渡良瀬釣行を目論んでいた遠方の釣り仲間が(増水で)行き場をなくし急遽、神流川にフィールドを変更!
それに合流するつもりでいた自分…というで
結局は
二連続の神流川C&R(笑)となりました
流石に、昨日ほどの強風は続かないだろう…とタカを括っていたけど
自然は甘くありません
今日も、それなりに結構な風(-_-;)
ヤマメは、あいも変わらず
ほぼ終日「浮きっぱなし」状態はともすると、ドライフライの独壇場にも見えるんだけど
ここではライズに対して「沈めるたフライ」(水面直下)を送り込むことこそ
もっとも自然なアプローチ
と考えます
ライズしている魚を釣っても、ストマックはこんな感じ
流石にライズしているだけあって(笑)ユスリカのアダルトがチラチラ見受けられますが…
シャックの数がピューパやアダルトの数を大きく上回ってるところを見ると
シャック単体が水面下で、かなり捕食されていると予測は立てられます
ライズを含めマッチ・ザ・ハッチのセオリーに従った釣り極小のミッジサイズピューパを、水面下にナチュラルドリフトさせる…となると
結局のところ、こういう仕掛けになるのは
必然
今回は、今までより、更にティペットを短くして望みます
実際に流してみると判るんですけど
こういう仕掛けをキレイに流すのは意外に難しいです
その理由としてやっぱりマーカーの存在が、どうしてもネック
(でもマーカーを付けないと「釣れちゃった」な釣りに成りやすい)
「Sidewinder(type S)」の良いところはマーカー(浮力のあるインジケータ)そのものが、ある程度水分を抱えることで自重を持ち、多少なりともアンカーとなってくれるので
水面での「座り」が良いのが特徴です
そいういうマーカーは「極小目印」や「極小マーカー」と違ってドラッグフリーで断然流しやすいです
これこそ、使ってもらえれば一目瞭然で
経験者であれば有るほど
「これなら釣れそう」
と思えるようなドリフトを繰り出せると思います
事実ドライフライで苦戦する方たちと並んでも(同条件という意味で)
結果歴然
これが「現実のマッチ・ザ・ハッチ」の釣りになるのですから
当然といえば、当然の結果
ヤマメたちは嘘は言わないし(我々に対して)忖度もしません(笑)
何故か…こういう釣り方でも釣れてくるのは不思議と成魚放流魚が多いです
小さく、細かい虫を好む?のか単に流下濃度の高いものを選ぶのか…そこは定かではないですが
渡良瀬川でも、同じような傾向が見られます(得てして放流魚のほうが難しくなるのは、この為でしょう)
また
こんなチャラ瀬に出ているヤマメたちは積極的に就餌についている証(よほどじゃないと、障害物が少なく天敵に狙われやすい、こんな危険な場所には出てこない)
となれば…
これを釣らない手は無い!
ここでは、ティペットは少し長めに取るのがコツ
ショットに関しては格段打たなくても良いんですけど少しだけ重めのショットを、マーカーから十数センチほど離して付ける(バラストとして)ことで水面の小波を受ける「Sidewinder」のドリフトが、ちょっぴり安定します
ショット〜ニンフまでの、少し長めのティペットは「ふかせ」分です
スパン!とマーカーが勢いよく消し込むチャラ瀬のルースニングも
お口直しに如何でしょう(笑)
C&R区間の申し子とも言えるここで生えた「天然のヤマメ」たちは
こんな瀬で元気に餌を追ってます
(フライは#16のヒラタ系ニンフ)
ミッジサイズの水生昆虫も捕食しているのだろうけど放流魚ほど固執もしないのでしょう
それが卵の孵化から、今まで生き長らえてこれた秘訣なのでしょうし本来の渓流魚の姿…と言えるのでしょう
「Sidewinde」を介すことで(今まで攻めきれなかったステージの克服で)ご縁のなかった魚達との出会いが少しでも増えれば
開発者として嬉しい限りです