
今週末、相変わらず『子守り』というミッションを言い渡された僕ですが(涙)
自宅でジッとしているハズもなく
ずっと兼ねてから気になっていた、あの川…
今シーズン、解禁自粛要請発動中の神流川上野村地区の
その後の様子を伺いに行ってきました。

先月の記録的な大雪は記憶に新しいところ。
ここ上野村でも一部の部落が孤立するなど、災害規模の積雪量。
一時は住民のライフラインさえ危ぶまれる…そんな危機的な状況下にあって
『渓流釣り』の解禁日もへったくれも無いのですが現状。
国道の除雪も進み、村民も日常生活のリズムを取り戻している感じでしたが
谷沿いの河川敷は未だに銀世界。
ヴィラ裏の広大な河川敷で除雪されているのは、ほんの一区画のみ。

この手の車なら、とりあえずM&Sで進入出来ますが
流石に奥の方に行くと雪の深さが増して来て、四駆のLowに入れ、じっくりタイヤを食い付かせながら走らないトラクションも危うい感じ。
慣れていない方は奥まで行かない方が良いですね。
空転させたらアウトです。

細身のタイヤで接地圧が上がってるにも関わらず
ジムニー程度の車重では、タイヤが沈み込むのは表層雪だけ。
その下の雪は、日々の気温で溶解と凍結を繰り返しているようで
見事なまでにバキバキです。
こうなるとチェーンでも履かないと無理ですね。
スタッドレスでも二輪駆動ではお話になりません。

辛うじて流れは健在。
雪解け水で、多少水量があるので気付きませんが
川床は上がってます。
雪代が一段落すると、今度は渇水で悩まされるかも知れません。
漁協的には少し掘りたいトコロらしいですが、現在のところ使用出来る重機が
手一杯で回せない…との事。

FFM的に気になるハッチですが
今日の昼前はユスリカがメインでした。
昼前でしたが、結構な羽化量。
ただし、肝心なライズは皆無。

役場前
駐車場の除雪は終わってますが
川沿いに雪が残ってます。
写真に二人写ってますが、近づいてみると『子守り』中の地元のお父さんでした。
おぉ、同士よ(笑)
少し歩いてみましたが、やはり平常時より注意が必要です。
危ないですね。

興和橋のプール。
本流でこんな感じですから、支流に入るのは危険です。
また、一部本流でも雪崩によって流れが寸断し
雪の下を川が流れている箇所もあるそうです。
そういう事も含めると、今回の漁協の釣り自粛は英断であると思われます。

それなのに
『何時になったら解禁するんだ』とか
『魚は何時入れる』とか
そんな問い合わせが殺到しているのだとか。
解禁直後の駐車場に乗り付けて
除雪作業の済んだ限られたスペース(施設駐車場)に車を乗り入れて
釣りに向かう恥知らずな釣り人もいたみたい。
釣り人と言う以前に『人としてどうなのか?』
疑いたくなる方達も多々いたようですね。
釣り場を選べる釣り人が、ぴーぴーぎゃーぎゃー騒ぐなんて筋違い。
場所を開放出来ず断腸の思いでいるのは
むしろ漁協の方であることを忘れては行けません。
心底、釣りを、自然とソコに住む渓流魚を愛しているのなら
解禁を願いつつ、大人しく静観するのが真の釣り人の姿でありましょう。
この日、さすがにC&R区間では
こういう輩はお見受けしませんでしたけど、C&R区間外では数名の餌釣り師と
ルアー(もしかしてフライかも)三名の入渓が確認出来ました。
あくまで
釣りをするなではないので、強制力はありませんが
何事も『事が起きてからでは遅い』のです。
自分だけは…的な慢心がそうさせているのでしょうけど
得てして、そういう人種に限って
いざ事が起きると、やれ『漁協が』『所有者が』と難癖をつけてくるモノですけどね(笑)
まぁ…良識のある釣り人は、もう少しの辛抱していましょうね。