湖の釣りではリトリーブ後のライン処理は人それぞれです。
モノフィラ系のランニングラインは無風状態で、なおかつドレッシング直後であれば問題ないのだけれど、風などで水面が波が立っているときなどは、いとも簡単に沈んでしまいます。
さらに湖流が発生している時などは、立ち込んでいる足元で知らないうちに踏んでいる…なんてことは誰しも一度や二度は経験あるでしょう。
シンキングタイプのランニングラインは言うに及ばず、立ち込んでいなくてもガレ場や砂地にラインを回収したラインを落としておきたくない場合の必須アイテムとしてラインバスケット(もしくはラインパレット)を愛用されている方は多く見受けられます。
またバスケットに関して言えば、厳冬期には手元の風よけ(結構暖かい)という副次効果も期待出来たりします。
自分もラインバスケット愛好者の一人なのですが…
●前方足下の視界が遮られる。
●屈むと邪魔。
●荷物としてはガサばる部類。
などなど問題点もあります。
今シーズンの後半、そんなラインバスケットに代わるアイテムを見つけました。
ストリッパー・クリップ

詳細は
を参考にして下さい。
ラインキャパシティーに関しては購入前に懸念していたのですが
僕程度の飛距離(ランニングラインが、せいぜい25m前後)でしたら、実釣上の問題はありませんでした。
ただし、ランニングラインが縒れてくると、回収途中のループに癖が出て来てしまうので
少々注意が必要かも知れません。
シュートで絡んでしまうとすれば、恐らくソレが一番の原因になるでしょうね。
リトリーブの後にラインを引っ掛ける動作はブラインドで直ぐに慣れます。
実際、このアイテムを使うようになってからラインバスケットの出番はなくなりました。
充分に使えるアイテムだと思います。
ただ…稼働部が壊れると全く使い物にならなくなることと…
値段がちょっと高いかな(-.-;)。
ネットホルスター
ルアーマンの間では、ランディングネットを腰ベルトに留めるタイプの革製ホルスターが流行っているようです。(僕のようなディープウェーディングマンには革製品は勿体ない)
保守派多数(笑)のフライ界ではランディングネットは『ベストにぶら下げる派』が圧倒的ですが、湖で使うような大型ネットは風でバタついたり、フライやラインがネットに絡んだりして、イライラの元になったりします。
この収納方式では柄の部分でほぼ固定されるカタチになるので、ネットが振り子のようにバタつくことはありません。またネットの重さで肩が凝ることもありません。
服を着込む冬の釣りではネットの『あたり』が強くなるので、それが少し気にはなりましたが
ソレ以外は全く問題なく使えています。
実は来期用に新しいランディングネットを新調する予定(既に完成しているらしい)なのですが
そのネットは特注で重く作ってもらってあるので、この収納方式がもってこいなのです。
某ショップのオリジナルなのですが
コチラも優れもの。
ウェーダーのサスペンダーに両端のループを通し
下を向いてもプラプラしない(笑)ランヤード。
更にいざと言う時に解けばロープになります。
シューレースが切れてしまった時の応急処置なんかにも使えますね。
ベストに直接ぶら下げておけない小物類なんかも、
このランラードの上からベストを着込む事で邪魔にならなくなります。
おかげでベストの前面がスッキリ!
ライントラブルもだいぶ減りました。