
頭上は雲一つない青空。
風もなく穏やかだったのは、朝の“ひととき”だけでした。
折から吹き始めた強風が、冬空特有の雲を
西の空から続々と運んで来ます。
陽光が雲で遮られる度、体感温度は急降下。
貴重な休日は、とんでもない天気になってしまいました。

ここは渡良瀬川でも、以前からライズチェックしていた流れのひとつに来ています。
今月号のFF誌で、刈田さんがドリフトチェックをした記事が掲載されているのですが…まさに、この場所です。
※記事の写真を拝見して、ちょっと焦りました(笑)
群馬県側の県境。両毛漁協管轄の最下流部付近。
戻りヤマメのポイントの一つとして、本流餌釣りやルアーマンには既にお馴染みの流れなんですが、地元以外のフライマンには、あんまり知られていない?コアなポイントです。

なんといっても、実家から5分。
車の暖気運転が終わらないうちに現着です。
子供の頃から遊んでいた河原ですから、ここら辺は昔から良く知っています。
流れは大分変わってしまいましたけど…ね。
漁協の行う成魚放流地点よりも、ずっと下流ということもあって、釣人の影はまばらです。
この界隈で見掛ける釣り師の大半は、年越しor戻りヤマメが本命の餌師です。
この日、この場でお逢いした長竿師の方も例外無く
ソッチ方面(笑)の方でした。
「ここは放流してませんよ」と教えてあげましたが
そーゆー魚には興味がないんだとか。
僕と一緒なんですねぇ。
こりゃ〜大変失礼致しました。(笑)
足利地区では、既にオオクマのハッチが始まっていて…もちろん桐生地区も例外ではないのですが
水面は、朝のハッチが一段落してから沈黙を保っています。
正午のサイレンが鳴り響いても、未だ一発のライズも確認出来ません。
もしかしたら、すでに水面下で流下が始まっていて
水中では捕食されているかも…
こういう状況下でブラインドの叩き釣りは
あまり好きじゃないのだけれど…

結果的には読みは的中♪。
ひと流しづつ、筋をづらしながら流し込んで行くと…
流芯側で生体反応があります。
ただ…
「水しぶきが上がる」とか「引ったくられる」とか、そういうのではなく
ドリフト中のフライが、一瞬
止まるだけなのです(笑)
色々な「出方」があるもんなんですね。
この釣りは、何年やってても新しい発見があるから面白い!

糸鳴りするリーダーの先きにはステンレスの金属片のような魚体が付いています。
全然寄って来ないから、案外デカイかも♪
なーんて思ってたら魚体が浮いて来て
見ればサイズは26cm前後ってトコだったんだけど
ローリングでグルグル巻き!
おまけにフライは既に口から外れちゃって
頭の付近でプランプランしてます(-.-;)
やっばぁ!と思ったのも束の間で…
今回は
本流ヤマメの勝ち。(-.-;)
馴れない『たたき』なんかスルからですね。
出直してきます(-.-;)