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2023年 11月 23日

サスペンド・アンカー


ニンフとマーカーの中間につけるものなんだけど
“沈めるための”スプリット・ショットのようなものではなく…

ニンフとマーカー双方に対して、適度な張力を保ちつつ

流れに乗りながら、ゆっくりと沈んでいく水中支点




それが僕が(勝手に)提唱している

サスペンド・アンカーという概念

参照はこちらの記事



ダブルニンフのようにフライ同士が
互いに干渉し合うようなドリフトシステムが、実は一番理想的だと考えていて…

ならば最初から「フライを二個つければ済むだろ」って話にはなるんだけれど

“遊びで釣るための鉤は一本で十分”という

自分の中の「こだわり」の部分であったり
そもそも、二本バリ自体がレギュレーションに抵触してしまうことから

結果として、こういう形式になってしまうことはご理解ください
サスペンド・アンカー_c0095801_13524589.jpg
既にテストには入っているものの

あぁ、これは

…と言えるような段階までは、もう少し時間が掛かりますけどね




ちょっと絡みやすいという面があるものの、見える範囲のドリフトで判断する限りでは
自分的には理想的と思う状態でニンフが流せてはいます


「サスペンド」とは言え、比重を完全にゼロとしてしまうと
フライの沈下速度次第で、理想値以上の角度がついてしまう恐れがあることから
現実的なバランスとして
アンカー自身はギリギリ浮くモノをベースとしながらも
常用するフライと同調、もしくはやや遅めの沈下速度を目安に少しずつ質量を
嵩増ししながら調整中です




これがうまくいくと、フカセ釣りだけでなく
あの「水面直下に定位して…だけどドライフライには反応しない」ヤマメ達相手にも

水中糸を長く使える

というメリットが生まれます



それがどんなメリットなのか…というのは、ここで僕が解説するのではなく
実際に、皆様ご自身で体験、納得…そして理解して貰えればと思います



この仕掛けは非常にセンシティブで使いにくいモノであり

使えば誰でも

“簡単に釣果が上がる”

そんなモノではありません




最初に言っておきますが

そのへんの事情がわからない方や
軽いウェイトのニンフを使い慣れていない方が、僕なんかの口車に乗って(笑)うっかり手を出したりすると
逆に「釣果を落とす」…なんて結果にもなりえます


ニンフの釣りにおいて、毎回釣果は安定して出せる!
だけど
今の現状に満足することなく、更なる上を目指したい…なんて奇特な方には
(釣果だけでなく感覚的な部分で)

是非とも挑戦してもらいたいです



by sureyamo | 2023-11-23 12:28 | tips | Comments(0)


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