
タイイングネタの追加です。
ミッジのタイイングは、ボディ材にモノフィラをよく使います。
太めのモノフィラの場合、指でしごいて扁平にしてから巻くのは常識ですね。
極小のフライの場合、自分はモノスレッドをよく使います。
通常のスレッドと違って、断面が円のモノフィラは
均等に隙間なく巻こうと思うと、意外と苦労するものです。
これも、ちょっとした工夫で、凸凹を最小限に
比較的綺麗に巻くことが出来ます。
最初はTP77の20番でやってみます。

スレッドの掛け始めです。
上側のモノスレッドは、少し長めに引き出しておきます。
(下側はスレッダーです)
極力、最小回転(2〜3回)でモノスレッドを留めます。
掛け終わっても、上側のスレッドは切らず、しっかり左手で引っ張っておきます。

ざっとで構わないので巻き進めちゃいます。
このとき、スレッドが重ならないようにだけ注意して下さい。

4〜5回ほど巻き進んだら、上側のスレッドをアイ側に引っ張ります。
縦方向に巻き込まれた上側のスレッドが、巻き上げたボディを引き締めてくれます。
こうすることで、カンタンに密なスレッドボディーが出来上がります。

これを数回繰り返しながら
ボディーを作ります。
慣れてくれば、上側のスレッドを常に斜め上に張りながら巻き込むことでも
同じ仕上がりになります。
さて
ちょっと難しいのは、この後です。
スレッドが緩まないように、ジョーからフックを一旦外します。

次に、フックはアイ側を留めます。
※ここから何故かTP88ですが、気にしないで下さい。
他意はありませんから…(笑)
今度はアイ側に向かって、同様に巻き上げて行きます。
巻き返しの部分は、どうしても少し盛り上がってしまいます。
気になる方は、この部分で爪でしごいて扁平にすれば
幾らかは解消しますけど…
僕は「見なかった」ことにして作業を進めます。
そうそう
ここから逆巻きになるので、注意してくださいね。
巻き戻しにならないように…(笑)
アイ方向まで巻き上げてウィップフィニッシュ。
瞬間ボディーコートを塗って終了です。
慣れちゃえばカンタン、綺麗なボディーが出来上がりです。
ネタにするような内容でもなかったですね。(-.-;)
失礼いたしやした。