『栗原林道』は、群馬県利根郡片品村(吹き割りの滝周辺)から皇海(すかい)山登山口を中継し根利部落を結ぶ総延長(たしか)32km。群馬屈指のロングダート!
ここら辺の岩盤質は、比較的脆いらしく路肩の至る所に見られる小落石の痕跡は砕けた岩盤石で鋭利!
走行ラインには神経を使いたいところなんだけど‥‥『ラインどり』などさせてもらえないような道幅(要するに狭い)も少なくない
またガードレールが設置されている場所のその向こうは『断崖絶壁』であるのは当然のこととしても
頻繁に現れるエスケープゾーンや、その脇に申し訳なさ程度に設置されたガードロープの『向こう側』も実は全くもって例外なく『奈落の底』
ガードレールという遮蔽物がないこともあってふと路肩に視線を落としたことを後悔するような光景が
延々と続くのです。
この非日常的な緊張感を『延々と味わうことのできる』ロングダートは大好きなコース
こんな林道だけど、先に述べた通り『皇海山』の登山口に向かうルートということもあり頻繁に(といっても、この手の林道としては)車の行き来がある※なんと、そのほとんどがノーマルタイヤの一般車
そのせいだろうけど、路面自体は割と締まっている感じがある
バイカーも多いのだけど、さすがに、ここの高度を知っているのかはたまた、ほとんどがブラインドコーナーだからなのか
『キチガイみたいに飛ばす』ような連中はいない
そういう意味では、割と安全に通行することができる(転落事故の話も最近は聞かないしね)
とはいえ、不意の落石でも食らって、車もろとも路肩に押し出されたら
100%に近い確率で即死でしょうし
車の回収も、ほぼ不可能

あぁ、そう考えると
緊張するゼィ(笑)
皇海登山道を過ぎると、交通量は激減するのだけど
登りで荒れ気味だった路面も、ここら辺から徐々に普通の良質ダートに変わっていきます
ここら辺は‥‥そう、ラリーの練習で夜中によく走ったコースです
峠を越え、下になると谷も浅くなります
浅くなる‥‥といっても路肩から外れると、おおよそ沢まで5〜10mくらいは落ちる感じですが(笑)
前半戦の高低差を知っていると、何故かすごい安心感(爆)
スピードが‥‥
ぁぁ、やばいやばい
(車はジムニーなんだよね)
抑えないと(笑)

ここら辺も、路外は結構深いのですが
群馬の若手ラリーストは、夜な夜なこんなとこばかり走って練習していたのですから
それは速くなるのも分かる気がします
今は絶対に無理!
そういえば、以前マーチRで横転したのも
この辺だったかな(笑)
路面は土と泥の比率が多くなるので、かなりスリッピー調子こいてると、ハンドル操作が間に合わない‥‥的なことが二度三度(^_^;)

なんとか無事に倉見沢まで戻ってまいりました
久しぶりの栗原でしたが、車も汚れず
楽しかったですね
今度はジムニー仲間を誘って、ツーリングでも計画してみようかな