
もっとも手軽なフライフィールドであり、私的フライ試験場でもある上野村C&R区間も
渇水と、積み重なるフィッシングプレッシャーで
日に日に難しくなっています
そのせいなのでしょうか?
風もなく穏やかなFF日和の日曜日だというのに、釣り場は平日並みに
ガラガラ
役場前の浅瀬では、すでにライズは頻繁に始まっているのですが
まともに相手してくれる、気のいい?ヤマメは皆無
そんなライズを相手に、徹底的に膝を突き合わせる釣りも悪くない(というか、かなり好き)のだけれど
今日も自分のルースニングの幅を広げるために
試したいことが『てんこ盛り』
思いついたことは、すぐにでも試してみないと我慢できない性格は
54歳になっても、あまり変わりません
前回同様『ロング?ウキ下』+極小ショットの組み合わせで
瀬のヤマメたちを相手にしていきます
ほとんどのヤマメ達が中層以上に待機している中
スパン!と心地よくマーカーを引き込んでいくのは‥‥

ウグイ!
外道といえば外道ですが、彼らがフライ(マイクロニンフ)を認めてくれたことは
素直に喜ぶべきこと!
ただね、ガップリ飲まれちゃうんで(笑)後が大変
ふと見たら、橋の上のブッツケの岩盤が空いたので移動
早速トライしてみるのですが、もう前回のようなペースでは釣れません
結構ライズもあるのでお口に直し?のドライフライ
カワゲラの羽化が始まっていて動いているのもには積極的に反応しているのですがこちらの『下心見え見え』な誘いのドリフトは悉く見透かされているようで
結局は28番前後のミッジフライでないと咥えてくれません
それとて『鼻先ツンツン』で帰っていく個体の、なんと多いことか(泣)
こういったシチューションでは『ノーウェイトのマイクロニンフ+ノーショット』という仕掛けで、いくつかライズを取る(と言っていいのか?)ことは出来ました
普通に考えると絡みやすいシステムですけどここんとこ、ずっとマーカーばかり投げているせいで絡まない投げ方が『板についた?』らしく、奇跡的にノントラブルでした
下流にメンディングの際
マーカーにブレーキが掛かることで、レーンが外れにくくなる??かも
そんな思惑から
いつも使うマーカーを、あえて『ちょん切って』みました
結果から言うと、コレはこれで割と使えそうです少しだけ絡みやすくなるものの致命傷になるような絡み方は、逆になりません
断面が『白い』ので、ドリフトの際のマーカーの向きも把握しやすく仕掛けの状態が把握しやすかったです
マーカーに方向性を与える発想というのは、今まであまり聞かない(情報がない)ので少し試してみようかと思います
リーダーのバット部を1m詰めたタイプと
いつもより長いリーダー(16ft)をフルサイズで使用したタイプの両方試しましたけどどちらも普通に使うことが出来ました
リーダーのバットを詰めるとメンディングの力加減が少しばかり難しいものの、頻繁なマーカー操作は『かなりやりやすく』なります
長い場合は、その逆(至近距離はフライラインが出ない分、少し使いにくいです)
ただし、大きな違いはその程度で言われているほど『シビアになる必要はない』と感じました
実際には、タイミングでドライに切り替えることを考えると、そのまま移行できた方が良いはずなので多少の投げにくさは『慣れ』で克服するとして
リーダーシステム自体はルース二ング用に特化させない方が実用的!と言う結論になりました
(今日はルースニングしかしない!!という場合は別)
ちなみに
マーカー付きシステムのキャストは‥‥‥
フォルスキャストはしないこと!
これに尽きます
最後は区間上流部の瀬を釣ってきました
何よりドライにライズしてくる魚より
断然型が良い
というのもニンフの魅力です
淵ほど魚影は濃くありませんが
一番太い流れに、キチンと大きな魚が入っていてニンフを流せば、ほぼ一投(ないしは2投以内)で勝負は付きます
今更ですけど
ルースニングは、こういう場所を釣るのが一番適している釣り方であるのですね
さらにさらに決して『ゆっくり』ではない流芯に付いているにも関わらず極小『マイクロニンフ』は相変わらず効果的です
そういうところからも、つくづくヤマメの捕食能力の高さを垣間見ることが出来ますヤマメは本当に凄い!
告知
こんなルースニングの魅力を特に、今までニンフに苦手意識のあった方に知っていただきたいと‥‥いうことで
来たるべく5月に上野村神流川においてルースニングのスクールを開催いたします
今まで、だらだらと理屈ばかり述べてまいりましたが
『百聞は一見に如かず』
と申します
興味のある方は、ぜひどうぞ