
抜けるような青空で朝迎えた日曜日の早朝も
太陽の高度が上がるに従って、うすい霞のような雲がいつのまにか天空を覆い尽くしていました。
早ければ夜明け前から吹き荒れることもある赤城颪も
今日はまるで上流に巨大な壁が出来たかのようにピタリと止んでいます。
気温の上昇も、肌の露出部で感じることができるものの
かといってアウターを一枚脱いでしまうと、まだまだ肌寒い。
水温は、朝の段階で7℃ちょい。
もっとあるかなぁ…と思っていたのだけど結構冷たい。
前日の羽化の激しさを物語るように
毎朝見られる『羽化を完遂した水生昆虫達の飛翔』には凄まじいものがあったけど、
それも9時頃にはピタリと収まってしまった。
目立った羽化は、カディス、フタバ、ガガンボ、コカゲロウ数種類、クロカワゲラ。
未確認ながらオオクマ(今度は本当(笑))で、ユスリカや極小の水生昆虫の流下も断続的に流れてくるのだけど、全く流下が止まってしまう時間帯もあったりした。
水温は順調に上昇を続け、11時付近で9.9℃。
お昼には余裕で10℃を超えると思われたが、立ち込んでいてどうも冷えるので再度計測したところ、なんと水温は下がり始めていた。
この天気にして羽化が中途半端なのは、この水温低下のせいなのか?
肝心のライズは、単発ながら確認。
即座にフライを投入してみたが、何の反応も得られなかったし…
結局ソレ以降も何も起きなかった。
なんとか楽観視出来る要素を探して粘り続けてみたものの
午後4時を回った時点で、ようやく(笑)諦める気になる。
本流の釣りは何10年もやってきたが、未だにわからないことばかりだし…
恐らく一生掛けても判らないのだろうけど。
渡良瀬で解禁するのはいつになる事やら。