
今回で12回目となる神流川C&Rフォーラム。
先日の台風による増水の影響が残る中、今年も無事開催の運びとなりました。
例年の参加人数を考れば些か控え目だったものの、恒例となっている各種スクールにおいては、マンツーマンに近く、濃い内容になった事でしょう。

水量も多め、なおかつ濁りも少々入っているため、ドライフライで楽しむには厳しい状態。
ヤマメ達の活性はお世辞にも高いとは言えず…ただ、そんな中でも元気の良い個体が参加者のロッドを度々しならせる事もあって油断は出来ません。
もはや気心の知れた参加者同士。
夢中に釣りに興じる仲間もいれば、ソレに茶々を入れてみたり(笑)
仲間うちの竿談義に始まり、著名人&漁協組合員を囲んだ
釣りとは全く関係のないお話
で盛り上がったりと…
役場前の河原は終始、和気あいあいとした雰囲気で包まれていました。
こんなフリースタイルも、当フォーラムならではの魅力。
この類いのイベントが、ここまで継続出来ている「秘訣」のひとつなのでしょう。
ただ、このイベントの凄いところは…

二日目に行われる産卵床の造成作業。
ただただ、みんなで集まって馬鹿っ話に終始。
あぁ〜今年も楽しかったぁ…で
終わらない所が、このフォーラムの凄いトコ(笑)ですが…。
我々の、日頃から訛った体にとっては結構な重労働。
この苦労が無事に実ったとして、そこから我々が受ける恩恵なんて、一体どれだけあるかなんて誰にも判りやしませんが…とにかく、みんな魚釣りが好きで、そしてなにより魚達の事が本当に好きなのですね。
こういう釣り人が居る限り日本の釣り人も、まだまだ捨てたもんぢゃありません。
欲を言わせてもらえるなら…もう少し若い人手が欲しいとこ(笑)
釣場は漁協から与えられるモノでもなく、漁協と共に自分たちで造る時代。
もういい加減、川や魚に対する見方を変えねばなりません。

このイベントでは、もはや欠かすことの出来ない存在となったセクシートラウトの面々も、ご老体に鞭打って頑張ってくれました。(プ)
普段は下ネタ連発の怪しい一団ですが、ヤル時はヤル!!心強い集団。
ここ一番では本当に頼りになります。
皆様、本当にお疲れ様でした。

というわけで、今年もフォーラムは事故もなく無事終了いたしました。
このイベントが終わると群馬の渓流ももうじき禁漁です。