フルックスより、ようやく新しいフロータントのデリバリーが始まりました
Kty2
従来の「Kty2」と同一容器ですが
中身は全くの別物
※購入の際には注意して下さい※
少し前に自転車用の「某フッ素グリース」がフロータントとして秀逸過ぎたのは
記憶に新しいところなんだけど
なんとかソレに変わる…ソレらを超えるモノを開発しないと
フライ業界(のプライド)的に駄目だよね(笑)
…という事で、フルックスさんのフロータント商品開発のテスターの一人として
予てからお手伝いを続けて来たわけです
このブログでも、テストサンプルの時点から、再三取り上げて来ました
かなり良いものが出来たと思うんですが
なにせ…原材料がメチャクチャ高価(日本製)で
一般的に流通している平均的なフロータントの内容量で販売すると
とんでもない金額になってしまう(^_^;)
恐らく、今までのフロータントの中で
原価率の高さはブッチギリ(笑)でしょうね
そこをナントカお願いして(笑)ど〜にか作って頂きました
※本来なら専用容器で発売したいところだけど、そんな予算の関係からkty2のケースを流用するカタチになりました
容器が同じで“紛らわしい”かもしれませんが、そんな経緯をど〜か汲み取って下さい(笑)
質感的には、Silver Troutのフロータントや、某自転車用グリースより、さらに緩く
例えるなら「木工用ボンド」に近い感じ
ボテボテに付けすぎる…ということが逆に出来ないので
フロータント(付けすぎ)自重による浮力低下という事は起きないと思います
かなり薄く伸びるので、塗布量的には微量で充分であり
その状態がいつまでも指に残るような感触があるくらいなので、効果の持続性はかなり長いです
僕的に
フロータントの性能をジャッジする塗布対象として、数値化しやすく、もっとも説得力があるのは
フライよりもティペットやリーダーの浮力持続性だと考えていて
※フライの場合、使用するパターンやマテリアルの量、質によって相性があるし
そもそもテスター自身のプラシーボ効果(新製品という先入観から、既存品よりも良く浮くような錯覚)も加味するとなると…(笑)
個人的には
「ここだけは沈ませたくない」
…っていう部分の一点突破で繰り返してきたテストなので
そういう意味では自信はあります
少なからず、某自転車用グリースより浮力の持続性の面では超えていて
Silver Trout並の浮力はありますね
ちなみに、ペースト状のフロータントの場合
加減がわからないうちは「多く取りすぎる」→「付け過ぎ」になりやすいのもネックで
適正量となると付属のパフ等を介する塗布になるんだけど
…そうなると
どうしたって塗布工程が一つ増えちゃう(笑)
Kty2のチューブ式容器の優れている部分は
ネジ式の蓋であるにも関わらず、塗布までの全作業が全て片手だけで行えるという点です
(指ポン的なキャップ式だと、いつの間にか外れて中身が漏れていたり、キャップが切れて無くなっていたりするんですよね)
余談ですが
付属のリングは使わずに
こんな感じで穴を開けたら(熱したニードル等)リングを通し、逆さ吊りで携行することで
重力で下がった溶剤がノズルから出やすくなります

「Sidewinder」を含め
ヤーンタイプのマーカーとの相性バッチリ!
…というか、むしろ「専用」としたいくらいです
ちなみに
パウダータイプのフロータントは持続性がないので
「Sidewinder」には全くもって不向きです
繊維もボソボソになっちゃうし
せっかくのカラーバリエーションも台無しです(笑)
(みんな白くなっちゃう〜ぅ)
高粘度のフロータントを使用することで、浮力は持続するモノなので
コマメな水切り&塗布でさえ、そんなに頻繁に必要はないはずです