ここでお魚の登場。
まず…
餌となる流下物が最も見込めるのは、流れが収束するゾーン。
魚としては、そこに付きたいのは山々なのでしょうが…
そう言ったところは流れも速く、餌を見極めるのも大変。
そもそも、そんな場所で餌が流れて来るのを待っていたら体力なんていくらあっても足りませんからね(-.-;)。
上流から流れ込んでくる流下物を見極め、餌と判断した時だけ捕食レーンに移るわけですがこのとき魚がスタンバイしている緩流帯が底波というわけです。
この図では図BとC。
Cの反転流に餌が巻き込まれたら、それこそ上げ膳据え膳
また、活性が高くなくて(餌を追わなくても)も、この位置に定位している魚が多いのは
恐らくは外敵から最も距離を置けるからでもありましょう。
当然、活性が上がるとAにも出て来ます。
魚の水面への注目度が増せば、ドライフライでも釣りが可能になります。
システムの基本流下バランス
基本的にマーカー・(ショット)・フライの順で魚のレーンに流し込みます。
1 投入
2 ドリフト中
これは必ずしも絶対ではありませんが、この図の通りに流れてくれれば魚のアタリは明確にマーカーに現れます。
マーカーが水面の流れよりユックリと流れはじめたら、それはショット(フライ)が底波に入った事を示唆しています。
そして、この瞬間こそがルースニングドリフトの核心部。
マーカーが水面の流速と同速度で流れ下ってしまう場合には、タナをさらに長くとることになりますが
タナを長く取れば取るほどキャスティングが難しくなってしまうので、それにも限界があります。
また、リーダーの太いテーパー部が水中に没していると、中層の流れで押し流されてしまい
せっかく底波に入っているフライが引かれて浮き上がってしまいます。
水中に入るティペットを細くする意味は、そういう事です。
糸が太いと魚に見破られる…とか、そんな安直な話ではありません。
ショットを重くする手もありますが、僅かな加減で(底波を突き抜けてしまう)
根掛かりを頻発してしまうことが多いので、慣れないうちはお勧めはできません。
ショットの役割はフライを底波まで速やかにリードすること。
そして一旦底波入ったら、今度はフライと一緒に流下するだけ
同等の軽さ?が必要になってきます。
ショットと同等な重さのフライと言った方がわかりやすいですね。
同じ重さであれば明らかにフライの方が表面積が大きく、水流の影響を受けやすくなるので
厳密には同じ重さ…というわけには行きませんけどね。
ただ明らかにフライの方が軽くてドリフト中にショットを追い越してしまったり
追い越さないまでも、ショットとフライ間のティペットにスラックが出来てしまう…
なんてことだけ避けられれば
緻密にバランスを取る必要は感じません。
ショット〜フライ間は常に張っていることが大事です。