこでは兎の耳でも特定部位のへヤーだけ使用したモノでした。
今回は、マスク周辺の柔らかいファーをメインに使った「ラビットファーニンフ」をご紹介いたします。

 ちなみに、ここでいうラビットファーニンフとは「ラビットファー」を使った“ニンフの総称”として大雑把に捉えて下さい。

 ファー自体は細くて長く、スレッドへの絡み具合も良好。毛先が短くて張りのあるへヤーなどをダビングする時など、混ぜ合わせて使うことで「繋ぎ」的な役割も果たしてくれます。

 ちょっと昔の話、家族の寝静まった台所で、夜な夜なジューサーミキサーの中に、こういったファー&へヤーを大量にブチ込んでは隠密ブレンド(消音のためバスタオルで包む事を忘れてはならない)したものでございます。
 今では、既にブレンド済みのラビットファーダビング材の小袋が、各メーカーさんからオリジナルなレシピで販売されておりますので、ここは大人しく購入する事をお勧めいたします。奥方にジューサーミキサーを使われる度にビクつく必要もありませんしね。

ダビング済みのファーでも、余りの種類に迷ってしまって…という方にオススメの商品。

●f.a.i.s  岩井ダブ
●ヘアーライン クリスタルダブ
●キャナルCNF ダビング

 その他にもオススメ出来る商品など探せば幾らでもあるのでしょうが、一度も使っていないモノを評価する事なんて出来ません。あくまで実際に自分が使ってみてオススメ出来るダビング材のみを挙げさせて頂きました。
※ただし岩井ダブの場合、色によってはブレンド具合にムラがある商品がたまに混じるので、購入前に良く確認。束々感があるヤツは避けた方が無難です。
あまりこういう事書いちゃマズいのかなぁ?まぁいいや(笑)

 こういったファーを使ったタイイングで一番の醍醐味といえば、工程最後の「ピッキング」。
自分など、ついつい図に乗って「掻き出し過ぎる」傾向にあって、寸留めのつもりが結局はスレッド引っかけて強制終了しちゃうなんて事…結構あります。
 ピックアウトは、フライを水に馴染みやすくすると同時に、シルエットをボカして曖昧にさせる効果もあります。こうする事でニンフの汎用度の幅が広がると言うものです。
是非とも「寸留め」技を習得し、モサモサ感タップリの妖しいニンフを巻いてみて下さい。

※なんか…ニンフネタが多くて申し訳ありません。
そろそろ水面向います(笑)
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# by sureyamo | 2006-11-08 12:46 | fly pattern | Comments(4)
2006年 11月 06日

連休最後の管理釣場

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三連休の最終日となった11月5日日曜日。
赤城フィッシングフィールド(AFF)に行ってまいりました。

 今日は、ランディングネットで有名なSilkywoodの細川氏、お江戸のゴリ松さん、そして高校生カップルの古川裕太君を引き連れて秋の管釣を堪能しようという魂胆。

 特に今回の主役は、この裕太君。
名字を聞いてピンと来る方は…スルドイ。
そう…かの「ミッジの達人」として伝説の男、故古川雪浩氏のご子息。

 裕太君、お父様が急逝されてから、なかなか釣りに行く機会が無かったと聞きます。
実は今回、そんな彼を見兼ね、改めてフライフィッシングのレッスンを…という、晩年の古川氏を師と仰ぎ、釣行を共にした「ゴリ松」さんならでは、粋な計らいという訳です。

2連休で激シブと化したライズに没頭しつつ午前中は終り、午後一の釣り開始直前。
驚いた事に、レッスンの要望は裕太君の方から直接の依頼でした。
当の本人、ずっ〜とキャスティングに大苦戦。
それでも午前中は、見様見真似で一人(本当は二人だけれど…)寡黙に頑張っていたようなのです。

けなげじぁ〜ないですか!
すぐに人に頼らず、自分で悩んで見る…とても良い傾向。

 でも…釣り自体はソレでも良いのですが、キャスティングに関しては自己流というのは頂けません。変な癖がつく前に、基礎だけはシッカリ抑えておかないと、後で大苦労するのは自分ですので。
 
 小一時間も練習するとループも安定してきます。
ちょっと油断すると、ガクンとリストが開いてしまうのですが…最初のうちはご愛好。
 裕太君自身は、途中に見せたロールキャストに一番感心を示していて((-.-;))かなり気に入った様子。どんな事であれ自分が楽しいと思える部分を見つける事が、まずは継続の秘訣でありましょう。

 実釣のTipsを交えながらのレッスンも少しは役に立ったようで、最後は見事なサクラマスを手中に納めます。裕太君にとって今日の一日が、フライフィッシングの大きな1歩になったのであれば良いのですが。

 さて釣りお話も少々。
文中でも述べた通り、今日のAFF…これが今まで以上の「大苦戦」。
二連休のハイプレッシャーの影響というのは想像を遥かに超えていました。
「プレッシャーの連鎖」なのでしょう、当日もシッカリ放流が行われていたにも関わらず…です。

 終日、ライズの…その殆どが極小のユスリカピューパに対してのイヤらしい波紋ばかり。
おまけにトビきりの透明度ですから、どのような釣りになるかは想像出来るというモノでしょう。
 こんな日、終日を通して唯一安定した効果を発揮したフライは、アベレージサイズ#30以下の「ブユリカ」。

奇しくも、裕太君のお父さんが考案、誌面で公開された有名なオリジナルパターンでございます。

細川氏、ゴリ松さん、途中で合流した渡良瀬足利地区の常連さんもお疲れ様でした。
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# by sureyamo | 2006-11-06 13:46 | River fishing