
今週末は、すでに恒例となった「やりたなご」移動作業のお手伝いに行ってまいりました。
(今さら詳しい説明は致しませんが、詳細を知りたい方は過去のログをご確認下さい。)
参加者のほとんどはレギュラーメンバーですので、作業自体は手慣れたもの。
過去の実績あるポイントに散って「大人のガサガサ」開始です。
前回、前々回にはボサだった水路も、所々で三面護岸化が進行していました。
ヤリタナゴを含めた多種多様な水生生物達の居場所は、人間側の一方的な都合で、年々少しずつ…
だけど確実に狭められて来ています。

無機質な水路の中で、行き場を失った魚達は、こんな「死角」には寄り添うように生命を繋いでいます。
毎年このイベント?を楽しみにしているK太君と
その隣では「髭の生えた大きなお子様(プ)」が、捕獲の指示中。
実際こんなトコロから、30〜40cm級の鯉が、手品の鳩の如く…出るわ出るわで大騒ぎ!!

そんな大捕り物の後から、肝心のタナゴも続々と捕獲されます。
この子達は魚種別に選別、カウントされた後、この狭い水路からキチンとした流れに戻される事になります。

地元住人が見たら、単なる“ドブさらい”にしか見られないのかも知れませんが…
群馬では、ここでしか生息が確認されていない天然記念物「ヤリタナゴ」達と
唯一触れ合える、貴重な場所。

時間にして正味2時間くらいでしょうか。
生憎、下り坂の天候で昼過ぎから急激に冷え込ん出来てしまいました。
そんな冷えた体には、恒例の「うどん」の暖かさが、より一層骨身にしみました。
当日ご参加の皆様、ならびに関係各位。
大変お疲れ様でした。