
土曜日だというのに釣り人は我々だけ。
こんな日もあるものか…と思うと共に、もしかして僕らが思っている以上に状況は芳しくなくて、釣れない(ライズが無い)情報が行き渡ってしまった末の…なのだろうか?
我々釣り人にとって『情報』は重要であることに異論はないのだが、その情報に振り回されてもまた…いけない。
『良くない』という情報で計画を変更するのは良いとして…『良い』と言う話を聞いてから飛びついているようでは、その『良い』と言われる状況を超えることなど、まず期待出来ないと思った方が良い。
つまり…人様より少しでも良い釣りをしようと思っているのなら、情報は傍受する側でなく発信する側にいなければない、といういうことだ。
もちろんそうなれば、様々な状況に直面することになるので、ことの次第では最悪の条件を経験するかもしれないのだけれど、実はそれさえ
糧なのである。
いや、むしろ糧として昇華していけなければ駄目なのである。

前回釣行にくらべ、水温は順調に上昇。
この分だとお昼には8度くらいまでは行きそうな勢いだ。
しかし、天候はお昼前から曇天に急変。
体感気温も下がり、もちろん水温の上昇も途端にスロー。
それでも、水温は既に6℃を超えて久しいので、ユスリカの羽化は活性化しています。

よく見ると水面は黒い点が判るでしょうか?
実はこれ、♯18〜20ほどのトビケラのアダルト。
石の風裏には夥しい量が重なり合うように蠢き合っています。
もちろん、水面にある以上は捕食対象としての可能性はあるのですが
渡良瀬に関しては、あまり話題にはのぼりませんね。
試しに流下ネットを使って、この塊をごっそり(笑)捕獲。
そのまま流芯まで行って流してみましたが、何も起こりませんでした。

結局、この日起こったライズは4回。
それも最初の3発目までは3時間に1回ペースで…(笑)
さすがに手が出ませんでした。
まぁ考えようによっては、ライズが見られたことだけでも良かったのかも知れませんけどね。
今回も(笑)魚の顔こそ見られませんでしたけど
川に居た時間分だけ得られた事もありますし…
それはソレとして次回への糧にしたいと思います。