ピンチョロ、オニチョロ、カメチョロ、キンパク、スナムシ…等々川の餌釣りをやってきた人間なら、これら全ては共通言語(笑)だと思っていましたけど
ルアーやフライフィッシングから釣りの世界に入ってきた若い方達には
???
なんの事やら…かも知れませんね(笑)
地域によって呼び方は変わりますが…僕の住む地域では
ピンチョロ=チラカゲロウ・フタオ系の遊泳型カゲロウ全般カメチョロ=シロタニガワ・ヒラタ系張り付き型(クリンガー)カゲロウ系全般オニチョロ=大型のカワゲラキンパク=カワゲラ系スナムシ=モンガケロウクロカワ=ヒゲナガカワトビゲラの幼虫
…と、概ねこんな感じ
※カメチョロとクロカワに関しては、最も一番入手が簡単なこともあって
その節は(笑)大変お世話になったものです
ニンフィングにおける水生昆虫の認識なんてものは
案外、こんな大雑把な知識で充分だったりすることがほとんどですけどね
今回は
パートリッジだけ使った
ピンチョロとカメチョロのフライを作り分ける方法の解説です
ピンチョロ
シャックを意識したフライにしたければ“グレーネック”が理想なんだけど自前のモノは全部使ってしまって在庫がない(T_T)
今回は、ちょっとだけグレーネック?(笑)っぽいのをコンプリートから…
こんな感じでカット
※どなたかウイングバーナ―を作ってください(笑)
が勝負!
そういう意味では
足やテールの本数をオリジナルに合わせる必要もないのだけれど
ソコを知ってて、敢えて拘るスタイルは
男のロマン(笑)
僕はまんざら嫌いではないです
カゲロウの足の付け根部分にだけ
レジンで硬化させます
引っくり返すとこんな感じ
表裏の色目の違いも、このフライの「ウリ」
正中線となるストークをフックシャンクの一直線上にレジンで接着すれば完成
この程度のフライなら、レジンを使わなくても作れますけどパートリッジ自体の強度は期待できないので、どうしても
「一発屋」※一匹釣ったらオシマイ
のフライになってしまいます
レジンがあって
ようやく実用化できたパターンではあります
カメチョロ
使うのはパートリッジ・ブラウンバック
途中までの工程はピンチョロと一緒ですが足は前側に倒してレジンで硬化
足とボディーの隙間(脇)はレジンのモリモリで埋めそこにガンダムマーカー(リアルタッチブラウン1)で着色
足を短くしたい場合にはパートリッジは逆向きに使います
唯一、スピンし易いのが問題なぐらいで
(スピンしないフライもあるので…悩みます)こんなフライでも魚は結構釣れてくれます
解禁が待ち遠しいですね!