
営業マンとして日夜前橋近郊を飛び回る日々なのですが、今でもご指名でデザイン制作の依頼を受けることがあります。もちろんデザインを起こすのは大好きですから、二つ返事でお請けさせて頂くこととなるのですが、デザイン制作作業は実質、帰社後の伝票処理や見積書作成の後!ということになります。
もはやヨレヨレの状態からの作業スタート。精神的にも肉体的にもベストとほど遠い状態なのですが、これも現状なら致し方ない所。
デザインのお仕事が貰えるだけでも「有難い」ことですから…。
デザインの仕事なんて、費やした時間と出来映えが比例するものでもありません。
案を練るだけなら外回りの運転中でも充分出来ますし、制作作業に費やす時間なんて…実はたかが知れているのです。
昼間外回りしている分、新しい刺激には事欠かないから、アイデアに息詰まることも少なくなりました。
さて今回も、いつもお世話様になっているビデオ制作会社様から、DVDのパッケージ、レーベル、メニューの制作のご依頼が舞い込んでまいりました。
このビデオ制作会社様のご依頼は、毎回「おまかせ」。
ぶっちゃけ、好き勝手に作っちゃって良いってことはデザイナー冥利に尽きるのですが
…同時に常に「試されている」とも言えるわけですが(笑)

CDに焼き込まれてた10枚程度のJPG画像をデスクトップに一斉に呼び出したら、メインで使う写真を選定します。
ほとんどインスピレーションで決めてしまうので、この作業に時間がとられる事は、まずありません。
と同時に、脳裏には自然と完成図が思い浮かんでまいります。
それを忘れないうち、短時間で一気に作業を進めるのです。

今回メインで使う写真。
もう一方の写真の方がデザイン的にずっと良かったのだけど、魚にロッドが被さっちゃってて、あえなく却下。未だに心残りです。
写真の切り抜き。
自分の場合、自動選択ツールなどは一切使わず「べジェ曲線」を駆使して、チマチマと切り抜く地道な作業法をとります。
別に自動選択の機能を信用していないワケではないのですが、こだわりの部分です。(時間がないくせに…)
そうそう!
すべて切り抜いた瞬間は、格別の達成感です(笑)

タイトルロゴ作りは、商品の(DVDの場合は内容)イメージを最も定義づけるパーツ。
一番気を使う…というか、最も時間をかける作業です。
使用するフォント如何で、デザインの雰囲気なんてガラガラと変わりますから…。
色の決定は、作業的には一番最後の行程になります。
基本的に印刷はフルカラーですので、特色以外大抵の色なら使うことが出来ますが、ただ色をたくさん使えば良いというものでもありません。
逆に、たくさん色を使っても破綻しないデザインが作れたとしたら、相当な腕前だと思って良いかも知れません。
同系色でまとめれば、誰でも無難に仕上げることができますが、「色の組み合わせ方」のお手本は普段の生活の中にヒントはゴロゴロと転がっています。
元々「着色」自体は苦手な分野。
ちなみに小学生の頃から図画の授業では「お前は下書きまではいいけど、色塗りで全て台無しにする」とまで言われた小生ですからね(ふん!)
今回の場合も、イワナをイメージした山吹色でいいかな…程度で色使関しては、あんまり気にしません。

そうこうしながら、今回のデザインもイメージはコレでほぼ決定を頂きました。
スムーズに事が運べて、まずは一安心といったトコロです。
解禁前には店頭に並ぶ予定ですので、もし見かけたら、今回のエントリーをちょっと思い出してみて下さい。
さてさて、今週末は上野村の冬季釣り場に行ってまいります。
いくら仕事に忙殺されようとも、休日は這ってでも釣りだけは行きますからね!