
今年から新しく毛鉤釣り専用区がオープンします。
その名も
中丿沢毛ばり釣り専用区
上野村漁協管轄、本谷毛ばり専用区に次ぐ、完全予約制のC&R毛鉤釣り専用特設区間になります。
既に漁協さんには問い合わせも多く来ているようです。
明るく開けた渓相は比較的蛇行も少なく、全般的に陽当たりも良好。
倒木、巨石群、魚止めの滝、堰堤有りと所々のアクセントが特徴的で、そこそこ釣り応えがありそうです。
区間によっては少なからず落差もあって、初心者にも山岳渓流の雰囲気は充分味わえると思います。
ただ、場所によっては谷が深く、落ちたらただでは済まない場所もあります。
そこは自然の渓谷と全く変わりません。管理された専用区とは言え油断は禁物です。
本谷と中丿沢の一番の違い。
それは、この中丿沢の上流には、堰堤こそ存在するもののダムが無いということです。
これはつまり、この区間においてはダム下(バックウォーター)に懸念される低水温、水質悪化、河床低下、アーマー化現象等々のマイナスの影響がないことを意味していて、極めて正常な河川環境が望めることにあります。
良くも悪くも自然のまま。
関東圏の河川では、この当たり前のことが希少になって来てるのですね。
昔から変わらないであろう巨石群。
今現在は渇水状態でこの水量ですが、実際にはもっと多いそうですから
ポイントは更に広がりそうですね。
水生昆虫の量も多そうですから、楽しい釣りになりそうです。

実際この日、陽当たりの良いプールでは複数の魚影が水面スレスレに定位して
ライズを繰り返していました。

魚止めの滝…いや、フライマン留めの滝か?

区間中に出現する大堰堤。
まだ専用区用の放流はされていませんが、すでに幾つかの魚影は確認出来ました。
オープンは4月中旬を目処に急ピッチで調整中ですが、若干遅れる可能性もありますので
気になる方は漁協のHPを逐一チェックして下さい。