
前日の雨の影響でしょう
上野村を流れる神流川は、思った以上に増水と濁りでした
みるみる内に濁りの方は落ち着いて来ていて、そんなに悪い状況でもなさそう
それでも
朝マズメの一番良い時間を、とっくに過ぎてしまってる事もあって
かなりのタフコンディション
今日は
エステルラインをティペットに使用したシステムでのルースニング実釣
エステルラインは、前回の記事で少し触れましたけど
素材がポリエステル製のライン
吸水性が殆どないのはフロロカーボンと同様なんだけど
PEラインの次に低伸度で高感度
紫外線にも強く、結束強度もナイロン以上
比重もフロロカーボンとナイロンの中間くらいで
一見すると、か細いナイロンのように見えるけど、コシ自体はしっかりあって、巻グセも付きやすそうです
扱いにはちょっと神経を使いそうな糸ではありますが
ナイロン以外のラインなら、エステルラインの選択肢もあるのかな…というのが
今回のテストの動機です
200mで1,000円(定価は1,600円)前後で購入できるので、お得感はあります
※フライ用のティペットだと、ナイロンでも50mで1500円以上し
ただ…エステルラインの最大の弱点は
急激な衝撃に滅法弱い…という点
つまり「あわせ」の強さと「タイミング」次第で
あっけなく切れる!
そう見ると
フライフィッシングには、全く向いていないラインとも言えるんだけど
そこは案外
サイドワインダーの伸縮性でカバーできるんじゃないか?…という目論見が働いています

思惑通り
普通に使えました
(ウグイですけど)
ただ…
感度が高過ぎ(-_-;)
リトリーブの釣りなら
感度なんか絶対に高いほうがいいじゃん!(フロロカーボン)って思う方も多いと思うし
実際、そのとおりだと思うのだけど…
全ての釣りにソレが当てはまるか…というと
実はそんな単純な話でもないです
魚を食わせる直前(前アタリ含め)が、なかなか察知できないルースニングの場合
魚がフライに違和感を感じて、吐き出させるまでの時間を少しでも稼ぎたいという思惑があると
(このことは以前、記事に書きました…よね?)
こんな風に「張り」がある低伸度のティペットは
魚に違和感を与える速度も早める恐れがある!
ということなんでしょうね
このことは今回使ってみて、さらに実感したんですけど
魚が掛かってからバレるまで
明らかに早い!
再びナイロンに戻して釣ることで、この「差」を実感しました
現状の自分の釣り方だと
僕はナイロン!
という見解に、さらなる自信を持つことができました
絶対的な感度を取るか
違和感で弾かれるのを嫌うか