我が釣り車も今回で3回目の車検を終えました

この車検も年々厳しくなって来ています
特に軽自動車に対する数々の基準が厳しく見直されてきているみたいで
今までは問題なく合格(スルー?)していた改造が、あっけなく『OUT』になったりするようです
特に今までが寛大(笑)に黙認されていたジムニーの場合には、この風当たりを強く受けるのは必至
ノーマルでは物足りないジムニー乗りには受難の時代到来
今後は今まで以上に(時間的金銭的)覚悟は求められてきそうです
かくいう僕の車も随所に問題点があるわけ(爆)ですが
そういう時代だからこそ信頼の置けるショップさんとのお付き合いは大事になってきますね
これはジムニーという車を、末長く楽しむ裏技の一つと言えるかも知れません
さて
今回の車検では、意外にもボンネットの突起物(エアスクープ)が引っかかりました
車高が上がっていることで前方の近接視界が、くだんの突起物で死角になってしまうというのが理由
『車高を上げるな』ということの遠回しなのでしょうかね
僕のボンネットは社外品のFRP製
エアスクープの高さだけ見ればノーマル形状よりも同等か
逆に低いくらいなハズなのですが
それでもOUTだというと、車高次第ではノーマルボンネットでもOUTになる恐れがありますね

今回は車検後に(笑)
フロントタイヤにネガティブキャンバー(ネガキャン)をつけました
ネガキャンというパーツがあるわけではありませんよ。(笑
角度的には2度程ですが、大口径のタイヤなので『ハの字』切ってるのが
結構ハッキリわかります
たまに街中でも鬼のような角度でキャンバーをつけている車がいますけど(爆)
恐らくはファッション(なのでしょ?)としてはあまりに危険過ぎます
こんな車に煽られたら直ぐに進路を譲った方が良いと思いますね
恐らくまともにブレーキ効かないハズですから
キャンバーを付けることでメリットがあるのは
2〜3度程度の角度までかな、と思います

実際に走ってみると、ハンドル切り込み時のフィーリングが変わったのがハッキリとわかります
直進時のハンドリングはやや重くなった感じで、路面をシッカリと捉えている感覚
ただ路面のウネリや轍には少し敏感です
ハンドル切った瞬間ですが、MTタイヤのブロックが撓むせいもあって
初期のレスポンスは怠いものの、直ぐにイン側に回り込むようなフィーリングに変わります
今までアンダー傾向のハンドリングがオーバー傾向に一転
車が切った方向に積極的に回り込もうとする挙動で、これは慣れないと少し怖い感じがするくらいです
旋回中はフロントタイヤのアウト側の接地感が増したのか
なんとなく安定感があります
これなら今まではアンダーステアと相談しながら踏んでいたアクセルを
ガツンを入れられるので、結果として今までよりは少し早くコーナーを脱せているはずです
当然デメリットもありますが、車いじりは所詮『メリットとデメリット』の鬩ぎ合い
永く大事に乗って、適正価格で下取りに出すことを考えているのなら
おとなしくノーマルのままで乗るのが一番なのでしょうが
こうしてチョコチョコと弄りながら、微妙な(笑)変化を楽しんでいると
すでに7年近く乗っている車にも関わらず、乗り出しはいつもドキドキワクワクしてしまいます
そういう車って、僕の今までの30年近い車歴(9台目)の中でも
ジムニー以外に経験ありませんよ。年式を超えた不思議な車です
キャンバーのお話に戻って
キングピンに変更することで、このようなキャンバーを付けることができます
費用対効果の比較的高いパーツになりますが、実はパーツの選択が重要で
『価格が高く』ても『造りがマズい』パーツも多数出回っていますから要注意
全国的に有名なショップの製品といえど油断できないとか
今回取り付けたパーツは
クロモリSCM435の削り出しでHRc40程度の硬度
価格も流通している最高値のモノより10000円近く安いのもですが
精度面の視点から『
正解』のパーツと思われます
一定の期間以内であれば、たとえレースで使用して破損したとしても
無償で新品交換してくれるようなのでメーカー側にもそれなりの自信があるのでしょうね
ただし、在庫が切れると次回生産分が未定
僕も結局1年以上待ちましたけどね