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2021年 05月 28日

エステルライン

エステルライン_c0095801_20185276.jpeg
前日の雨の影響でしょう
上野村を流れる神流川は、思った以上に増水と濁りでした

みるみる内に濁りの方は落ち着いて来ていて、そんなに悪い状況でもなさそう

それでも
朝マズメの一番良い時間を、とっくに過ぎてしまってる事もあって
かなりのタフコンディション




今日は
エステルラインをティペットに使用したシステムでのルースニング実釣
エステルライン_c0095801_08565950.jpg
エステルラインは、前回の記事で少し触れましたけど
素材がポリエステル製のライン

吸水性が殆どないのはフロロカーボンと同様なんだけど
PEラインの次に低伸度で高感度
紫外線にも強く、結束強度もナイロン以上

比重もフロロカーボンとナイロンの中間くらいで
一見すると、か細いナイロンのように見えるけど、コシ自体はしっかりあって、巻グセも付きやすそうです

扱いにはちょっと神経を使いそうな糸ではありますが
ナイロン以外のラインなら、エステルラインの選択肢もあるのかな…というのが
今回のテストの動機です

200mで1,000円(定価は1,600円)前後で購入できるので、お得感はあります
※フライ用のティペットだと、ナイロンでも50mで1500円以上し



ただ…エステルラインの最大の弱点は

急激な衝撃に滅法弱い…という点



つまり「あわせ」の強さと「タイミング」次第で

あっけなく切れる!




そう見ると
フライフィッシングには、全く向いていないラインとも言えるんだけど
そこは案外
サイドワインダーの伸縮性でカバーできるんじゃないか?…という目論見が働いています
エステルライン_c0095801_20321439.jpeg
思惑通り

普通に使えました

(ウグイですけど)



ただ…

感度が高過ぎ(-_-;)


リトリーブの釣りなら
感度なんか絶対に高いほうがいいじゃん!(フロロカーボン)って思う方も多いと思うし
実際、そのとおりだと思うのだけど…

全ての釣りにソレが当てはまるか…というと
実はそんな単純な話でもないです


魚を食わせる直前(前アタリ含め)が、なかなか察知できないルースニングの場合
魚がフライに違和感を感じて、吐き出させるまでの時間を少しでも稼ぎたいという思惑があると
(このことは以前、記事に書きました…よね?)

こんな風に「張り」がある低伸度のティペットは
魚に違和感を与える速度も早める恐れがある!

ということなんでしょうね


このことは今回使ってみて、さらに実感したんですけど

魚が掛かってからバレるまで

明らかに早い!



再びナイロンに戻して釣ることで、この「差」を実感しました
エステルライン_c0095801_20525095.jpeg
現状の自分の釣り方だと

僕はナイロン!

という見解に、さらなる自信を持つことができました


絶対的な感度を取るか
違和感で弾かれるのを嫌うか

個々の釣り方で意見が割れる部分だとは思いますけど




by sureyamo | 2021-05-28 21:13 | River fishing | Comments(0)


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