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2006年 10月 31日

フェザントテール雑感

ニンフのフライというと‥‥
フェザントテール雑感_c0095801_19474528.jpg
水生昆虫を限定させない曖昧なシルエットのパターンが圧倒的に多い中
コカゲロウの幼虫をハッキリ意識したフライパターンの代表格!と言っても良いのが

「フェザントテール」ニンフ


 ハッチ直前の黒いウイングケースを表現するパターンが多いように、羽化を意識したハッチング・ニンフの一つでありましょう


 フェザントテールというマテリアル自体はかなり弱いマテリアルですから、実釣強度を持たせる為の工夫は必至

 自分の場合は、ウィングケースはストレッチフロスを使用し、ソラックスはクリスタルダブ

コイツを掻き出して、いちいちレッグは付けない、と…そんな感じ
これでフライ前頭部は鉄壁のガード



 それに引き替え、高い欠損率を誇る「アブドメン」と「テール」は…一般的なフェザントテール仕様
まぁ、この部位がフェザントテールと呼ばれる所為ではありますので
他のマテリアルで代用表現!って訳にもいきません


 アブドメンはリビングを兼ねた「極細ワイヤーの逆巻き」で、一応補強してあるとは言うものの
先端ギザギザのフォーセップでも使って摘もうモノなら「秒殺必至」

 
 でもですね…
コカゲロウの幼虫が持つ“儚さ”をフライで表現しようと思ったら
こういう脆弱なフライの方が、感情移入度も鰻登り…というモノでありましょう?


 この手のニンフは「ノーウェイト」もしくは「ライトウエイト」な仕様が一般的なようですが
最近の自分はフライのシルエットに影響しない範疇で、極細レッドワイヤーを巻けるだけ巻き込みたいです

 別に、沈下速度に何かを期待をしている訳ないのですが
こうした「ちょい重仕様」にする事で、投擲後のティペットは常に張り気味

 ノーウェイト仕様のスカスカ感が…何かこうイマイチ馴染めない自分としては、操作中のハンドリングにダイレクト感が欲しいんですよね


 小型のフックというのは、意図的に沈めようとすると結構難しいモノ

 それこそ、ニンフ専用フックとして、タングステン並の高比重な細軸2Xバーブレスフックあたりが出てきても良さそうなモノですが……
無理でしょうか?


by sureyamo | 2006-10-31 20:01 | fly pattern | Comments(8)
Commented by にほん兵 at 2006-11-01 06:30
inaxさんおはようございます。

「ちょい重仕様」のフェザントテール・・・

お~来期の課題?が出てきましたという感じですネ。
ルースニングの釣りにハマって日は浅いですが、
色々な疑問が自分の中であふれてます。

Commented by inax at 2006-11-01 15:24
●にほん兵さん

毎度です。
アウトリガーで使う事も視野に入れると、こういう仕様は「必然」なんですけれど…ね。底を転がしても釣れるフライですので、是非お試しを…。
 疑問の数だけ、ソレを解明する楽しみがあるというモノですね。
素晴らしい事です。

Commented by ゴリ松 at 2006-11-01 18:34
本当は、下のスレッドの方に書いた方が良かったんだけど・・・
今度の日曜日、カエデ君の運転で高校生二人を連れて
「赤城フィッシングフィールド」の桜鱒退治に行きます!
でも撃沈されちゃうかも・・・。
sureyamoさん、高校生の指導、宜しくお願いいたします。
Commented by 良竿 at 2006-11-01 18:58
私のニンフは「重すぎる」と良く言われます。(焦)
フタバコ時間に上では食わない、羽化途中のみを明らかに追った尺上が水面を「ガボッ!」と割る。
これに気付いた時、inax様の言う、「ちょい重仕様」で悩みました。何せ#22がリアルサイズ・・・。
結果、開き直り極小のタングステン・ビーズヘッドをティペットに中通しに・・・。(笑)
出るには出ましたが正体は元気なニジ君でした・・・。トホホ。


赤城へはゴリ松様とご一緒させて頂きます。宜しくお願い致します。
Commented by ゴリ松 at 2006-11-02 01:05
そうそう・・・フェザントテールと言えば、
DAIICHI 1100の#24フックに巻かれたダイドオレンジのフェザントテール・・・
尺超えのターゲットにアップクロスで鼻先に送り込み・・・、
ピシッ!とリーダーの水離れの音と共に暴れまくるターゲット!
数分の格闘の末、手繰り寄せられたターゲットの上顎に
しっかり食い込むフェザントテール・・・
そんなシーンを幾度も目の当たりに見せてくれた事を思い出しました。
私は、巻く事は出来ても、使いこなすには、何年かかるでしょう・・・

日曜日に引率する高校生は、マイクロフライを巧みに使いこなす達人の息子です。
まだまだ、未知の原石の様ですが・・・楽しみです。

Commented by at 2006-11-02 09:26
>達人の息子です。

食われます
Commented by inax at 2006-11-02 09:55
●良竿さん

 フタバコカゲロウの、それもイマージング中への偏食というのは、本当に手を焼きます。
魚は、フタバコカゲロウのイマージャーを上昇中の過程で既に捕捉。対象物との交錯点は、たいがいの場合「水面直下ギリ」ですが、その間の視線は、ずっとイマージャーに「クギ付け状態」な訳ですから、何を投げても相手にされない算段です。(笑)
 この時、良竿さんの取った手段は、結果が示している通り「正解」ですね。
どんなフライにせよ、まずは沈ませない事にはスタートラインにも付けない…という事ですものね。
 22番というと、セカンドハッチでしょうか? 春先でも見掛けますが…考えただけでもゾッとしますね。
Commented by inax at 2006-11-02 10:10
●ゴリさん

あらあら
ミッジング禁止令は、まだ解かれていませんよぉ。(笑)

現場に出れば、操作する人間側の力量の締める割合が圧倒的であり、フライの持っているスペックなど、実は取るに足らないモノかも知れませんね。

日曜日、楽しみにしております。
「偉大なる兄貴」のご子息ですよねぇ…早めに芽を摘んでおかないと(笑)

●内さん

突っ込み甘すぎ。
故に10点です。


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