フェザージグ
ズバリ言ってしまうと、これがボトムランナーの正体
フェザージグそのモノが
そもそも『ルアータックルで投げるフライ』みたいなもの
よく釣れて当たり前なところに持ってきて
再びフライで投げられるよう、カスタマイズして軽量化したパターン
つまり
滅茶苦茶フロントヘビーなマラブーリーチ
というのが“ズル引きリーチ”のカラクリだったのでした
一番のキモとなるのは、当然
ジグヘッド!
ジグヘッドといえばワームをセットする鉛付きフックのことですが
アジやメバル用に1g以下の小型のジグヘッドが多数出回っているので、これらを流用します
このジグヘッドは自重で投げるわけではないので
選択肢は1g以下からのチョイス
探してみると
各メーカーからたくさん出ていて、正直かなり迷います
最初は総合釣具店で現物を確認しながら物色していたのですが
全ての種類が店頭在庫で置いてあるわけではないですから
最終的にはWEBで探したらマウスでポチ!
で、揃えた銘柄は以下の通り
まず最初に
現時点でフライにはオススメ出来ないフックから‥‥‥(笑)
『Diamond Head』
このフックはバナジウム合金鋼『110carbon』使用がウリなのですが
根掛かり(※残念ながら湖底の形状により根掛かり率は0%はありません)した際に曲がりやすく
限界を超えると(かなり低次元で)あっさり折れます
また
『サブマリンヘッド』
このフック形状は
掛かった際に一気に抜き上げるような、上方向の釣りには良いのですが
引っ張りっこのやり取り(横方向)では、多分相当にバラしやすいことが予想されます
『小悪魔』
に関してはワイヤーが細すぎ
これに限らず、元々の対象魚が小型アジやメバル用の
細軸・ワイドゲープのジグヘッドについては
最後まで不安材料が残ります
これら以外のフックに関しては、まぁソコソコに使用可能と思われます
ボトムを引きずり回すことが目的なので
ヘッドの部分の着底部分のみ、リューターでフラットに削ります
鉛の形状にもよるけど、ここでおおよそ0.1gぐらいの減量かな
削り過ぎると鉛が外れちゃうので注意
この形状は、ボトムに完全に着底させる場合はもとより
通常の泳がせでも、安定したキール姿勢を保持するのが特徴です
これはユーチューブ等で、すでに沢山の動画の中で紹介されています
百聞は一見にしかずで、見れば納得でしょう
(マラブーをボディに使用した場合)マラブーの抵抗(浮力)により
フックが逆立ちします
これが結果として、激しい上下動を生むことになるのですが
激しい動きは、結局『マスを早くスラせる』ことにもなりますからね
ランガンならまだしも、粘着気味な(笑)フライフィッシングでは
動きは地味に抑えた方がポイントを長く攻めれます
ということで
ヘッドの部分の下部をフラットに削り、さらにはシャンク後半・ベントの起点にウェイトも仕込むことで
根掛りが怖くて、今一歩踏み込めないボトム攻略法の一つとしては
このフックはかなりの可能性を秘めています