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2021年 04月 20日

本当のマッチング・ザ・ハッチ

渡良瀬釣行を目論んでいた遠方の釣り仲間が(増水で)行き場をなくし
急遽、神流川にフィールドを変更!

それに合流するつもりでいた自分…というで


結局は

二連続の神流川C&R(笑)となりました

流石に、昨日ほどの強風は続かないだろう…とタカを括っていたけど
自然は甘くありません

今日も、それなりに結構な風(-_-;)




ヤマメは、あいも変わらず
ほぼ終日「浮きっぱなし」状態は
ともすると、ドライフライの独壇場にも見えるんだけど

ここでは
ライズに対して「沈めるたフライ」(水面直下)を送り込むことこそ

もっとも自然なアプローチ

と考えます
本当のマッチング・ザ・ハッチ_c0095801_21102458.jpg
ライズしている魚を釣っても、ストマックはこんな感じ

流石にライズしているだけあって(笑)
ユスリカのアダルトがチラチラ見受けられますが…

シャックの数がピューパやアダルトの数を大きく上回ってるところを見ると
シャック単体が水面下で、かなり捕食されていると予測は立てられます



ライズを含めマッチ・ザ・ハッチのセオリーに従った釣り
極小のミッジサイズピューパを、水面下にナチュラルドリフトさせる…となると

結局のところ、こういう仕掛けになるのは

必然
本当のマッチング・ザ・ハッチ_c0095801_21090018.jpg
今回は、今までより、更にティペットを短くして望みます

実際に流してみると判るんですけど
こういう仕掛けをキレイに流すのは意外に難しいです


その理由として
やっぱりマーカーの存在が、どうしてもネック
(でもマーカーを付けないと「釣れちゃった」な釣りに成りやすい)

「Sidewinder(type S)」の良いところは
マーカー(浮力のあるインジケータ)そのものが、ある程度水分を抱えることで
自重を持ち、多少なりともアンカーとなってくれるので

水面での「座り」が良いのが特徴です

そいういうマーカーは「極小目印」や「極小マーカー」と違って
ドラッグフリーで断然流しやすいです


これこそ、使ってもらえれば一目瞭然で

経験者であれば有るほど

「これなら釣れそう」

と思えるようなドリフトを繰り出せると思います
本当のマッチング・ザ・ハッチ_c0095801_21080598.jpg
事実
ドライフライで苦戦する方たちと並んでも
(同条件という意味で)

結果歴然



これが「現実のマッチ・ザ・ハッチ」の釣りになるのですから

当然といえば、当然の結果

ヤマメたちは嘘は言わないし
(我々に対して)忖度もしません(笑)

本当のマッチング・ザ・ハッチ_c0095801_22535491.jpg
何故か…こういう釣り方でも釣れてくるのは
不思議と成魚放流魚が多いです

小さく、細かい虫を好む?のか
単に流下濃度の高いものを選ぶのか…そこは定かではないですが

渡良瀬川でも、同じような傾向が見られます
(得てして放流魚のほうが難しくなるのは、この為でしょう)






また
本当のマッチング・ザ・ハッチ_c0095801_21094280.jpg
こんなチャラ瀬に出ているヤマメたちは
積極的に就餌についている証
(よほどじゃないと、障害物が少なく天敵に狙われやすい、こんな危険な場所には出てこない)

となれば…

これを釣らない手は無い!



ここでは、ティペットは少し長めに取るのがコツ

ショットに関しては格段打たなくても良いんですけど
少しだけ重めのショットを、マーカーから十数センチほど離して付ける(バラストとして)ことで
水面の小波を受ける「Sidewinder」のドリフトが、ちょっぴり安定します

ショット〜ニンフまでの、少し長めのティペットは
「ふかせ」分です

スパン!とマーカーが勢いよく消し込む
チャラ瀬のルースニングも

お口直しに如何でしょう(笑)

本当のマッチング・ザ・ハッチ_c0095801_21112523.jpg
C&R区間の申し子とも言える
ここで生えた「天然のヤマメ」たちは

こんな瀬で元気に餌を追ってます
(フライは#16のヒラタ系ニンフ)

ミッジサイズの水生昆虫も捕食しているのだろうけど
放流魚ほど固執もしないのでしょう

それが卵の孵化から、今まで生き長らえてこれた秘訣なのでしょうし
本来の渓流魚の姿…と言えるのでしょう




「Sidewinde」を介すことで
(今まで攻めきれなかったステージの克服で)
ご縁のなかった魚達との出会いが少しでも増えれば

開発者として嬉しい限りです


by sureyamo | 2021-04-20 09:21 | River fishing | Comments(0)


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