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2019年 02月 19日

マイクロニンフの概念

マイクロニンフの概念_c0095801_19510675.jpg
ドライフライの釣りの時は、割と細かい所にまでこだわる割に
ことニンフィングとなると、フライも仕掛けも大雑把になる‥‥という方は割と多いです
(はい!かつての自分の事ですが何か?)

ですが、もうチョットだけ慎重、そして真剣に考えることで

この釣りは更に釣れるようになる

ということを、お伝えしておこうと思います





そんなニンフィングでも、自分が思う所の最強のニンフといえば、これ

マイクロニンフ

マイクロニンフの概念_c0095801_19510710.jpg
写真はTMC100の♯26


もし仮に、自分が渓流魚だったなら
多分一番『やってもらいたくない』釣り方とでも言いしょーか‥‥‥


その効果は絶大であり
目的の渓流魚のみならず、流れに同居するウグイ達もろとも

容赦無く釣れてしまう



このフライを流した後はぺんぺん草も生えない
いやいや
水中にぺんぺん草は、そもそも植生しておりませんけど‥‥
要するに、そういうレベルのフライということです




僕の推奨するところの『マイクロニンフ』とは

ただ単に

サイズが小さい

ということと

基本的にノーウェイト

であると言うこと以外
普通のルースニングに使用するニンフと何ら変わるところはありません


もちろん、使用するフライが小さいのでティペットは必然的に9X、ないしはそれ以下になりますし
そうなった場合に多発するトラブルは、甘んじて受け入れなければならないわけですが

その対価は推して知るべし



小さいフライに対する先入観として
アピール力不足を懸念する方も多いと思いますけど…

ご心配なく

そう思っているのは釣り人だけです(笑)



サイズの大小に関わらず
フライ自体、かなり『目立つ存在』であると僕は解釈しています

そもそも魚達というのは
色々なものが流れてくる水中にあって
餌となる水生昆虫(基本的に保護色)だけ選別し、捕食する能力を兼ね備えているわけで
魚がフライを見逃すことの方が可能性として少ない気がしています







少なからず一つのポイントで、複数の魚を釣りたいと考えた場合
釣りの鉄則としては

ローインパクト!!


そういう意味もあって
僕の使う『マイクロニンフ』は、かな〜〜り地味です



このマイクロニンフィングの戦略については
実は今期の課題の一つでもあります


こんな『ちぃ〜せぇ〜』ニンフで何が出来るのか?
今年の群馬の解禁から、改めて実釣で検証していきますので
(変態さんは)ご期待下さい



# by sureyamo | 2019-02-19 16:21 | fly pattern | Comments(0)
2019年 02月 16日

マイクロニンフの魔力

上野村の冬季ニジマス釣り場も残すところ明日まで(今日は16日)となりました

今回は
クロカワゲラのライズでキッチリと結果を出す

というお題目を己に課して
久々の本気モード(だから今回、写真はありません)で臨んできました

10時スタート
目標のライズ縛りで『ツ抜け』達成には、2時間以上かかってしまったものの
魚たちは全て納得のいく『出方』をしてくれたのでした


午後はポイントを変え
川底に身を寄せ合う魚達を相手にルースニングを敢行

そこはやはり、連日攻められているだけあって
ニンフといえど、これがなかなかに渋い!


こんな時の救世主となるのが

マイクロニンフ

通常ニンフとなると、サイズは♯12〜14前後
人によっては♯8〜10は普通に結ぶとは思います

自分の場合も御多分に洩れず、その流れに従ったわけです
まぁ、釣れるには釣れるものの

やはり反応は芳しくありません



そこでINAXとしては
普通に♯22〜26サイズのニンフを結ぶ!



すると、ここからお約束的な

確変モード突入!!

さらなる追加分23匹は、あっけなく達成してしまいました
(ちなみにこのポイントは、午前中だけで20匹ほど釣られた後だったとのこと)


薄々判ってはいたものの(笑)改めて

恐るべしマイクロニンフ

なのでした!


追記

この釣れ方はヤバイので(爆)詳細につきましては
差し控えさせていただきます
悪しからず


とか言っちゃって、そのうちシレっと取り上げますので(ぷっ
お待ちください



# by sureyamo | 2019-02-16 18:53 | fly pattern | Comments(0)
2019年 02月 15日

究極のミッジングスレッド

先日、先輩(フライの大先輩)から
『これ、ミッジ用のスレッドに使えるかなぁ』

ということで、お試しに頂戴した糸があったのですが

いや‥‥‥‥これが

凄かった!


何が凄いって

16/0(廃盤)と比較してみれば一目瞭然な
この細さは、もはや変態的と言わざる得ません
究極のミッジングスレッド_c0095801_23061975.jpg
基本的にはナイロンの単線

TMCスレッドに『モノスレッド』と言うのがありましたけど

タイイングの際に少しでもテンションを緩めると
ブワッと戻ってしまったりで
割と巻きにくいスレッドだったのですが


こちらは適度に伸びる!
張りも強くないので、とても巻きやすい!

何よりメチャクチャ細い!!
究極のミッジングスレッド_c0095801_21350793.jpg
♯28のラージアイに巻いてみたのですが

このサイズにして
この巻き数

って、結構凄くないですか?

トンデモナイ素材が手に入ったものです(笑





それにしても、いつも思うのですが
先輩はいっつもこんなモノ、良く探して来るものですよ



自分で見つけたモノではないので
ここで「商品紹介」できないのが、すごーく残念ではありますが

ミッジングの未来が、少しだけ開けたような(笑)気がして
嬉しくって、思わず記事に上げてしまったのでした
究極のミッジングスレッド_c0095801_21351198.jpg
このスレッドを使って巻いた、このフライで
明日はクロカワゲラのライズを狙ってこようと思います





# by sureyamo | 2019-02-15 23:26 | fly tying | Comments(0)
2019年 02月 11日

FISHING TICKET

FISHING TICKET_c0095801_22544220.jpg
まず最初にキッパリと言ってしまうと

『釣り券』なんて言うものは、僕ら釣り人にとってしたら

別にどーでもいい

存在なのです



釣り券というものは、そもそも

『はい、私はしっかりと入漁料を払いましたよ』

という事の証明以外の何物にも無いわけで

購入者からしてみたら
釣り券自体が『どんな形態をしていようが』それは全く関係ない!



ただ


しっかり購入した!という証明証ですから
これを失くしてしまうことだけは、あってはならないのです

つまり

我々遊漁者は、釣り券を所持した瞬間から
紛失・破損といったことを、常に気に掛けなければならないということになります



普通の感覚であれば、そんな大事なものは
お財布の中に仕舞い込んでしまいたくなる!のが人情ですけど(笑

あいにく、釣り券というのは『必ず見える場所につける』
というのがルール、常識になっています

だから

釣りの邪魔
(物理的な意味の他に、精神的な不安材料という意味で邪魔ということ)
になってしまうことは避けたいのです





いつしか自分の本業の中でも

横行する『紙製の荷札の釣り券』だけは

なんとか出来ないものか?


という課題を己に突きつけ、気がつけば

漁協さんに対して、様々な提案をする立場になっていたのでした
FISHING TICKET_c0095801_23301921.jpg
正直、商売とすると

恐ろしいほどの薄利


同業者との会話の中では、半ば呆れられるほどですから
全く『美味しい話』ではないと言うことは、最初に申し上げておかねばなりません

『よくやるよ』と自分でも度々思います(笑)



ほとんどボランティアに近い感覚なのですが
ここまで来るには、それなりの投資もしたし、補助金(みなさまの税金)も使っているので
引っ込みがつかないのも事実ではあります(笑)


もちろん値段を無視すれば、それこそ

すんごいの(爆)

作れるわけですが

紙荷札から乗り換えてもらう!と言うことが大前提
紙荷札の単価を知ってると

そんなにコスト、かけられるわけありません





また、これは漁協さんに限らずなのですが
『新しいこと』に対して、割と後ろ向きな考え方をされる方が多いということ
後ろ向き、というと語弊があるかも知れませんが

まぁ、早い話
『今までので困ってないから、別にいいじゃん。面倒臭いし』
的な対応をされちゃうことが往往にしてあります

でもこれは、単に僕の説明不足
己の営業の力量不足に過ぎないのだけれど(笑
FISHING TICKET_c0095801_22532559.jpg
昔のスキーヤーであれば、ご存知の方も多いんと思うのですが

苗場スキー場の一日券(リフト券)にインスパイヤされ
最初に手掛けたのは、このバンド型の日釣り券です

これをストックに貼って、リフト乗り場の改札をパスするのですが
これが結構、当時は流行って
前のリフト券を剥がさずに付け足すスキーヤーなどもいて

まぁ、良いんだか悪いんだか判りませんけど(笑)

ただ、カッコイイ『券』であれば、逆に『率先して付けてくれる』という部分は
とても参考になる事例です




このバンド型も当初は、普通のステッカーで製作を試みたのですが
如何せん
一番のネックはコスト


同時進行のリストバンドを流用した『日釣券』に関しては
その後漁協さんや管理釣り場さんで採用していただき
ご好評をいただけているようです

僕の身近なところでは、実際に使っていただいた方も多いのではないでしょうか
FISHING TICKET_c0095801_22532128.jpg
この手の話をさせていただくと
とんでもなく長くなってしまうので(笑)端折ります


結局何が言いたいか?というと

実はここにきて
ようやく理想に近い素材での、ご提案が叶いそうなのです

簡単に付けられて、簡単に外せて、水にも強く、風でもバタつかず
それでいて、あまり長持ちしない(悪さする人がいるので)ことも大事
当然かっこ良くて‥
だけど、お値段控えめ

な日釣り券です



まぁ、ここのブログをご覧になってくださっている皆様は、基本は遊漁者でございますので
こんなお話は無関係であることは、重々承知しております

皆様にお願いがあるとすれば
こういう『釣り券がある』

ということを

是非とも広めていただきたいのです


実は今シーズンから、採用を検討していただいている漁協様もあるのですが
何分、自分の力量では限界がございます

一応HPも作って見ましたので
(まだ途中ですけど)

皆さま、何卒よろしくお願いいたします

僕を『入漁券開発』から卒業させてください(爆)



# by sureyamo | 2019-02-11 00:18 | works | Comments(2)
2019年 02月 06日

ライズ縛り

前回、ミッジに拘るあまり、見事にクロカワゲラの羽化を見落とし
とんだ遠回りをしてしまったワケですが

今回は準備万端!

さぁ今回は、この前の轍は踏まないぞ!!


‥‥‥と望んだ上野村の神流川冬季釣り場


なのですが


実は今回、新たな試練が待ち受けていたとは
この時点では知る由もありませんでした
ライズ縛り_c0095801_17561640.jpg
風のない曇天

‥‥‥いやもっと正確に言えば、雨前特有の天気



10時の時点では、ライズはポツリポツリ見られる程度と
この前とは少し勝手が違っているように感じます



今回は12時半まで釣りをしたのですが
肝心のライズは、全く持って

寂しい限り

先に結果から言ってしまうと

ライズで釣ることができたのは、ハコスチ4匹
ライズ縛り_c0095801_17561941.jpg
釣果はさておき
内容的には実に興味深い展開となりました





スタート直後から

立て続けに二つのライズが、チャチャッと取れてしまったのでした


そして、その時に結んでいたパターンは
前回同様のクロカワゲラのパターン

そのストマックが下の写真

ライズ縛り_c0095801_17562306.jpg
しかし程なくして、このフライが全く効かなくなってしまったのであります



サイズや色、フックを変更したものをローテーションで流してみると

何度かは口を使ってくれたものの
なかなか魚がフライを吸い込んでくれません

ジックリと観察されてしまったら最後
2回目以降のドリフトはガン無視される始末




結局前回同様、苦悩(至福?)の時は刻々と流れ

最後に結んだフライで

今まで散々、シカトを決め込んでいたライズを

あっけなく

二つヤッつける(笑)ことに成功したのでした

ライズ縛り_c0095801_17562539.jpg
これが

その時のストマックサンプル






二つのサンプルを比べ整理すると‥‥‥

クロカワゲラを示唆したフライで、パタパタと釣れた時は
本命(クロカワゲラ)があまり入っていない


その一方

肝心の本命が大量に捕食されている時は
クロカワゲラのフライが散々見限られている

という解釈になる?のかな






羽化量が膨大になると、得てしてソックリさんは不利になる
(自分のフライは本物ソックリではないので、かなり語弊はあります)
と言う事はザラにある事なので

まぁ、納得はいくのですけど



納得いかないのは、その時のフライ
ライズ縛り_c0095801_17562137.jpg
♯32番のフックに半分以上の巻しろを残した

極小ブユリカ

これに変えた途端、なんの疑いもなく吸い込んじゃうのですから

もう訳わかりません(^◇^;)

ただ、こういうことも割とある事ではあるので
自分の場合は、深く考えず『そーゆーもんだ』と割り切ることにしています(笑






よくよく自分の釣りを振り返ってみると

クロカワゲラの流下の時に、いつも釣っているフライは(ルースニング時)

ヘアーズイヤー
(普通に考えるとフェザントテールあたりが、もっとも自然なチョイスになるとは思うのだけど)

それで延々と釣れ続けてしまうということは、つまり
そう言う事?なのでしょうか







結論として

流下量が増えてきたら

ドライもニンフも
フライのマッチングに固執しすぎない方が良い場合もある

ということを

頭の隅に入れておいても良さそうです


# by sureyamo | 2019-02-06 21:32 | River fishing | Comments(0)