久々の釣行は見事な天候に恵まれたものの
やはりこの季節は、ひと雨ふた雨欲しいところ

上野村の中ノ沢特設釣り場に釣りで入るのは、実は今回が(なんと未だ)二回目!
今回予約したC〜D区間に入るのも初めて
もちろん、特設区ということですから魚影に関しては申し分ないはずなのですけど
ご承知の通りの渇水と
それに追い打ちをかけるフィッシングプレッシャーは想像以上

深山幽谷‥‥とまでは行かないまでも
苔むした岩肌や朽ちかけた巨倒木等々
それなりの雰囲気の漂う渓相には、おおよそ似つかわしくない肝っ玉の座ったヤマメたちを想像していたのですが
岩場の影からヒョイっと水面に顔を覗かせれば、あれだけ無防備に‥‥
それこそ、ついさっきまで
背ビレが水面から出ちゃうような勢いで浮いていたハズの魚影は
いつの間に消え去っています
でもまぁ、よくよく落ち着いて考えれば
本来の渓流釣りでは
基本中の基本
当たり前の事象なんですけどね

大半の魚は『流れの中』というより
大場所の深場だったり、岩盤のエグレの中に相当数ストックされているようです
倒木や切り立った岩、流れを遮る障害物も多いのだけど
中ノ沢は天井が開けた場所が意外に多くて
フライをバックキャストで引っかけちゃうような場所はそう多くありません
こういう場所こそ、ラインをあまり長く出さずに空中に保持できる
長めのロッドが有利になります
逆に自称ドエスな方は
超ショートロッドがお勧め(爆)

まだ梅雨が明けていないくせに
晴れの日は盛夏を思わせる日差し
捕食物は陸生昆虫がメインだろうとタカを括ってきたのだけれど
もう終わったかな的な水生昆虫の羽化がパラパラと見られ
プールの開きでは、しきりに流下するユスリカを定期的にライズするヤマメまで見られます
プレッシャーに抑圧された魚たちも、そんな時にはソワソワし出します

同行のテンチョーさんも、今回の釣行の目標である
岩魚を無事にGET!!
この後、この堰堤の奥に投げ入れた僕のビックカディスに
これまた特大サイズのヤマメが食らいついてきて
僕は痛恨のラインぶれいく〜💔
う〜む、多分
直前の『蜘蛛の巣アタック』が仇になったのでしょう

気がつけば目の前は
A区間の行き止まり砂防堰堤
釣り全体を見ると
お世辞抜きキツイものがありますね
少し雨でも降らない限り、この状況は暫く続くんじゃないかと思います
(この記事を書いている今日(雨)あたり入られた方はウハウハなんじゃないでしょうか?)

そうこうするうちに梅雨も明けそうですが
今年の夏も、なんだか短そうな気がします