
三連休の最終日となった11月5日日曜日。
赤城フィッシングフィールド(AFF)に行ってまいりました。
今日は、ランディングネットで有名な
Silkywoodの細川氏、お江戸のゴリ松さん、そして高校生カップルの古川裕太君を引き連れて秋の管釣を堪能しようという魂胆。
特に今回の主役は、この裕太君。
名字を聞いてピンと来る方は…スルドイ。
そう…かの「ミッジの達人」として伝説の男、故古川雪浩氏のご子息。
裕太君、お父様が急逝されてから、なかなか釣りに行く機会が無かったと聞きます。
実は今回、そんな彼を見兼ね、改めてフライフィッシングのレッスンを…という、晩年の古川氏を師と仰ぎ、釣行を共にした「ゴリ松」さんならでは、粋な計らいという訳です。
2連休で激シブと化したライズに没頭しつつ午前中は終り、午後一の釣り開始直前。
驚いた事に、レッスンの要望は裕太君の方から直接の依頼でした。
当の本人、ずっ〜とキャスティングに大苦戦。
それでも午前中は、見様見真似で一人(本当は二人だけれど…)寡黙に頑張っていたようなのです。
けなげじぁ〜ないですか!
すぐに人に頼らず、自分で悩んで見る…とても良い傾向。
でも…釣り自体はソレでも良いのですが、キャスティングに関しては自己流というのは頂けません。変な癖がつく前に、基礎だけはシッカリ抑えておかないと、後で大苦労するのは自分ですので。
小一時間も練習するとループも安定してきます。
ちょっと油断すると、ガクンとリストが開いてしまうのですが…最初のうちはご愛好。
裕太君自身は、途中に見せたロールキャストに一番感心を示していて((-.-;))かなり気に入った様子。どんな事であれ自分が楽しいと思える部分を見つける事が、まずは継続の秘訣でありましょう。
実釣のTipsを交えながらのレッスンも少しは役に立ったようで、最後は見事なサクラマスを手中に納めます。裕太君にとって今日の一日が、フライフィッシングの大きな1歩になったのであれば良いのですが。
さて釣りお話も少々。
文中でも述べた通り、今日のAFF…これが今まで以上の「大苦戦」。
二連休のハイプレッシャーの影響というのは想像を遥かに超えていました。
「プレッシャーの連鎖」なのでしょう、当日もシッカリ放流が行われていたにも関わらず…です。
終日、ライズの…その殆どが極小のユスリカピューパに対してのイヤらしい波紋ばかり。
おまけにトビきりの透明度ですから、どのような釣りになるかは想像出来るというモノでしょう。
こんな日、終日を通して唯一安定した効果を発揮したフライは、アベレージサイズ#30以下の「ブユリカ」。
奇しくも、裕太君のお父さんが考案、
誌面で公開された有名なオリジナルパターンでございます。
細川氏、ゴリ松さん、途中で合流した渡良瀬足利地区の常連さんもお疲れ様でした。