
深呼吸するのを躊躇うくらい、キーンと張りつめた大気に包まれた夜明け前の湖畔。
前回より、また一段と冬に近づいた丸沼。
フィナーレは確実に近づきつつあります。

今回ご同伴頂いたのは、地元の釣り仲間の一人でもある“abeちゃん”(と、愛犬のベル)です。
“ちゃん”づけ、などしているものの、実は市内某私立高校の先輩。兄貴的存在なナイスガイであります。
彼もまた、古くから丸沼を知り尽くすアングラーの一人。
今回も心強い味方が付いてくれました。

いつもなら、日が昇ると程なくして吹き始める風ですが
何故か今回は無風。
湖面はこんな「凪」の状態が延々と続きます。
キャスティング自体は、とってもラクなんですけどねぇ(-.-;)
やがて吹き始めた風も、今日は追い風です。
いつも目の前の射程圏内をウロウロしてるボート釣りの方々も、殆どが対面のダムサイトに集中しています。
その分、静かな釣りが成立しているのだけれど…ただ
この風向きだけは良い状況とは言えません。

正午近くになる頃、風もようやくアゲインストに切り替わります。
こうなると俄然釣れそうな雰囲気に…。
シュートする腕にも力が入ります!!
そんなに距離は出せないけど、バイトは結構手前だったりするので
あまり気にする事もありません(笑)
「アタリ」は劇的に増加して来ましたが、その大半がショートバイト。
せっかくフッキングまで持ち込んでも、ほどなくバラしてしまう事がなんと多い事か。
見ると、けっこう「皮一枚」だったりします。


釣れてくる魚達もスポーニング期を迎え、こんな風に下腹部がパンパン。雄は黒い小傷が体のいたる所についています。

そしてごく稀に、産卵とは「無関係」と言わんばかりの、こんな普通の魚体も混じったりします。
サイズの方は相変わらずですが…
いやいや!
こうやって、釣れてくれただけで感謝しなくてはなりません。
そんなわけで、今回も早朝から(恒例の?)振り倒し状態だったワケですが(笑)体は心底凍てついてしまって、午後2時を前に納竿としました。
休日、たまには体も労らないと…(笑)
同行のabeちゃん…そして、少々落ち着きのないベルちゃん!
寒い中お疲れ様でした

そんなに尻尾振ったら、そのうちチギれちゃうぞぉ〜(笑)
追記
この釣行はベルちゃんにとって、最後の丸沼釣行となってしまいました。
ご冥福をお祈り致します。