
長野県八千穂高原の中腹にある人造湖で、ロケーション抜群な管理釣場。
いま密かに話題の
八千穂レイクです。

今回の釣行は、丸沼惨敗中の自分を慰めるべく?この
御方とあの
御方がセッティングして下さいました。
(えっ…違うの??)
この日の八千穂高原。
丸沼とほぼ同じ標高でありながら…なんて寒さなのでしょう。
こちらの方が確実に冬に近づいています。
湖の片側半分は森に囲まれていて、風裏のポイントに向かうべくその中をテクテク歩いていると、気分はまるで「北の大地」。

紅葉は既に見頃を終わっていますが、それでも色付きを失っていない山並みは、まだまだ青空に映えています。
ここで対象となるのは、管釣りの定番でもあるご存知「レインボートラウト」。アベレージはこのサイズ。鱒達の頬も綺麗に「紅葉」しています。(笑)

今回は、こんな鱒達の作り出すライズリングを釣ってきました。

ここの鱒達は管理釣場とはいうものの、マッチング・ザ・ハッチ(落下?)に従順な食性を示してきます。
マグレや偶然や、たまたま釣れる可能性は、どうやら限りなく低いようです。
…となれば、自ずと本気モードにスウィッチ!。
ティペットも、鱒達のサイズを考慮すると7X以下に落す事は考えない方が賢明なのですが…やっぱり細ければ細い程、魚の「出」が違います。

そして今回、そんな捕食のキーの一つとなったのは…
何と「クモ」でした。
そのものズバリなフライでなくても、ソレらを暗示させるようなフライであれば良かったようです。
こんな「八千穂レイク」におけるドライフライ戦略は、いまだ未開拓な部分が大半。
コレから先、これらを確立する楽しみを秘めています。

この日、偶然現場でご一緒した
shakerさんも、初八千穂レインボーを目の前で見事にキャッチ!!


魚の大きさに、若干腰が引けてるように見えますが…(笑)
またこの方も…

これが苦戦の末であることは、この笑顔がすべて物語っております。
この迫力…そしてこの尾びれ!


どうです?
山の陰が湖面を包み込む頃になると、ライズの波紋も徐々に減って行きます。
散発になりつつある…そんなライズの一つが、湖面に点となって浮いていたフライを音もなく吸い込みます。
軽く合わせ、少々強引に引き寄せてみたのですが…ランディング直前に魚と目と目が合った、その刹那。対岸に向かって一気に遁走!
バッキングラインを50ヤードまで一気に引き出します。

流石にここまで引き出されちゃうと、7Xと♯20のフライじゃあ〜無理ってモンです。
しばしの「押し問答?」の末、フライの結び目からブレイク。
これを機に、今日一日の釣りを終えました。
次に訪れる時は来年ですが、楽しい釣場がまた一つ、ラインナップに加わりました。
是非皆様も、この釣りを経験してみて下さい。
きっとハマりますよ。