遡ること20年前の記事
こうして当時を振り返ってみても
この時代からマーカーというのは、あまり進化はしてきてませんね
ただし
地元レジェンドS氏(笑)の執筆された「理想のインジケーター」のくだりは
いまに至るまで、ず〜っと僕の頭の中に残っています
…にしても若いなぁ(笑)

話は変わりまして…
実は
COBRA
…という「ふかせ専用マーカー」の企画が進行していて
昨日は、その商品の最終テストに行ってきました
気付かれている方も多いと思うのですが
実は「Sidewinder」は
発売直後の製品と、現在デリバリーさせていただいている形状に違いがあります
…というのも
そもそもが、ルースニングマーカーとして売り出したことから
「浮力強化」の理由で、現在の形状へと一部仕様変更を余儀なくされていました
※私的にはデ・チューン(T_T)
なのですが…やはり
僕がニンフィングでマーカーに求めている要素を一番満たしてくれるのは
この従来型であることに変わりはなくて…
個人的ですが
これを期に、ようやくこのマーカーの販売に
漕ぎ着けた!
といった感じです
「COBRA」マーカーは
感度を優先する分、浮力を犠牲にしているので
重いフライ、重いショットには当然向いてません
※適正なショット荷重はノーウェイト〜10号〜8号まで
仮に沈んでも気にしない…という方であれば、荷重オーバーでも問題なく使えますけど
「マーカーは絶対に浮いていないと駄目」と言う方には
全くもって向いていません(^_^;)
最初にハッキリ言っておきますが
このマーカーは「使い手」選ぶ!と言うことになります
結局、絶対的な感度を求めていくと
水面というのは“壁”
であり
浮力は“抵抗”
です
そこで考えた折衷案…それが
マーカーの半分が浮いて、半分は沈む
「半しもり」に行き着きました
具体的には
マーカーの半分を水没しやすい形状にした…ということになるのかな
ただ最初から先端部を沈ませるのではなくて
最初は全体的に浮いているものの
フライが波に入ることでブレーキが掛かり、そこから徐々に先端が水中に馴染むような
バランスを意識してデザインしてあります
これをまた「ルースニングマーカー」として売り出してしまうと
「浮かない」と言い出す輩が出現するのは火を見るよりも明らか(笑)
なので今回は、あくまで
「シモリマーカー」
…ですからね、そこだけはくれぐれも間違わないで下さい
でもね、既にマニアックすぎて
「売れなさそう」
でもまぁ、それでもいいかな…みんな釣れるようになっても困るので(笑)
とりあえず、来年の2月から向こう一年間は
※Sidewinderと混同しやすいので
HPショッピングカートのみという販売チャンネル限定受注生産というカタチで販売を開始致します
※ご希望の販売店さんには直接卸しますのでご相談下さい
天候が崩れる前に…ということで前倒しのテストだったわけですが
状況は相変わらず「渋い」の一言
フライを変え、タナを変え、ショットを変え…
開始二時間ほどは……全くノーストライク(T_T)
最終的には#26のマイクロピューパー+水中糸2m+10号ショット
の組み合わせにしたところで…ようやく
ここからストライクが出始めました
それでも、正午までに6尾が限界(^_^;)
こんな状況にも関わらず、ストライクは自体はシッカリ出すことが出来たのは
持ち込んだ「マーカーの感度」だったのなら嬉しいところなんだけど
贔屓目に見ても…
多分、気のせい(笑)でありましょう