
たとえば
ショットの着底時であったり
はたまた、流下する落ち葉にフライが触れた際の
微細なマーカーの変化といったものは
「Sidwinder」のような「高感度のマーカー」を使い続けていくと
ある程度パターン化することが出来るようになってきます
とは言え
魚の活性が低いときには
マーカーに現れる、どんな些細な変化も見逃しては駄目なので
ルースニングは極めていっても
「聞きアワセ」「空アワセ」
は必ず必要なんですよね
出来ることなら、魚の魚信にだけ
スパーン!
とアワセを一発で決めたいところではあります…が
(あまり言いたくはないですが)
多分、コレ
永遠のテーマです(笑)
今日の冬季釣り場は
今まででも“三本指”に入れてもいい位に渋かったです
昼過ぎになって雪が降って来る前に、あまりの寒さに上がってしまいましたけど
前にも増して口を使ってくれません
まぁ、一応掛かるのは掛かるんですけど
ファイトの途中で、どうしてもバレてしまいます

そんな中、どうにかこうにか
ランディングが叶った一尾を見て…(-_-;)
♯28のニンフを鼻ツン(-_-;)
そりゃぁ〜釣れないワケですなぁ…
でもね
ナノスムースコートだから…掛かっちゃうんだよね〜
(まぁ、こういうことを見越してのフックチョイスなんですけどね)
ストマックを拝見
あまり出てきませんでした
写真のオナシカワゲラとそのシャックは
恐らく、脱皮直前か脱皮中に捕食されたんではないでしょうか
シャックが完全体で残っているところを見ると
食べられてから胃袋内で脱皮が進行したのかも知れませんね
捕食前の、このカワゲラをフライで再現するなら
シャックを加色した色合いで…
とか
ストマックサンプルひとつから
色々と戦略を立てるのも面白いものです
今回は、フライ、ショット、タナはほとんど変えず
ショットの打つ位置だけ変えて望んで見た結果
全くアタリが出なかったレーンであっても
イキナリ連続で掛かることがありました
ショットの打つ位置は
僕らが思っている以上に重要のようです
こっちの魚からは、シャックが全く出てきません
同じオナシカワゲラですが、若干色が濃い感じがしませんか?
もしかしたら、脱皮前の個体の色合いは、こうなのかも…
普段は石裏に身を潜めて暮らすカワゲラ達も
脱皮行為に関連する「何かしらの動き」が
捕食者(ハコスチ)のトリガーを引いてしまった…のではないか?
そんな風に
釣りが成立する背景まで
深く読み解き(あくまで憶測だけど…)
これらを、フライタイイングや
仕掛けのセッティングに反映させて行くことができれば
マッチ・ザ・ハッチというジャンルは
今よりも、もっと奥深い遊び方が出来ます