前回、ミッジに拘るあまり、見事にクロカワゲラの羽化を見落とし
とんだ遠回りをしてしまったワケですが
今回は準備万端!
さぁ今回は、この前の轍は踏まないぞ!!
‥‥‥と望んだ上野村の神流川冬季釣り場
なのですが
実は今回、新たな試練が待ち受けていたとは
この時点では知る由もありませんでした
風のない曇天
‥‥‥いやもっと正確に言えば、雨前特有の天気
10時の時点では、ライズはポツリポツリ見られる程度と
この前とは少し勝手が違っているように感じます
今回は12時半まで釣りをしたのですが
肝心のライズは、全く持って
寂しい限り
先に結果から言ってしまうと
ライズで釣ることができたのは、ハコスチ4匹
釣果はさておき
内容的には実に興味深い展開となりました
スタート直後から
立て続けに二つのライズが、チャチャッと取れてしまったのでした
そして、その時に結んでいたパターンは
前回同様のクロカワゲラのパターン
そのストマックが下の写真
しかし程なくして、このフライが全く効かなくなってしまったのであります
サイズや色、フックを変更したものをローテーションで流してみると
何度かは口を使ってくれたものの
なかなか魚がフライを吸い込んでくれません
ジックリと観察されてしまったら最後
2回目以降のドリフトはガン無視される始末
結局前回同様、苦悩(至福?)の時は刻々と流れ
最後に結んだフライで
今まで散々、シカトを決め込んでいたライズを
あっけなく
二つヤッつける(笑)ことに成功したのでした
これが
その時のストマックサンプル
二つのサンプルを比べ整理すると‥‥‥
クロカワゲラを示唆したフライで、パタパタと釣れた時は
本命(クロカワゲラ)があまり入っていない
その一方
肝心の本命が大量に捕食されている時は
クロカワゲラのフライが散々見限られている
という解釈になる?のかな
羽化量が膨大になると、得てしてソックリさんは不利になる
(自分のフライは本物ソックリではないので、かなり語弊はあります)
と言う事はザラにある事なので
まぁ、納得はいくのですけど
納得いかないのは、その時のフライ
♯32番のフックに半分以上の巻しろを残した
極小ブユリカ
これに変えた途端、なんの疑いもなく吸い込んじゃうのですから
もう訳わかりません(^◇^;)
ただ、こういうことも割とある事ではあるので
自分の場合は、深く考えず『そーゆーもんだ』と割り切ることにしています(笑
よくよく自分の釣りを振り返ってみると
クロカワゲラの流下の時に、いつも釣っているフライは(ルースニング時)
ヘアーズイヤー
(普通に考えるとフェザントテールあたりが、もっとも自然なチョイスになるとは思うのだけど)
それで延々と釣れ続けてしまうということは、つまり
そう言う事?なのでしょうか
結論として
流下量が増えてきたら
ドライもニンフも
フライのマッチングに固執しすぎない方が良い場合もある
ということを
頭の隅に入れておいても良さそうです