ラインとリーダーの接続方法ってどうやってます?
これは現場で聞かれる事の多い質問の一つです
リーダーとフライラインの接続は雑誌も去ることながら、ウェブ等で検索するとヒットするのは今も昔もネイルノットです
(繊細な釣りではループ・トゥ・ループは使いません)
ですが、それでも人に聞いてくる…というからには
何か不満があるからなのでありましょう
実際に結ぼうとするリーダーのバット部なんていうものは、元々張りが強いワケですから
慣れないうちは図説通りに上手く行く訳ありません
それも現場で結ぼうと思ったら尚更です
あまっさえ苦労して結んだところで、今主流のロングリーダーシステムだと接続部位は頻繁にガイドを行き来するわけで
その都度ガイドにカッツンカッツン引っ掛かるのは
いくら鈍感なお方でもかなり気になるもの
ライズを目前に、トラブルによりリーダー交換を余儀なくされる場面なんて
それこそ腐るほど経験してきてたワケで……そんな僕が行き着いた先の答えのひとつ

それが、コチラの接続法
2000年の11月に発行されたStream side誌に掲載させてもらった記事ですが、その後も大したトラブルがないまま現在に至ります
フライラインのコアにスプライスする(モノコア、もしくはコアが無いタイプのフライラインには使えません)ので
ブレイテッドコアが引き千切れない限りラインブレークは今のところ皆無
ちなみに、一度スプライスしてしまったフライラインは二回目以降、現場で一々スプライサーを使用する必要はありません
この接続法の一番の武器は手返しの早さにあります
(慣れれば、ものの30秒くらいです)
特にマッチ・ザ・ハッチというのは時間との勝負みたいなところもあって、そこらへんは経験豊富な貴兄であれば充分に理解して頂ける筈です
フライラインの先端は何度もリーダーを交換していると、当然痛んで来ます
その場合は、その部分だけカット
仮にフライラインを5シーズン使ったとして、最終的にラインの先端は5センチもカットしないんじゃないかなぁ
(しばらく使ったら、一応定期的に強度テストはして下さいね)
この結び方も日々進化していて…
今現在はこんな事になってます(笑)


そう、見ての通り熱処理です
僕はタバコを辞めて久しいので、ライターを持つことも無くなりましたので

こういうモノをベストに忍ばせています
ただし、これをライターの炎でやろうとすると火加減が難しいものです
末端はほんの少し大きくなれば充分ストッパーとして機能します
皮膜に埋まっちゃうんじゃないか(笑)って位まで小さく出来ればスムージング用のチューブさえ不要でしょう
ルースニングシステムに変更してバット長を調整(詰める方向)したい…なんて時も、モノの十数秒あれば完了
是非お試し下さい
リーダー交換が苦でなく、むしろ楽しくなります