2015年 05月 06日
まだGW中だと言うのに、モンカゲロウのスーパーハッチの予感がムンムン。 モタモタしているうち、直ぐに梅雨が来て…あっという間に夏になっちゃいそうな勢いを感じます。 …となると、ただでさえ短いこの時期の釣りに焦りを感じてしまうのは、当然の成り行き。 今が旬のこの川に、一回でも多く通い詰めたいところです。 二日間を残すところになったGW。 川鵜に先きを越されないよう、今回も早朝始動です。 いつものポイントで川面を舐めるように観察していると… 沈み石の頭で時折り起こるディンプルライズ。 この手合いは間違いなくヤマメです。 (最近はサクラマスとの混成) 流下は既に始まっていて、ご様子伺い用(笑)半沈系のフライを流し込むも あえなく却下。 (※いつもいつも半沈み系のフライが最強だと限りませんな) 改めてCDCダンに結び替えて、まずは今日の一匹目!! …と思ってたら即バラシ。 ココまでの展開は、前回と全く一緒でした。 今日も同じ轍を踏んぢゃうの?!。 気を取り直し、対岸で始まったライズを狙う。 向こう岸まで回り込むのが面倒だったし… 他に釣り人も居なかったので、あえて流芯凸を敢行。 僕もこの流れでココまで凸した事はありません。 大きな沈み石の裏に身をねじ込んで本流の流圧を回避。 何度目かのアプローチでフライに出てくれたのだけど、合わせた瞬間、なんと腕がキャップのツバに当ってしまって、たまたま掛けていなかった偏光サングラスをすっ飛ばしてしまいました。 アレヨアレヨと言う間に流芯に沈むレイバン(泣) 回収…というレベルでないことは瞬時に判断できたので、そのまま釣りは継続。 ただ…この動揺を引き摺るカタチとなり、その後に掛けた魚も、ファイト中にラインがロッドに絡まるトラブルを引き起こし… またしてもフックオフ。 ドツボにハマるとは、まさにこのこと。 諦めて岸に戻ろうと踵を返したのですが、ここから少し下がった地点で、沈んだサングラスを偶然見つけることが出来ました。 メタルフレームがキラキラ光ってくれたのが幸いして、偏光眼鏡がなくても見えたんですね。 腰上まで浸かる水深からの救出作業は大変でしたが、なんとか無事に回収。 ヨレの境界で派手にライズしていたサクラマス。 気を取り直したら、その後はあっけなく釣れ始めてしまいました。 改めて、メンタル面の重要性を実感(笑) 10時過ぎからは、結構まとまった種の羽化が始まります。 そんな時間から始まったライズは、さすがにこうは行きません。 流下物の実態を把握してから、ライズに対峙したいものですね。 相川橋上には、沢山の仲間が集まっていましたので、僕もこの場所はひとまず切り上げて、一旦合流してきました。 今期からフライを始めたばかりの人、渡良瀬初挑戦の人を始め… バラエティー富んだキャラクターな方々(笑)が入り交じり盛り上がっていました。 ライズは止まることもなく…しかるに、ロッドに休む間を与えなかった方もいたようですね。 僕の目の前で、いきなり流下物を漁り出した魚がいたので手を出すことに… コレがかなりスティディで、投じるフライは悉く見限ります。 コッチもヤケになって(笑) ワザとタイミングを外して流したり…なんてかけひきの末… 魚は思っていたより大きくて、今期二発目のP尺のサクラ。 つくづく感じたのですが、サクラマスは本当に良く浮きモノを追ってくれますね。 今まで相手にしてきたヤマメとは別モノといってもいいくらい。 その影響を受けているのか、先住ヤマメの追いも良いように感じますが… コチラのミスを受け止める寛大さは微塵もなく 臆病さ、神経質さ、さらにはセレクティビリティーさはヤマメの方が何倍も上手。 実際、この状況でもヤマメはほとんど釣れて来ません。 魚影の濃さは圧倒的にヤマメの筈なのに… その後、僕と入れ替わりで下流に向かった、秩父のカリスマ美容師さんが戻って来なくて 心配して橋の下に向かったのですが… 案の定、杭化(笑) ライズの主は尺はありそうです。 その感じからして、恐らくヤマメに間違いないでしょう。 彼の一挙手一投足に興味があったのですが 対岸側の沈み石でも同様のライズがあり、僕はそれを仕留めに下流側から渡河。 (…て言うか所定の位置) 時間は3時45分。 普通なら中弛みで何も無い時間帯で、おまけにドピーカン。 これも活性の高いサクラマスとの混成の影響なのでしょうか?。 二つの沈み石が作り出すヨレとヨレの間に盛り上がるように発生する ロート状の鏡面地帯を、まるで鋭利な刃物で切り裂くように 尖った背びれを出すライズ。 こんな風にライズする魚達には 散々苦汁を飲まされ続けて来たものです。 落ち込み直前、定期的に出来る黒いヨレスジの境界から フライをかすめ捕るように出た魚。 9xまで絞ったティペットをキリキリと締め込むファイトが2分近く続きます。 石と石の穴に向かって突っ込もうとする遁走を阻止するには、とにかく腕を目一杯使い ロッドを高くあげて交わすしかありません。ここら辺は湖でのヤリトリとは正反対ですね。 ライズの主は、渡良瀬体型のプリプリな… やっぱりP尺ヤマメでした。 気になるストマックですが… こうなると、ナチュラルドリフトとタイミングは勿論のこと 流下物とのマッチングが取れていないと、十中八九ライズに相手にされません。 ちなみに、フライはエラブラを意識したDDともイマージャーとも付かないフライパターン。 この手合いのパターンで釣ったのは実は初めてだったこともあり、未だにピーンと 来ていません(笑) どうも今回の釣行から膝の調子が芳しく無く辞めておきました。 でもまぁ、その分 僕のお気に入りのポイントで、誰かが良い(辛い?)思いをしてくれれば それも嬉しいと思います。 川はみんなのモノ。
自分だけのポイントなんて存在しませんからね。
by sureyamo
| 2015-05-06 09:19
| River fishing
|
Comments(2)
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summerdun at 2015-05-07 12:17
お世話になりました。またひとつ触れてはいけない扉を開けてしまったような感覚です!(w 確かに昔に比べると、ヤマメもイワナも釣れる様になりました。でも、今回の釣行で、いかにぬるい釣りを最近していたか・・・本気で考え込んでしまいました(w 沢山釣れるから、楽に釣れるから・・・。いやいや、大きさや数でなく、いかに釣れない頭の良い魚をだますか!本来、この釣りの面白さはそこにあったはず!渡良瀬川にそのことを思い出させていただいたような気分です。まさにハンティングですよね。今度は平日になると思いますが、もう一度お邪魔します。橋の下に、やり残したことがありますので・・・(w
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INAX
at 2015-05-09 23:16
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summer dunさん
お疲れさまでした。 触れてはイケナイ扉だったのかどうかは判りませんけど(笑)この歳になっても尚、夢中になれる瞬間がある…なんて素晴らしい事ですよね。 今回の展開なんて序の口です。まだまだたくさん刺激的な事が待っていますから(笑)覚悟して下さい。 次回、頑張って下さいね。 |
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