
群馬県が解禁になり、丸一日魚釣りに行ける日がようやくやって来ました。
向かった先きは、古巣の渡良瀬川。
釣れても釣れなくても、今年はこの流れから竿を出そうと決めていました。
解禁してから本日まで、釣りはしないまでも川には幾度となく下見には訪れてきていました。
今年の解禁開けの状況は、お世辞にも良いは言いにくく
肝心の活性もいまひとつ。
昨日までは駄目でも今日からイキナリ良くなる…なんて言うことは、本流なら当たり前のようにあること。
本当なら、一日とて気を抜かず通い続けたいところなのですが…。
今回は富岡の釣り仲間のN君と、鉄鍋料理長のTagoちゃんの三人で申し合わせ
解禁してまだ日の浅い市民広場前の河原に集合。
羽化はやっぱりイマイチで、ライズもないので
Tagoちゃんと渡良瀬川の昔話に花が咲いてしまいました。

連日続いた暖かい日の効果で、虫のハッチをかなり期待していたのですが、肝心の水温は思いほか低い。
場所をコマメに変えながら散開してライズを探すも、結局この日は一つのライズも見るけることは出来ませんでした。
考えてみれば、以前の解禁は3月20日。
本当にライズが安定してくるのは、さらに10日程経ってからの…
ようは4月には入ってからが本番。
そう考えると、まだまだ時期早々なのですね。
何もそんなに焦る必要も無いんです。

団地裏にも顔を出しました。
この流れも、かっては渡良瀬川でも屈指の難易度を誇るポイントでした。
ここの流れはその昔、ヤマメ達のまさに要塞。
圧倒的ヤマメ優勢のこの要塞をどう攻略するか…
フライマンの総合力が試される流れだったワケです。
それも今ではかなり埋まってしまい、どこからでも対岸まで渡れてしまうほど浅くなってしまいました。
水溜まりのような素っ気ない流れの中を、フライに追い飛ばされながら右往左往する放流ヤマメのライズを見ていると、この名ポイントも、もう「終わったかな」と言わざる終えません。
やはり僕の中での渡良瀬川というのは、深くて太い流れの中に大きな石がボコボコと入っているイメージなのですね。今年は今でも残る『いかにも渡良瀬』らしい、そんなポイントを重点的に探ってみようと思っています。