落ち葉の隙間を掻い潜って
上手くフライが落とし込めれば、ソレなりにアタリは来るものの
僕のような細仕掛けは、こんな状況がなにより一番の天敵
フライが下手に落ち葉を拾おうものならシステムは即アウト(T_T)
上野村ハコスチ釣り場釣行も
周囲の落葉が落ち切って、そして川底へ堆積してくれるまでの間は少しお休みです
…ということで今回は
赤久縄さんの渓流魚達に
組んできた仕掛けの調整に付き合って頂きます(笑)
実際の渓流でもある赤久縄では
流れに対して仕掛けがどうやって馴染んでいくものなのか…
といったことに始まり
流れの鱒達が、どのタイミングでフライを認識…そして反応、咥え、吐き出すまでの一連の様子と
その際のストライクの出方に至るまで…
間近で、まじまじと観察することが出来ることから
たかだか半日の釣りでさえ
そこから得られる情報量には凄まじいものがあります
「しもり玉」にはじまって「ショット・テンショナー」
そして
「ゼロテンション」
これらの仕掛けの実際の
ストライクの出方の違い
今回は、賞味3時間ほどしかなかったけれど総勢70匹近いお魚達から、色々と学んでまいりました
「しもり玉」に関しては
釣りのスタート時には
魚は「しもり玉」を先に咥えてしまう傾向が強く(笑)
これは、ある程度予想していたこと
ただコレも流し続けていくうちに、魚も無視するようになってきますしそうなってからのストライクは、ほぼ100%フライに対するものになってくるので
さほど問題にするほどのことでもないです
「しもり玉」にしろ「テンショナー」にしろ
システムの中に視認性の高いモノを介することで見えてくる流れ方の実態
フライとマーカーを流れに対して「直列」に置き直しているしているつもりが
実は結構
「斜め」にズレちゃってることも多い
…なんて事に改めて気付かされたりしました(^_^;)
※こうした「斜め」のドリフトのときにスレ掛かりの確率が高いということも…
人間の感覚の、如何にいい加減なものか
↑それは俺だけか(笑)
総じて思った感想は
フライとマーカーの間に、何かしら支点があった方が
ストライクは出やすい
ということでしょうか
一番最後はマーカー〜フライ間に何も付けない「完全フカセ釣り」
ティペットを長くすればするほど、当然
ストライクは出ない(^_^;)
そこから少しずつティペットを詰めていくことで
徐々にマーカーに変化が現れはじめる「適正な長さ」が見えてくるわけですが
この過程を苦痛に感じてしまうと
この釣りの習得は、なかなか難しいかも知れません
※自分の場合は、こういう事も含めて楽しんでしまうので(笑)やっぱ変態です
それでもやっぱりというか…
魚がフライを咥えている時間は明らかに長いです
タイミングを完全に逸しているにも関わらず、掛かってることも結構ありました
投入するポイント、メンディング次第では
表層からボトムまで、仕掛けを変えなくてもカバーできてしまう…というメリットもあるので
僕は頑張って
習得するだけの価値はあると考えます
誰が見ても分かるような明確なアタリ
その前兆にこそ、理想的なタイミングがあって
そんな難解な魚信をフッキングに
繋げる!
この達成感は…
病みつき必至
習得には、僕の残りの人生では足りないかも知れませんが…(笑)
せっかくなら「志」は高くいきたいものです