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2023年 01月 25日

Outdoor

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僕が十代の頃の二大釣り雑誌といえば

「つり人」「フィッシング」

だったわけだけど

フライフィッシングの記事が紙面を占める割合は
わずか数%ほど(-_-;)

その、たった一握り記事(別冊)のために、発刊日には学校帰りに
必ず本屋に向かったものであります

それでも
まったくフライフィッシングに触れない「号」もあったりして
愕然とした記憶もありましたけどね



そこから数年後に訪れた第一次アウトドアブーム?
その火付け役となったのか、便乗なのかは定かでないけど

Outdoor

の出現は
今以上に釣りに貪欲で常に情報に飢えていた、僕ら世代のフライフィッシャーマンにとって
ちょっとした救世主
ちなみに、この辺の雑誌をご存じの方は間違いなく40年選手(笑)


フライフィッシングの記事がカラーで読めるなんて
ある意味、感動モノでした
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ちょうど、この記事の頃
上の写真の右奥で、イブニングの帰りに湿地に足を取られ泳いだことが…(笑)


銀塩ポジの写真しかり
読みまくってると、いつしか指の腹が真っ黒になっていそうな勢いの
「インクもりもり」な当時モノの印刷物は
その香り(インキ臭)も相まって
頁をめくるたびに80年代にタイムスリップさせてくれます



内容だって、なかなかどうして
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いまでこそ、SNSで簡単に手に入る情報ばかりだけど
そういうのも結局の所

こういったソースの焼き鈍し、劣化コピーが大半です




ネットが全盛になり、あまりに情報過多になっていくと
ロクに調べもしないで「一つだけの情報」を鵜呑みにしてしまう!という人間は少なからずいて
そういう方が発信する偏った情報も同様に流布され……
この悪循環は収まりどころが見えません
※これは僕のブログとて他人事ではなくて、鵜呑みは危険



ネットで垂れ流され続ける情報の中から
正しい?モノを選別していく為には精査が必要ですけど

いっそ、こういった過去のカキモノから情報を得たほうが

確実に手早く、かつ間違いないです


ネットも確かに便利だけど
それなりに検閲された上で発行された経緯のある紙媒体は

信用できます
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ちなみに
この頃にニンフィングといえばアウトリガーが主流


ニンフの釣りのキッカケを作ってくれたのは

田代兄弟

当時、憧れの著名人の一人でもある田代法之さん(↑若い)とは
その後、ご縁があって…未だに年賀状を送ってくれます






ルースニングという釣り方が確立されるのは、また少し後になりますが

フライフィッシングに浮き(フロート)を使った釣り方というのは
フロートフィッシング・ボバーフィッシングという呼び名で、本場でも結構古くから存在します

この「フロート」の釣りとルースニングにおける「マーカー釣り」を
ゴチャゴチャに捉えている方があまりに多いです



そもそも
マーカー(インジケーター)というのは文字通り“目印”
「フロート(浮き)」は、マーカーという定義の中の一部という考え方で

つまり…
マーカーは「浮いても浮かなくても」マーカーであることに違いはなく
絶対浮力を求めるならば、それはフロートとしての役目の強いマーカーということになります



ここらへんのお話は
ちょっとややこしくて長くなりそうなので…

続く


by sureyamo | 2023-01-25 10:23 | tips | Comments(0)


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