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2015年 04月 22日

2015年度 湯ノ湖釣獲調査

21日火曜日
解禁前の湯ノ湖にて、2015年度の釣獲調査が行われました
2015年度 湯ノ湖釣獲調査_c0095801_19215147.jpg

これは国立研究開発法人水産総合研究センター 増養殖研究所 日光庁舎主導による
湖内の危険場所と魚類の資源状況の把握。
各魚類の放射線含有量を調べる為の検体捕獲を目的として行われるモノです

今回は、ひょんなことから、この調査に参加する機会に恵まれました。
どんな名目があったにせよ、解禁前のフィールドを釣るなんて、なかなか出来ない
貴重な体験であることに変りはありません。



朝6時30分にレストハウスに集合。
担当箇所をくじ引きで決め、配布された関係書類に目を通します。

担当者から説明を受け、あとは順次支度を済ませて
準備されたボートに乗り込みます。

2015年度 湯ノ湖釣獲調査_c0095801_19214526.jpg

2015年度 湯ノ湖釣獲調査_c0095801_1921427.jpg

今回、僕が担当するのは4番。
ボート乗り場に近く、また比較的ライズも多いポイントということで
ラッキーでした。

釣り方に制限はありませんが、時間は7時から10時まで3時間しかありません。
餌釣りの方には餌の支給があります(当然僕らには関係ありません。)

そんなことより、湯ノ湖でのボート釣りなんて
たしか十代が最期でのこと。
当時は和船があったくらいですから(笑)かれこれ二十年以上のブランクがあります。



所定の位置に付き、開始時間の7時を待ちます。
さぁ、イザ始めようとタックルを準備し出したら、なんと車の中にフライボックスごと置き忘れていることに気付きました。(笑)

僕の4区は幸いにして、車を停めている場所の近くだったので
岸付けして取りに戻れましたが、これが最奥部だとしたら…(笑)
いや、笑いごとでは済まされませんね。

そんなドタバタ劇からのスタート。
2015年度 湯ノ湖釣獲調査_c0095801_19214816.jpg


そこそこライズが見られたので、割り切ってフローティングシステムで通そうかとも思ったのですが
群れが去って静寂の訪れた湖面を前にするとソレまでの気合いもどこへやら。

シンキングのS2S3で無難にマラブー(笑)

解禁前だから、バカバカ釣れちゃうんだろ

正直、そんなイメージで望んでいたのですがとんでもない。

なんだかんだ言っても年越し(半ネイティブ)な魚達が相手であることを忘れてはイケません。
既に自然のサイクルに順応した魚達であることは踏まえなくてはならないし
とりわけ足の早い回遊魚でもありますから、タイミングが合わないとカスリともしないワケです。

それでも定点で一日やっていれば、ソレなりのチャンスはあるのでしょうが時間制限の中では限界があります。

とりあえず手探りで湖流を探していると、左から右に強い流れを感じます。
それを裏付けるかのようにライズも右から左へ…自分と岸を挟むソーンを通過していきます。そこを横切るように水深2m付近を探るイメージでカウントダウン。
茶系のマラブーでリトリーブを続けます。

独特のアタリ(グッと静かに重くなる)が来ておお!…と思ったりするのですが、そのまま乗らず。

フライを回収してみると案の定、ティペットに見事フライが絡んでいました。

群れが来ていることは確実ですから、フライを直して再投入。
再び、押さえ込むようなアタリがあって
2015年度 湯ノ湖釣獲調査_c0095801_19215393.jpg


上がって来たのは、このサイズ(30cm前半)のヒメマスです。

ここでのヒメマス、ホン鱒は稚魚放流しかされていませんから
この通りの見事な魚体に仕上がっています。

また、なんといってもファイトが素晴らしい!!!
強烈なローリングはネットインする最後の最後まで続くのですね。

ヒメマスの釣りは久しぶり(過去にドライで釣ったことがありますが、やはり湯ノ湖でした)でしたが、ちょっとした衝撃。
本音で、これは少し通ってみたいと思わせる釣りです。

悠長に写真なんか撮ってる場合ではありません。
群れが行っちゃう前に…と、すかさず再々投入。

そして再び…

と、これが結構デカい!
アタリからして、間違いなくヒメマスに間違いないのですが…♯5〜6のシンキングヘッドを背負いながら、一向に上がる気配無し。

ヒメマスは口が柔らかいので、ファイトが長引くとバラシの確率が一気に増すので
少々強引に引き寄せたのですが…

あれ…口切れしちゃった???

のかしら(泣)


その後は全くアタリがとまり…
隣の区間に入ったFさんの方が入れ掛かり状態に(ポッカーン)

ソッチに行きてー(無理無理)あえなく終了となりました。

最悪の事態(オデコ)は避けられましたが、ありゃりゃな結果に。
まぁ仕方ありませんね…これが僕の実力(爆)ボート乗り場に続々と運ばれてくる魚達。悔しいけれど、つくづく餌は釣れるんですねっ!

後から聞けば、去年の調査ではフライはオデコだったとか。

もっと早く言ってよぉ(笑)

気合い入れて準備したのにぃ…(ぷっ)…と言う訳で、僕以外の優秀な釣り人さんのお陰で2015年度の湯ノ湖釣獲調査も豊漁のうちに終了したのでした。
関係者の皆様、お疲れ様でした。もし良かったら来年もお声掛け頂ければ…その時はもっと釣るように頑張ります(笑)

…といっても、こんな貧果ぢゃ〜今回でクビだな(爆)
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by sureyamo | 2015-04-22 19:22 | event


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