
三連休初日。
蒼く澄み渡った秋晴れもと、恒例の神流川C&Rフォ−ラムが今年も開催され
今回も運営スタッフの一員として参加させて頂きました。
こういったイベント事というものは、最初の数回は鳴り物入り的に成り立ちはするものの
回を重ねる毎に内容はマンネリとなり、イベント参加人数も次第に尻すぼみ…
…という、ある意味『お決まり』な流れに陥りやすい。
事実、過去そういった声は当フォーラムも例外なく囁かされていたのだけれど…
今では禁漁間際の風物詩的行事として、多くの釣り人に支持され続けることで
完全に『根づいた』と言ってもいい。
昨年と同様の動員数の内訳には今回初参加のお名前も連ねていて
イベントとして動員の循環は健全である。

魚の活性は、前日の状況から察すると『引き続き厳しい』と思われたが、渓を釣り上がって行くと『虫っ気』もあり
ライズも随所で見る事ができた。
魚もポイントによっては終始浮き気味のモノもいたようだけど
大半の魚達はあらかた水中を見ていたようで
積極的に沈める釣り方をしないと、なかなか魚には相手にしてもらえなかった。
波間にチラチラ見え隠れする40cm近いヤマメの魚影。
一般渓流なら、思わず喉がカラカラになってしまうような、こんな状況も
本谷では至極当然の光景。
こういうシーンを目の当りにして平常心を保つ…というスキルは
本谷に通うことで知らず知らずのうちに養われることになる。

二日目、やまびこ荘の1F会議室で座談会を開催。

昨晩の懇親会で『おちゃらけ』た同一人物とは思えない(笑)面持ちで
本谷の釣り場発足から現在に至るまでの紆余曲折を説明する松元組合長。
本谷における様々な現状の問題点と、それに対する傍聴者の意見が飛び交い
二時間はあっという間に過ぎて行くのでした。

親睦会の『緩』と座談会の『急』。
今回は、そんな緩急、絶妙なバランスのフォーラムとなったのではないでしょうか。
参加された皆様、お疲れさまでした。
あと数日で群馬も禁漁になるわけですが、来るべき来シーズンも皆様と河原でお逢いできることを
心待ちにしております。