水面直下
マッチ・ザ・ハッチを嗜んでいるフライマンなら、誰しも気になるフレーズであり
様々なシチュエーションで語られることも多いんですが…
一言で「水面直下」で片付けてしまうのは
後々、誤解や勘違いを招いてしまうことにも成りかねません
ここは、シッカリと共通の認識を持っておいた方が
後々、間違いないと思うので…改めて記していきますね
水面直下といっても、流下ステージの違いで
大きく分けて3パターン
巷で一番使われているであろう
「水面直下の釣り」と称しているのは
A
のステージのモノを指している場合が…殆どでしょうね
(こういう状況が多い、ということが言えます)
ステージ的には水面直下であることには違いないので
決して間違いではないんだけど…
あまりに広義過ぎるので、個人的には
「膜下(膜面下)」
という認識で区別しています
この「膜下」のステージでは
ボディーだけが沈む「半沈み」「ぶら下がり」といった
フライパターンで対応出来てしまうので
難易度的には全然大したことはない…というか
むしろ簡単な部類
(ドラッグ掛かりにくいし)
僕が思うに
「水面直下」のステージは
B〜C
であり
このステージの攻略こそが、一番の課題と考えています
水面直下の攻略法としては
a と b
と言うのが一般的になるでしょうね
中には、小細工なしのニンフ(イマージャー)で
a の釣りをされる強者もいらっしゃいますけど…(-_-;)
ここの記した c のシステムに触手を動かした方は
僕と同類(笑)
ただ…このシステムは、かれこれ20年以上前に
流し毛鉤をヒントに、僕が考案したシステム
当時、しゃかりきに通っていた大谷川で繰り返される
早朝の水面直下のライズ相手に、実戦投入させた経緯があります
まぁ、結果としては
最初の一投目で、見事にフライを
絡ましてしまい
ましたけどね(笑)
追記:絡んだフライを結び直し、Aの釣り方でイワナの30cmが釣れました(笑)
端末に結びつけたマーカー(バイオストライク)がトラブルの原因だったのですが
それ以降、このシステムは封印していました
で今回は、このマーカーに「Sidewinder」を使ったら
案外うまくいくんじゃないか?
と、こっそり考えています
因みに
このシステムで使用するフライは
下巻き時にティペットを巻き込んでのタイイングとなります
このシステムではフライが独特の動きをすることもあって
カディスのピューパパターンが、最も理にかなっていると思っています
もちろん、まだ試してはいないので、何とも言えないのですが
興味がある方は試してみては如何でしょう?